2008年6月30日月曜日

男の品格

川北義則

何でも「面白いな」と思えて,遊び心をもって取り組める人が活き活きと生活できるし,魅力的な男になれる.
男は,もっと「遊び人」になる必要があり,遊び金を捻出しよう.

近頃の男は,言葉を額面どおりに受け取りすぎるという指摘が,痛かった.

1年で100万円の遊び金を捻出し,意義とか価値を意識しない無駄金を使う.
遊び上手は金勘定も体調管理もきちんとできて,家族も大切にするまじめな人.

女性や子供は与えてもらった幸せが一杯あったほうがいいが,男は与える幸せを優先したい.

言葉がストレートで,ボキャブラリーが足りなすぎるし,言葉を額面どおりに受け取りすぎる.
目の前のあるものをすぐに取りに行かないことが品性.
また,自分だけ幸せならいいやと思って生きることも大事.
ひどい時代,悪い社会だからこそ,自分だけは正しく善く生きようと心がける.

会社で雇われない生き方をする.早い話が,企業化になったつもりで振舞ってみる.
ソニーの全盛期は,技術者は自由奔放に仕事を進め,社内は混沌としていた.
愉快なる理想工場の建設


2008年6月29日日曜日

実践・プレッシャー管理のセオリー

高杉尚孝

「思考」が感情を、そして人生を変えると気づかせてくれた本。

精神的にかなり参っていたときに、助けてもらいました。
今まで、人生を大きく左右するような本にいくつか出会ってきましたが、私にとっては本書もそのうちの一つ。

これを読み終わって、自分の考え方が変わり、結果的に前向きな成果を残せるようになったと思う。
非常に実践的で分かりやすい内容だと思います。

2008年6月26日木曜日

夢をかなえるゾウ

水野敬也

今まで読んだことのないような書き方をされた自己啓発書。

堅苦しさとか全くなく、笑いを交えながら、成功するために必要な事を指摘していきます。

物語になってる啓発書は多々ありますが、特有の「熱さ」が、笑いとメンターのキャラによって適度に緩和されて、相当読みやすくなってます。


「本書で変わる思たら、意識を変えようとしたらあかん。意識やのうて「具体的な何か」を変えなあかん」

「本書に書いてあることは、全て自分の本棚にある本に書いてあることである。」

1.靴を磨く。
2.コンビニでおつりを募金する。
3.食事を腹八分に抑える。
4.人が欲しがっている物を先取りする。
5.会った人を笑わせる。
6.トイレ掃除をする。
7.まっすぐ帰宅する。
8.その日、頑張れた自分を褒める。
9.一日、何かを辞めてみる。(何かを始めるにはまず辞めることから)
10.決めたことを続けるための環境を作る。
11.毎朝、全身鏡を見て身なりを整える。
12.自分が一番得意なことを人に聞く。
13.自分の苦手なことを人に聞く。
14.夢を楽しく想像する。
15.運が良いと口に出して言う。
16.タダでもらう。
17.明日の準備をする。
18.身近にいる一番大切な人を喜ばせる。
19.誰か一人の良いところを見つけて、褒める。
20.人の長所を盗む。
21.求人情報誌を見る。
22.お参りに行く。
23.人気店に入り、人気の理由を観察する。
24.プレゼントをして驚かせる。

1.やらずに後悔していることを今日から始める。
2.サービスとして夢を語る。
3.人の成功をサポートする。
4.応募する(自分の才能が他人に判断される状況に身を置く。
5.毎日、感謝する。




2008年6月23日月曜日

脳が冴える15の習慣

築山節

記憶力,集中力,思考力が落ちていると感じる「フリーズする脳」に対して,日常からできる脳トレーニングの15の習慣を紹介。
その習慣の指針として,時間的にも経済的にも負担にならない,脳に良い影響を与えられるだけでなく,人生がより豊かになるを意識し,提案している。

