2008年5月8日木曜日

この人と結婚していいの?/石井希尚

「話を聞かない男 地図を読めない女」に近い、男と女の根本的な差を説明し、お互いの違いを結婚の前に正しく理解することが大事だ、という本。

ウルトラマン思考の男と、シンデレラシンドロームの女。的確な表現だと思った。
特に、プリマリカウンセリングをお奨めしている。

二人が共通の認識を持ち、共通の目標に向かっているからこそ、お互いに歩み寄る努力が成立するのです。
これは、二人が結婚生活をスタートする上で、捉えておかなければならない最も重要な土台です。
二人が同じ思いで、同じ方向を見られるかどうか・・・・

・ウルトラマン思考な男
「自分の存在がいかに正義でなければいけない」と考えている男性は、その自己意識が満たされないと、自分で自分を正当化してでも、正義の味方としての自己を保たなければいけないという衝動に駆られる。
だから、男性に不安を感じさせないためには、何より賞賛が必要となります。誰よりも頼りがいのある強い存在であることを認めてくれる「賞賛の声」を必要としているのです。

最も対処に困るのは「女性の涙」。ウルトラマンは正義の味方なのだから、相手を泣かせるなんてあってはならない行為です。

ウルトラマンには制限時間があり、3分たつとカラータイマーが点滅を開始します。妻たちは、「夫は私たちの話をちっとも聞いてくれない。」と不満をぶつけますが、多くの男性にとって、女性の論理的でない会話について行くのは容易なことではありません。
男性は目標達成思考。どこに向かっているか分からない話には、せいぜえい3分くらいしかエネルギーが持続しません。時間をかけて話を聞いて欲しいときは、「これ、長いんだけど聞いてくれる?」と一声かけるのもいいですね。「長い話でも聞いてあげられるんだ」という正義の味方ぶりを発揮して、話を聞くでしょう。

・女性は誰でもシンデレラ
誰よりも自分が愛されている。その実感の中で、彼女たちは安心を得たいと願っています。これが女性の基本欲求だと考えていいでしょう。彼女たちに必要なのは「セキュリティ」つまり「安全」なのです。

男性は常に思考に傾きがちなため、とかく無口になる傾向がありますが、女性は常に「感じて」います。事実にこだわる男性と、自分の感じかたという基準で安心や不安を抱く女性。


・男性諸君!帰宅時には一つのことを心がけてください。「戦いはあと一時間残っている。」

どんな些細なことでも、女性の放つサインに気をつける。
サインをキャッチしたら、論理的になってはダメ。

・恐怖のPMS「プリ・メンストロール・シンドローム」。月経前緊張症。
自分ではどうしようもなく、精神的に不安定になり、日頃から感じていることがさらに過敏になり、ショックを受けやすくなる。
PMSの時期を把握し、ここはお化け屋敷だと考え、壊れやすいものを大切に扱うように過ごす。
PMSの時期に、重要な決断をしない。


お互いに自分の親の気持ちを優先して、結婚した相手をないがしろにしてはいけないのです。どんなことでも、二人が話し合って決めるのが結婚生活の基本。どんなことでも最初に相談するのは結婚した相手でなければなりません。

相手は何をしているのか分からないのだ、という認識に立つとき、あなたの怒りは驚くほど軽減することを発見するはずです。





0 件のコメント: