2008年1月18日金曜日

人間力を高める読書案内

三輪裕範

自己啓発系の読書案内。
努力論、自分を活かす人生、人間通、人間学

40代くらいの人をターゲットにした本っぽくて、またその頃に読み返した方がよいのかと思う。
  1. 自分の能力をどう活かすか
    1. 努力論/幸田露伴
      抽象的な精神論ではなく、具体的・実践的な精神論

    2. 知的人生に送る/田中菊雄
      毎日の向上を謙虚な姿勢の著者が暖かい目線で説く

    3. 我が息子よ、君はどう生きるか/フィリップ・チェスターフィールド
      時間をうまく使える人は、富をうまく使える人より少ない

    4. 自分を活かす人生/本多静六
      地味な努力をどうしたら継続し、習慣化できるかと言うことを圧倒的な説得力で説く

    5. その他大勢から抜け出す仕事術/堀場雅夫
      組織の歯車であることを強く自覚し、それに徹することで光り輝くことが出来る

    6. 自分の時間/アーノルド・ベネット
      単なる時間の捻出法ではなく、普遍的な生き方論

    7. 50歳からの定年準備/河村幹生
      身体的な衰えより、精神的な衰えは個人差が大きい

  2. 人間関係をどう築くか
    1. 人間通/谷沢永一
      毒気に満ちた刺激的な人間論

    2. 人を動かす/デール・カーネギー
      何度も読み返して実践すべき本

    3. 人間学/伊藤肇
      史人を挙げて、人間を理解するためにいくつかの興味深いエピソードを挙げている

    4. 人とつき合う法/河盛好蔵
      礼儀とは、人のいやがることをしないこと

    5. 活眼 活学/安岡正篤
      「人の問題」として考える評論家ではなく、我いかになすべきかという、「自分の問題」として取り組め

  3. どう学ぶか
    1. ケーベル博士随筆集/ラファエル・ケーベル
      人生を熱く豊かに生きたいと願っている人にとっては、まさに必携書。

    2. 現代読書法/田中菊雄
      古今東西の古典の紹介、多数の引用。

    3. 悪の読書術/福田和也
      読む本は、どんな人間に見られたいかを表す。

    4. 独学のすすめ/加藤秀俊
      日本の「答えがあると思いこむ」性質に警笛

    5. 発想法/渡部昇一
      アイデアが溢れるリソースフルな人間になるには、複数の得意分野を持つ

    6. クオリティ・ライフの発想/渡部昇一
      毎日一時間、仕事と関係ないことに頭を使うことで、生活の質が改善される

    7. 知的熟年ライフの作り方/小山慶太
      楽問のすすめ

  4. どう考えるか、どう表現するか
    1. ダメな議論/飯田泰之
      たとえ話や比喩に騙されるな

    2. 知的複眼思考法/苅谷剛彦
      疑問を問いに高める。考えは表現することが出来て初めて形になる。

    3. 巨人軍論/野村克也
      思考が人生を創る

    4. 質問力/齋藤孝
      自分の一方的な興味だけで聞く質問は、相手にとって苦痛以外の何ものでもない

    5. わかりやすい文章の技術/藤沢晃治
      分ければ分かりやすい

    6. あなたの話はなぜ「通じない」のか/山田ズーニー
      相手の立場になって想像力を膨らませる

  5. どう生きるか
    1. ヘンリ・ライクロフトの私記/ジョージ・ギッシング
      読書の楽しみ方

    2. 出世を急がぬ男たち/小島直記
      男たちの堂々たるさわやかな人生

    3. スヌーピーたちのアメリカ/廣淵升彦
      スヌーピーの原画の解説

    4. 「閑」のある生き方/中野孝次
      40代以上の生き方

    5. 孤独の研究/木原武一
      孤独になったらどう生きるか、真剣に考えておく

    6. 人生の短さについて/セネカ
      人生を浪費せず、良く生きるすすめ

    7. 自省録/マルクス・アウレーリウス
      からっとした前向きの人生論

    8. 修養/新渡戸稲造
      全ては精神修養による心がけ次第

    9. 修身教授録/森信三
      人生を深く生きるとは、自分の悩みの意味を深くかみしめることによって、それは自分のものではなくて、多くの人が悩み苦しんでいることが分かるようになること


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