2012年6月10日日曜日

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?/木暮太一


マルクスと金持ち父さんが教えてくれた“目指すべき働き方”
私は、大学時代に経済学の古典『資本論』と、お金の哲学を扱った世界的ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』を深く読み込むことで、その後の人生が大きく変わりました。実はこの2冊は全く同じことを言っています。それは、資本主義経済の中で私たち“労働者”が必然的に置かれている状況についてであり、そこから考え始めることで、どういう「働き方」を選択すればラットレースに巻き込まれず、幸せに暮らしていけるかがよくわかるのです。今の働き方に疑問を持っているのであれば、転職や独立、ワークライフバランスを考えても意味はありません。しんどい働き方は、もっと根本的なところから考え、変えていかないといけないのです。
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「使用価値」
それを使って、意味があるかどうか(有益がどうか、役に立つかどうか)で測られる。

「価値」
それを創るのにどれくらい手間がかかったかで測られる。

商品の値段は価値で決まる。
商品の需要・供給のバランスによって上下。

給料も商品と同じく、労働力の価値で決まる。
労働力の価値=明日も同じ仕事をするための必要経費。
給料が上がるのは、決して成果を出しているからではない。
2倍の利益をもたらしている人は、2倍の給をもらっているわけではない。
需要と供給の関係から給料が上がっているだけ。

個人的にかかる必要経費が社会一般よりも少なければ儲かる

熱帯雨林の木々と同じように、私たちも闇雲に「他人よりも上」を目指すと、得られる「光の量」は変わらない一方で、競い合うだけ体力や気力、そして時間を失います。

顧客に対する使用価値を考えずに、自分たちの都合だけで商品を作っても、顧客に認めて貰えるはずはありません。

年収・昇進から得られる満足感ー必要経費(肉体的・時間的労力や精神的苦痛)=自己内利益

一度上がった損益分岐点は下げられない。

「世間相場よりもストレスを感じない仕事を選ぶ」
「楽しい仕事=興味を持てる仕事」

残業代やインセンティブなど目の前に見える「ご褒美」に吊られるのではなく、長期的な視点で、将来の土台を創る仕事、を追い求める。

毎日問うべきなのは、「資産を創る仕事を、今日はどれだけやったか?」




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