  1. 集中力や頭の回転の速さ
    1. 生活の原点を作り,朝は口・手・足をよく動かす
      • 怠け者な人間はどこかで,自分以外の誰かに動かされている環境を持つ必要がある
      • 一定の時間に起きて,・散歩部屋の片付け料理ガーデニング挨拶+一言音読(10分以上),のうち2つを行う
      • 手で物を作るというのは,最適なウォーミングアップ(レゴとか,楽器の演奏とかいいかも??)
    2. 「試験を受けている状態」を持つ
      • 「脳の基本回転数」を上げるには,時間の制約をつけることが必要で,できる人は仕事以外も大事にするので,自然に時間の制約をつける
      • 周りの人の回転数も大切で,「あいつががんばっているから,俺はもっとがんばる」という効果がある.
      • 能率を意識的に上げることは不可能で,時間と仕事の量の関係を意識し,判断を効率化させることで能率が上がるという考えが大切
    3. 睡眠中の整理力を利用する
      • 睡眠中は,入力がない状態で脳が動いているので,思考が進み,朝起きるとアイデアが生まれやすい
      • 夜の仕事・勉強は中途半端にやって,朝整理する
      • 朝,アイデアをメモする習慣は非常に良い
  2. 思考系の力
    1. 雑用を積極的にこなそう
      • 脳の基礎体力(タフさ)がかけているため,怠け者の感情系に支配され,やればできるのにやらない人が増えている.
      • 脳の持久力は,「選択」「判断」「系列化」という行為を行う面後くさいことを積極的にこなすことで鍛えられる
      • 毎日小さく自分を律することが,大きな困難にも負けない耐性を育てる
    2. 自分を動かす「ルール」と「行動予定表」をつくろう
      • 部屋や机,棚の整理に,自分なりの「ルール」というものを作るのが,脳の力を使うのに有効
      • 一日の行動予定表を立てたり,仕事の段取りを書くのは効率化を助ける
      • その予定や,ルールを他人に評価してもらったり,自分で後で分析し,フィードバックしていくとより高度な思考力が身につく
    3. 忙しいときほど「机の片付け」を優先
      • 思考の整理は物の整理に現れる
      • 仕事で混乱したときは,物を整理することで,考えが整理され,見通しが立つことが多い
  3. 情報の入力の整理,記憶力
    1. 意識して目を動かす,耳から情報を受け取る
      • 脳と目は連動しているため,目を動かして積極的に情報を取る習慣を取ることが必要
      • 視覚的情報が遮断された状態で耳から情報を取る訓練(ラジオ学習とか)をするともっといい
    2. 「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書く
      • 入力→出力までの流れ,情報を意識的に入力し,保持し,解釈し,出力する,を日頃からよく行う
      • 人に伝えることを前提として,情報を入力する意識を持つ
      • 出力の機会(会話,ブログ,報告書)を大いに利用する
  4. 情報を出力する力,コミュニケーション力
    1. メモや写真を手がかりに,長い話を組み立てる
      • 結婚式のスピーチのような,少ないキーワードを手がかりに,長い話をするのは良いトレーニングになる
      • メモを用意して,それを手がかりに長い話を組み立てる習慣を持つ
      • 写真を示しながら,話を組み立てる
    2. 「たとえ話」を混ぜながら,相手の立場に立って話す
      • 表現を豊かにするには,いくつかのパターンを身につけ,訓練することが有効(対比[良い風に言えば・・・,悪く言えば・・・],まるで・・・,風景を思い浮かべながら)
      • 相手の立場に立って,たとえ話を入れるように話すと,脳が総合的に鍛えられる
  5. 臓器としての脳を健康に保つ
    1. 適度な運動と「腹八分目」を心がける
      • 生活習慣病になると,脳にも悪影響が及ぶ.太らないことが第一
      • エネルギーの需要と供給を良く考え,適度な運動と「腹八分目」を心がける
    2. MRIなどの検査を受ける
      • 脳の検査を受けることによって,病気だけでなく問題のある身体的機能も発見することができる
  6. 応用的な機能
    1. 「失敗ノート」を書き,自分の批判者を大切に
      • 失敗は,脳からの警告
      • 自分の失敗を記録し,傾向を割り出すことは,脳の自己管理に有効.
      • 人から指摘される問題行動を分析するのも良い
    2. ひらめきは「余計なこと」の中にある.活動をマルチに!
      • 「何の役に立つのか?」より「誰の役に立つのか」を重視して考える
      • アイデアは,情報の組み合わせと考える(無から有は生み出せない)
      • 書くことによって情報を脳に刻み込み,まとめながら考える
      • 考えを練るには,寝ることが大事
    3. 人を好意的に評価し,時には駄目な自分を見せる
      • そんなことはできて当たり前,という感覚になりすぎていると,せっかく意志的な行動をしても誰も評価してくれない
      • 完ぺき主義で,愚痴を言う人は,自分が失敗したときに自分を低く評価しすぎてしまい,意欲を低下させてしまう
      • 好意的なキャッチボールを心がける.褒められると褒め返す.
      • 生活のどこかで一番駄目な自分を見せられる場面があると,意欲を高めやすくなる


