2012年6月16日土曜日

文章がうまくなるコピーライターの読書術/鈴木康之

読ませる名文の書き手・コピーライターは、本の読み方が違う!広告史に残る名コピーから『こころ』『ハムレット』『ヴィヨンの妻』、アンデルセンからチャペック、藤沢周平まで、広く愛される名作の数々を紹介。その文章の一部分を抜き出し、1文字、1語、1文の効果を説きながら、名文が名文たる所以を解き明かす。「いい文章を上手に書くためには、いい文章を上手に読むことです」。
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活字だけで読んでもらうコピーの場合には、こうした1文字でそのセリフが情景を描き出すことになります。
以来、文章を書くとき、「です」で結んだ方が良いか「ですね」とした方が良いか、「根性」と書くべきか「ど根性」とすべきか、一文字にこだわるようになりました。

ウサギとカメ
兎さん、昼寝をしていてはダメですよ。起きなさいと一言声を掛けてやるべきだ。
お前は、兎は昼寝をしているという。けれども、ひょっとしたら、兎は心筋梗塞で苦しんでいるのかも知れない。起こしてやって初めてわかるのだ。

頭で思っているだけじゃなく、口に出して言うようにしています。




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