2009年8月14日金曜日

水滸伝(2)/北方謙三

[武松]

梁山湖に浮かぶ天然の塞には、世直しを志すものたちが集まっていた。
しかし頭領である王倫の堕落により、今は盗賊同然の集団となっている。
宋江の命を受けた林沖は、安道全とともに塞に入り込んだ。
一方、晁蓋は、巨額の税が賄賂として宰相に送られることをしる。
民の苦しみの結晶であるその荷を奪うための秘策とは・・・・。

秘策は、楊志の心を擽る実にうまい方法で、呉用らしい。
梁山湖の山塞の宋万や杜遷の活躍も好きだな。。。

黄泥岡で、義挙をなし、この山歳をおとなった七名のものたちは、いわばわれらの同士である。本来なら、黄泥岡での財物の没収も、この山塞の力でやるべきことだったのだ。
しかし、王倫殿はあの七名のものたちを、打ち払う決定をした。それは許せぬ。最初の指揮者を失うのは痛恨の極みだが、王倫殿はもはや同士ではない。よってわれらが打ち倒した。
われらは、新しい同士を、七名の英雄を、この山塞に迎え入れる。



2009年8月8日土曜日

iPhone 3GS perfect manual/野沢直樹・村上弘子

ほとんど使ってたら分かる無いようだけど、予想通り分からない内容のものもあって、それだけでも価値があったかなと思う。

特に
・Googleカレンダーと同期するCalDIV
・マイクリモコンの存在(音量の調整だけしかできないと思ってた・・・・)
・音声操作(使い物にならんけど・・・・)


2009年8月7日金曜日

死神の精度/伊坂幸太郎

一週間の調査のうち、対象者の可否の判断を下し、翌8日目に死は実行される。
クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。

CDショップに入り浸り、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない・・・・そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。

一心不乱にヘッドフォンを耳にあて、ちっとも立ち去ろうとしない客が居たら、おそらく私か私の同僚だろう。

・死神の精度
苦情処理係の女性の声に魅了された音楽プロデューサ。
彼女が音楽を作るのであれば・・・・ということで、見送り

人間というのは実に疑り深い。自分だけ馬鹿を見ることを非常に恐れていて、そのくせ騙されやすく、ほとほと救いようが無い。

・死神と藤田
ヤクザの構想
死ぬのは明日だから、今日は死なない。

・吹雪に死神
人影があっさり、「私の同僚」ということで、片付けられるあっけなさ・・・・・・

・恋愛で死神
「外見だって、本質でしょ?」

・旅路を死神
「ここはよ、川の上流、スタート地点だろ。それがこの滝だ。ここは派手だし、人も多いじゃねぇか。それってよ、俺たちが生まれてきたときとにてねぇか?」
「下流のほうも、悪くなかったと俺は思う。」

・死神対老女
なるほどねぇ。。。。つながってるのね。