2008年1月23日水曜日

話ができる男、バカになれる男、男が惚れる男

山﨑武也

自分をしっかりと客観的に見つめて、謙虚に、礼儀正しく生きよう。というメッセージ。


馬鹿になれる男
  • 成功談では人の心はつかめない、むしろ失敗談で心をつかむ
    自分が成功談をするときは、できるだけ事実の客観的描写にとどめておいたほうが良い。その上で、自分の「運」の良かった点を強調しておくのである。 そもそも、人の成功談よりも失敗談の方が参考になる。 成功談の中に出てくる「した」ということを「する」のは難しいが、 失敗談の中に出てくる「した」ということを「しない」のは比較的簡単である。

  • 知らないことは知らないとはっきりと言う
    情報収集を「選別的」にしている男は、大方の人が知っている事を自分が知らなくても、至極当然のことであると考えている。
    知っていたのか知らなかったのか分からないような態度をとる人は、ずるい人で、「消極的」うそつきの癖のある人といってよい。

  • 言い訳はしない
    言い訳を考える前に、まず自分の責任について考え、それを拡大解釈していくのだ。

  • 実るほど頭の下がる稲穂かな
    中身が無い人ほど頭を下げようとしない。内容が充実してくると、知らず知らずのうちに頭を下げるのも厭わなくなる。 反省をしてみて、自分がえらそうにしたり素直に頭を下げられなかったりすることは無いか、考えてみる。 そういう気配があったときの自分の心理状態を分析してみると良い。 どこかで自信のないところがあって、虚勢を張っていることに気づくはずである。
    実力があって高姿勢の男は、目に見える実力だけの人である。 実力があって低姿勢の男は、秘められた実力もある。
  • 雑用ができる男
    組織の中で地位が上になってくると、ちょっとでも雑用的なことになると、他の人に任せることになる。
    そのような状況が長く続いてくると、雑用が全くできなくなったり、するのが面倒になったりする。
    自分の周りにあるものの一つでもほうりっぱなしにしている人は、仕事にしてもほうりっぱなしになる傾向があると考えて、まず間違いない。

  • 引ける男
    自分の役割が終わったという事実は、自分の能力を客観的な目で見たり、周囲の人々の自分に対する接し方を見ていたりすれば、すぐに分かってくる。
    そんなとき、人は口には出さないが、足手まといとか役立たずとか思い始めている。
    したがって、できる限り早く身を引き、潔くしたほうが良い。
話が分かる男

  • テーブルマナーを侮ってはいけない
    飲んだり食べたりするのは、人に教わらなくてもできる。食べるというのは、きわめて個人的な行為であるが、「一緒に食べる」という以上、食べる過程を美しくすることも必要となってくる。

  • 話がつまらない男には共通点がある
    一芸は道に通じるというが、ビジネスを極めたといえない若者では、幅の狭い人物でしかない。やはり、文芸・絵画・彫刻・音楽・演劇など人間の感情に訴え感情で味わおうとする芸術の方が歓迎されるはずである。

  • 質問される人になる
    全く質問がされないのは、みんながよく理解できたからではなく、論点がずれていたり、内容が人々の興味を引かなかったりした場合が多い。

  • 一心不乱に聞く
    思ってる事を人に聞いてもらうと心の中がすっきりする。しゃべるのは精神的には排泄作用にも似た効用があるからだ。したがって、しゃべるというのは精神衛生を健全に保つ上で欠くべからざる行為である。



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