2008年6月22日日曜日

裸でも生きる

山口絵理子

賄賂の国、アジア最貧国バングラデシュ……
その国からビジネスを立ち上げられると思うだろうか。

しかし、この本を読んで、
「出来ないことはなにもない。出来ないのは自分が出来ないって思うからだ」
って改めて感じさせられた。

マザーハウスの山口絵理子さんの自叙伝で、すごく不器用に生きてるかのように書かれている。
幾度の挫折を経験して、泣いて……。
でも、そこからまた立ち上がって、考えて、勉強して、改善して……懸命に生きている。

その諦めず、妥協せず、へこたれない気持ちの持ちようが、何か事をなすためには、1番大切なことなんだろうと思った。

どうして、山口さんはそのように考えられるのか……
エピローグでこのように綴っている。

「私が拠り所にしたことは、たとえば尊敬する人の言葉でも、素晴らしい本でもなんでもなく、自分自身だった。」

壁にぶち当たったとき、自分がやりたいと思ったこと(発展途上国でかわいいバッグを作る!)、その意義を信じきって、困難に向き合う。

その自分を信じ切れる背景には、現地の人の必死に生きるために生きる姿を見た経験があり、そして、この一言が常に胸の中にあるのだろう。

「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」


2008年6月17日火曜日

お笑い芸人の合コンに学ぶ心理術

やるせなす 中村 豪

自分の目標と、自分の言動がマッチしているかどうか、、、考えないと。
素直が良いとは限らない。

自分を三ランクくらい落とす。
自慢話も落としながら。

愛のある失敗のフォロー。
愛のある場を読まない人への指摘。

余計なプライドは捨てよう。

笑いと優しさのサブリミナル効果。
優しさは発酵食品。密閉して、心の中に充満させる。

いつも見てくれていると言うことに感動する生き物。

自分の意見を持つ、男女関係なく自然に気遣える、意識が高い。
逆にこちらを品定めしている。


2008年6月16日月曜日

最初の一言をどうかけるか?

草加大介

勇気を出して踏み込む
失敗してもめげない
何回でもトライする
失敗を繰り返さない
焦らず徐々に改善していく・・・という強い意志。

他の分野でもそうだけど、これは大事だな。

最低15回はトライすべし、15回もトライすれば慣れてくる。
相手に合わせては失敗。良く思われようとするべからず。

会話の反射を体で覚える。
焦らず、相手の決心を待つための間を取る。

成功した状態をシミュレートする。

相手の楽しかったことを思い出させる(買い物、旅行、好きなこと)。
サークルの場合、他のメンバーに気を遣い、本来の目的を忘れるべからず。

相手に性体験を語らせる。

最強の武器「率直」を忘れるべからず。


2008年6月10日火曜日

自分をもっと深く掘れ!

新渡戸稲造

すべて”心構え”一つ、自分でとことん満足のいく人生を!

