2009年11月18日水曜日

水滸伝(13)/北方謙三

[朱仝]

官は十万以上の兵で、梁山泊への進行を開始した。流花寨には超安の軍が押し寄せ、呼延灼、関勝、穆弘がそれを迎え撃つ。呉用は流花寨の防衛に執心するが、官の狙いは別のところにあった。
董万の大軍が息を潜め、急襲の時を待っている。一方、孔明と童猛は官の造船所の襲撃を計画した。強固な防備の中、百名の寡兵で潜入を試みる。
そして、ついに董万が疾風のごとく動き出した。
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奇襲に晒された双頭山。
董万の羊や敵兵の死体を使って罠を回避するなど慎重な攻めでの、李忠・朱仝の最期。

崩れ落ちた船の先が孔明の上に落ち、一度見えなくなったものの、炎の中で立ち上がり、剣を中天から二度振り下ろす。

いよいよ、総力戦の前触れ。


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