2008年7月22日火曜日

脳と気持ちの整理術

築山節

目の前に難しい問題があって、不安になっているとき、どうやって前向きさを取り戻していけばいいか。
やらなければいけないことがありすぎるとき、思考をどう整理すればいいか。
自分を理性的にコントロールするために、何が大切か。

前向きな自分を作る
・できることが増えると、好きになる。
・5歩先のゴールに到達する1歩目を見つける。

やる気が出ないときの対処法
・「短時間の集中x多数」で脳を活性化。
・「難しい問題を解くために、机にかじりつく」だけではなく、「テキパキと簡単な作業をしている状態」を意図的に作る。

脳をリフレッシュさせる方法
・仕事や勉強のやり方に変化をつけよう。

脳のエネルギー供給先を明確にしよう
・「次に何をするのか」を脳にはっきり認識させよう。
・前日の夜に、それを書き出すか、準備・予習をする習慣を持とう。

まず「誰のために」を考えよう
・まず「誰のために」を考え、日々の行動目標を具体的にしよう。
・意欲を高めるエネルギー源として、人からの感謝や評価を集めよう。

「見えない敵」が脳を混乱させる
・「現状を正確に把握し、感情系だけに刺激を与えている問題に思考系の分析を加えていく」

時間的整理
・全ての仕事や問題に、「今の私」が対処しなければいけないと考えるとパニックに陥る
・一ヶ月の仕事は、「30日分の私」で対処すればいいのです。

空間的整理
・物を整理することが「思考のフォーカス」を容易にする。

仕事をため込まないようにするコツ
・「まとまった時間ができることなど無い」
・大きな問題は、細切れの時間にコツコツと

記憶を強化する技術
・入力はただの入力ですが、出力は常に「出力+再入力」です。
・キーワードを拾いながら、本を読む、議事録をまとめると理解が速くなる

アイデアを生み出す技術
・「情報」と「制約」を脳に与え、自動的な思考の整理を進ませよう。
・アイデアが個人の感情とどうかするのを防ぐ、新たなアイデアを生み出すための刺激を常に与える、突飛なアイデアを混ぜることで、思考の型を崩す
・夜は脳にブレーキがかかりにくく、極端なことを考えやすくなっているため、「悲しい話は夜するな」「アイデアも夜考えない方が良い」
・教科書的な考えとの差異が、新しい価値になる。
・前提条件を繰り返し確認し、現実を冷静に把握しよう。
・問題解決のゴールは一つではない。

気持ちの整理術
・快でも不快でも、強い感情が発生した後には、感情があまり発生しない地味な仕事や勉強をコツコツやっているような時期、時間帯を設けるようにした方が良い。
・「好ましいこと・少し嫌なこと・すごく嫌なこと=6・3・1」のバランスで考える
・同じ言葉や体験でも、それに対する自分の解釈を変えることによって、快の刺激にも不快の刺激にもすることができます。
・明確な目標を持っている人は、自然とそこに向かいやすいので、「その時の感情」だけにとらわれにくい。


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