本書は、人生を豊かに生きるポイントをさまざまな角度からついた味読すべき本。

自分をよく活かし、人によく活かされてこそ最高の人生

苦労が顔に出ない人の厚みと強さ
日本人は、愛をもって人を引きつけようとはせず、おそれを持って人を遠ざけるのを偉大さの証拠とし、社交的な人を見下げるようにする。真に情けないことではないか。

「誠実さ」こそいざというときの最大の財産
ナポレオンは重荷を担い、汗まみれになって疲れながらやってきた労働者に会うと、自らこの労働者のために道を譲った。
「陛下はあんな労働者に道をお譲りなさらなくとも差し支えあるまい。」
「少なくともあの重荷を尊敬せよ。」と言ったことがある。
礼節は権利ではない。権利以上の物である。世の中は法律一点張りではうまくいかない。礼節という油をさして、初めて円満に世渡りができる。
親しい仲だからこそなれなれしさを慎み、相手の短所ではなく、長所に目を向け続ける。

専門バカより「聞く耳をもつ」素人の方が結局は強い

理論や利害を述べるのは大したことでもないが、これを継続して実行する人が偉いのである。

この世には3種類の人間しか居ない。
居ると困る人、居ても居なくても同じような人、どうしても居なくてはならない人。

自分で自分を惜しむ人は大きくなれない
少し役に立つと思って育て上げると、直ちにつけあがって、自らを惜しみ、かえって飼い主の手をかむ犬のような行いをすることが良くある。
使われる人に、主人を惜しむ心があれば、主人もその人を惜しむようになるであろう。

他人のあら探しほど、自分を惨めにする物はない。
いかに性質を異にしても、それを理由に他人の悪口を言うのは良くないことと信ずる。
ある人が他人の悪口を言うのを聞き、彼がこっそり標準としている人の値打ちがよく分かる。

自分の苦労を鼻にかけるグチほど嫌らしい物はない。
泣き言をいう人間ほど自分に対して甘すぎる。

喜ぶものと共に喜び、無くものと共に泣くのは同情の華であるが、それにまさるのは、喜びの基を強め、悲しみの理由をのぞくような同情の力である。

「今何をしたら一番満足か」徹底して考えよ!

プライドは持っても傲ってはならない。



2008年6月9日月曜日

「朝30分」を続けなさい!

古市幸雄

凡人の私たちが他の人との差別化を図るには、たった30分でいいので、朝早く起きて勉強をすることです。
毎朝たった30分で構いません。
人間の基本的な能力には大きな違いはありません。
人生は、当たり前のことを毎日続けられる人が勝つのです。
もし朝勉強を続けられれば、あなたが自分の業界でトップ10%に入ることは約束されたも同然です。

勉強すること。朝早く起きること。繰り返し学習を重視すること。本を読むこと。本は身銭を切って買うこと。良書は何度も読み返すこと。テレビなど非生産的 な活動を極力控える。自己投資すること。現状はすべて自分の責任にあると受け止めること。決断したらすぐに実行すること。そして、コツコツ地道に努力する こと。
ある業界で成功七得る人たちは、次から次へと新しいことを実行しているから成功したのではありません。当たり前のことを、毎日こつこつ続けたから成功しているのです。

「何か新しい情報はないか?」「楽して、難しいスキルを身につける方法はないか?」と、毎日新しい情報を探し求めるだけで、当たり前のこと、たとえばこつこつ勉強したり、自己投資をしていないのですよね。

勉強の成果=教材・サービスの質x集中力x時間^2+過去の蓄積

頭のいい人たちに勝つためには、彼らがねているとき、あそんでいるときに一生懸命勉強をするしか方法はありません。

スターの表に見えないところでは、地道なトレーニングの繰り返しです。

脱落するのはあなたの自由。

朝の「制限時間あり」が効率を上げる。
逆に夜だと、特に制限時間はないので、だらだらと勉強する傾向があります。
前日の夜に翌朝勉強することを決めておく。

自分の仕事で一流といわれる行きに達するように勉強する。

テレビを見ることが強力な言語獲得ツールであり、子供には、繰り返し見られるDVDを見せる。

朝早く起きて勉強しなければならないという強い理由や動機が見つかれば、朝勉強を習慣化することは簡単です。

勉強のモチベーションを維持するコツは、あなたの大切な人のために頑張ることです。
失敗を繰り返して、徐々に朝勉強の習慣を身につければいいのです。

「自分は負け組になった」なんて、間違っても言わないでください。あなたは、負け組になったのではなく、負け組になることを自分で選んだのだから。

クリティカルポイントは、毎日のように朝勉強を続けて、15ヶ月後です。

独身時代は勉強できる環境が整っているので、がむしゃらに勉強することをお奨めします。

家族旅行中などご家族とのレクリエーションの間は、なるべく勉強をしない方が良いでしょう。

あなたは、「楽して簡単にとは考えていない。」と否定するかもしれません。では、毎日コツコツ勉強していますか?「いいえ」であれば、まだ”何とかなる”と考え、特殊会を使おうとしているのです。

良書を読み返すことは非常に大切なのです。
君に読んで欲しい本があるといって、「Think and Grow Rich(思考は現実化する)」を渡した。
「それはもう読んだことがあります。」
「何回読みましたか?」
「一回です。」
「私はこの本を10回以上読んでいる。」

反復しなければ、絶対に良い結果は出ない。

他人の3から5倍多く勉強や練習をしないと差別化できません。

あなたは勉強法の勉強ばかりしていないか?

セミナーでの本田宗一郎の言葉「こんなところであそんでいる暇があったら、実際に会社を経営して、経営の勉強をしろ。俺は会社の経営の仕方など、誰からも教わったことはない。会社に帰って仕事をしろ。馬鹿たれが。」


2008年6月8日日曜日

ユダヤ人大富豪の教え

本田健

アメリカのユダヤ人老富豪と日本人青年の出会いと成長の物語。
日本人が、このような自己啓発物で、ストーリー仕立ての本を書くんだと、少し意外な感じがしました。
でも、著者の実体験をベースに書かれているということで、納得。

こういう実体験を持つのもすごいと思いますが。

「君の殺気立つほどの熱意は、かえって新しいことを学ぶのには邪魔になるのだよ。ちょうど良い具合にほぐれたところで、始めようと思ったのだ。」

サービスの量と質で報酬額は決まる。つまり、君が提供したサービスの量と質=君が受け取る報酬額

自由人はクリエイティブなアイディアが成功を約束してくれると知っているので、アイディア帳を持っている。

君は、自分の好きなことをやらずに、これまで、周りの望むことばかり考えて生きてきたはずだ。学校でやる勉強なんかその最たる物だよ。勉強してどうなるなんて考えずに、頑張って良い成績を取ってきたタイプだろう?周りの望むことを上手にこなす人生を生きてきたなら、自分が何ものか分からなくなるのも当然だ。好きなことをやって生きるなんて検討もつかないだろう。処方箋は、自分の好きなことを日常手kに少しずつやることだ。小さい頃から自分が好きだったことを思い出して、それをやってみることだ。

鉄鋼王カーネギーは、どんな職務を与えられても、それに全力を尽くした。目の前にあることを愛したのだ。

「君の考えが人生で現実の物となる」ということは、真実だ。

偉い人には、あたかも彼が偉くないかのように接しなさい。そして、偉くない人には、あたかもその人が偉い人の追うに接しなさい。

お金の五原則
・たくさん稼ぐ:まずは大前提
・賢く使う:せっかくお金を稼いでも、支出をコントロールできなければ貧乏に逆戻り。支出は収入の3分の1にすべき。
・がっちり守る:税務署、奥さん、友人、詐欺師からお金を奪われないように。
・投資する:投資家としての知識なしには金持ちは語れない。
・分かち合う:人と分かち合うことで、僕はもっと豊かになる。

必要な物と、欲しい物の違いを知る。
貧乏人の口癖「ふだん頑張ってるご褒美に買っちゃおう!」
金持ちの口癖「いまの私には必要ないな。またにしておこう」

普通の人は、欲しい物すら考えない。そして行動に移しもしない。ランプをこすりさえすれば、夢が叶うというのにね。

多くの人の最大の問題は、理想の状態をイメージしないことなんだ。

失敗とは、あきらめてしまったときにのみ起こる現実なのだよ。

人が良くなろうと思わないのを見て、傷ついてしまうと言うことだよ。

反対や批判をどう捉えるかによって、人生が大きく変わる。批判は単にその人が物事をどう考えているのかという意見表明にすぎないということだ。君の価値とは全く関係がない。


2008年6月7日土曜日

ヴァイブレータ

赤坂真理

これは私にとって今まで読んだことのない、新しい分野の作品だ。
本として読むと、でたらめなまとまりのない言葉かと思われるんですが、これは人の思考そのもの。
あちこちテーマが飛んでいく。そういう感覚を表現していると思う。

いやぁ、あっという間に読んでしまいました。

2008年6月5日木曜日

投資銀行青春白書

保田隆明

外資系投資銀行新人OLミヤビのM&A奮闘記。
外資系投資銀行のリアルな日常。

株式市場や企業の資金調達、M&Aはどのような過程を踏んで行われるのか。
その業務内容を、疑似体験することができる。

かなり、泥臭いところは端折っているようだが・・・楽しく読めた。

2008年6月3日火曜日

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか

山本ケイイチ

筋肉を鍛えることは今や英語やITにも匹敵するビジネススキルだ。本書では「直感力・集中力が高まる」など筋トレがメンタル面にもたらす効用を紹介。続ける工夫など独自のノウハウも満載。

い ま体を鍛えるビジネスマンが急増中。経営者や金融マン、クリエイターなど、常に成果を求められる人ほど、トレーニングに時間とお金を投資している。筋肉を 鍛え維持することは、もはや英語やITにも匹敵するビジネススキルなのだ。本書では「直感力・集中力が高まる」「精神がタフになる」など、筋トレがメンタ ル面に大きな変化をもたらすメカニズムを解説。続けるための工夫、効果を高める食事・睡眠、ジムの活用法など、独自のノウハウも満載した画期的トレーニン グ論。

タイトルに惹かれて、読んでみた。
だいたい予想通り、内容を反映したとは思えないタイトル・・・
しかし、メンタルタフネスの増大、アイデア力の増大については、私自身が実感するところでもあり、面白く読めた。

トレーニングを続け、効用をもたらすための5つの要素。
意識性:何のために、トレーニングを行うのか?その意識付けを確認し、常に動機を保つ。
全面性:持久力、体の各部の筋力など、全体的にバランス良く鍛えることが大切。
漸進性:負荷を少しずつあげていく。進歩がなければトレーニングではない。
個別性:各自のライフスタイル、得意分野、趣味嗜好に合わせて、独自のトレーニングメニューを作る。
継続性:トレーニングは継続が全て。

SAID=Specific Adaptation to Imposed Demands、過負荷を課したスポーツトレーニングを行うと、それがもつ固有の効果のみが上がるという原則。
トレーニングは嘘をつかない!ってか。


2008年6月2日月曜日

英語を学べばバカになる

薬師院仁志

著者の主張は、タイトルとは少し違っていて、「英語を学ばなければ、異文化交流できず、生きていけない・・・というのは妄想である」ということであろう。

教科書問題とか、憲法第九条改正とかで議論されているような問題を、「日本人の英語に対する感覚」で取りあげている。

日本人が真のインターナショナルな人間になるためには、この壁を超えなければならないだろうと感じさせられた。


英語に呪縛されるあまり、専門的な知識や技能を身につける機会を失い、外国といえばアメリカしか見えなくなり、言語文化の多様性から取り残され、バカの一つ覚えのように英語を振りかざして周囲から疎まれるようになったというのでは、悲劇であろう

「日本人の英語使いが、”英語検事”にでもなったつもりで、同胞の英語力の足りなさ、おかしさをあげつらう姿ほどおぞましいものはない」

私がここで訴えているのは、英語の無用性や不必要性ではない。英語は有用かもしれないし、必要かもしれない。そのことはまた別に考えよう。ただ、すくなくとも21世紀初頭の時点で、英語こそが世界共通語だと位置づけることには疑問が多いと指摘しているのである。

「日本の”企業戦士”たちが、世界の至る所で、現地語を学ぼうとしないことで、反日本的情緒を現地人の心の中にどんどん蓄積している」どこへ行っても英語で押し通し、相手が英語を解さなければ世界標準からの落ちこぼれを見るような目でバカにするのだから、嫌われて当然なのである

「ミシュラン」と「ザガット」
フランスのミシュラン:レストランの格付けは、選び抜かれた専門家によってなされている。一般人は、それを受信するだけである。
アメリカのザガット:一般読者の人気投票によってレストランの格付けが決められる。一般大衆の方が各自の好みを配信し、集まった支持の数で評価が決まるのである。
この2つの対照的な原則は、それぞれの民主主義のあり方を表している。
ヨーロッパ:上から下への再配分。上流階級が独占していた権力や富や知識や文化を、国民各層に分配してゆくこと。
アメリカ:エリートと素人の質的な差を認めない思想。あらかじめ存在するあらゆる差異は、無いものとして消し去らねばならないもの。

ヨーロッパでは、まず勉強し、知識を深めてから議論をしなければ意味がないと見なされる。だが、アメリカでの議論は、権威やエリートの存在を排除しようとする傾向を持つ。誰でもともかく自分の意見を述べましょうというわけである。

アメリカにおいて、国家は、市民に権利を与える主体ではない。むしろ、国家は、市民の権利を奪いかねない存在として捉えられているのである。
しかし、アメリカ型のコミュニティ主義は、決して世界標準ではない。

アメリカのソフト・パワー(コミュニティ主義)が世界の人々を引きつけ、英語が世界語になるなどという感覚は、アメリカのソフト・パワーに惹かれた藻にだけに通用するものでしかないのである。我々は、多様な言語を窓口に、多様な知識をもっと仕入れ、自分たちの進むべき道をよく考えなければならない。

教育に対するアメリカとフランスの考え方。
アメリカ:学生に対するアンケートによって、学生が授業の満足度を評価する。
フランス:授業の評価としては、視学官制度があり、専門家が学校や教師を評価する方式が確立している。

そもそも、語学が武器になる人間は、伝えるべき内容をすでに持っている人間だけである。

アメリカが他文化社会であるというのは、幻想に近い。その善し悪しは別として、アメリカは、サラダボールではなく、一貫してメルティングポットであり続けている。いったんメルティングポットで消毒され、規格化された多様性だけが、サラダボールの仲間入りできると言うべきであろう。

<グローバルな地球市民主義>なるものは、世界の人が同じようなメディアに接触し、同じような行動用意期や文化的習慣を共有し、世界を旅するごく少数のエリートにしか関係のないまやかしものであり、極端に言えば、<空港の地球市民主義>でしかないのである。


2008年6月1日日曜日

新入社員に贈る言葉

日本経団連出版編

ゆたかな職場生活のための言葉の花束。

さらっと読めるし、何か心に残る言葉はあるんじゃないかと思う。
小さいものほど、体の割にエネルギーをたくさん使いましたね。だから、エネルギーをたくさん使って、全力で一生を駆け抜けるように生きています。小さいことは、よりアクティブで素晴らしい事なのです。

われわれの大いなる仕事は、遠方のかすかに存在するものを見るのではなく、目の前に明瞭にあることを行うことである。(時代の徴候/カーライル)

「だって、結婚したら仕事を辞めるという人や、夫が働いても良いと言ってくれたらという人がいてよく分からない。」
「だって、結婚と仕事なんて別のものでしょう。それをなぜ結婚したら仕事を辞めるというのか分からないし、自分の仕事を続けて良いかどうかを何故夫に聞くのか。自分の仕事、自分の人生をなぜ人に決めてもらうのか」
(日本人がよく分からない。)
仕事を持つと言うことは、自分を持つと言うことであり、覚悟と責任を持つと言うことに他ならないのです。
小林カツ代

自分は、どちらかというと、大きい目標は持たない。目の前の小さい目標を立てこつこつとやるのが好き。
(元寺尾)

断言しますが、自分がいかに世間を知らず、精神年齢が実年齢より遙かに下であったか、嫌と言うほどに思い知らされます。
がんばれ!とは言いません。頑張るのは当たり前だからね。無理してでも皆さんが心がけなければならない言葉を一言贈らせてください。
「テキトーにやれよ。」
頑張るときは、行きを抜くことを忘れちゃいけないよ。な。
(大槻ケンジ)

「個人とチームのどっちが大切かと聞かれたら、それは間違いなく、個人です。チームは個人がなければ存在できません。チームは個人のために存在しているのです。個人を犠牲にするのではなく、個人の独創的な動きを、他の個人をフォローする。個人プレーの集まりがチームプレーなのです。」
(平尾誠二)