2008年11月25日火曜日

トップコンサルタントがPTA会長をやってみた

三谷宏治

もっと子供達に、面白い物を見つける「良い目」と「考え抜く力」を持たせたい!

我々親が、子供につけてもらいたい物は、単なる学歴でも知識でもないはず。子供が将来、人として幸せに生きるための知恵やスキルこそが、大切なこと。
そのスキルの一つとして「発想力」は、かなり上位にはいるだろう。その発想力を育てる「エンジン」と「燃料」が必要だ。
それが、「自立」の心と「なぜだろう」の心、なのだ。
しかし、そのエンジンをさび付かせ、停止させる強大な負の力こそが、親自身、そして子供の周りの大人達だ。今、親が、大人が変わらない限り、子供は決して変わらない。


子供を暇にさせる決意
発想、つまり自由に考え自分で決める事への第一条件は「時間」
暇無くして発想なし。
子供が大人になる十数年後、第一に必要になるのは「自ら考え、自ら動ける」こと。
オリジナリティは、ますます重要になる。

NFLは日本で、少しでもアメフトプレーヤーを増やすべく、アメフト部がある日本の各校に装備一式を寄付するなどの活動を続けている。これは、アメフトファンを増やし、日本をNFLビジネスの一部に組み込むための超長期投資なのだ。

察しの悪い振りをする。
子供が求めていることを先回りせず、あえて分からない振りをする。それによって、子供が自分の考えを言葉に出して表現するよう促す。

なんとなく、ビミョーを許さない。
擬声語や擬音語、擬態語だけでの表現を許さず、具体的に考えるように促すこと。


普通、教師の言うこと、教科書に書かれていること、本で読んだことは「正しく」つまりは、「変わらない物」と信じ込む。
これは、多くの日本人の「素直さ」という美徳であり、と同時に「常識否定力」のなさに繋がる悪弊だ。
日本人にたれ居ないのは、「拡散的思考」だとよく言われている。
すぐ落としどころだけを考えて、その実現しか考えない。しかも、落としどころとは「みんなが納得する」答えであり、それは皆が苦労しない「確実に実現できる」答えである。
それでは、確かにジャンプがない。

我々は「成功」を「多くはないこと」くらいに思っている。それは、大きな間違いだ。「成功」は「極めて希なこと」なのだ。

「夜空はなぜくらいのか」
「宇宙は無限ではない。」「宇宙はじっとしていない。」そして、そこから現代宇宙論の基礎である「ビッグバン理論」が生まれたのだ。

「限界は自分の中にある」「三回挑戦」「集中による限界突破」
多くの場合「意識」の壁が、人を独創的な発想から遠ざける。
ではなぜ、すぐに「できない」「無理だ」と感じてしまうのか。それは、「限界突破経験」がないからだ。

FFXのキーワードは、「存在」だ。
「生命は所詮むなしい夢 生の後に来る死こそが永遠」と迫る適役シーモア。

3から4年先なら今の三倍を、5年以上なら、十倍を目指してみよう。

苦手を「下手」かつ「嫌い」なこととし、得意を「上手」かつ「好き」な状態とする。
すると、苦手を得意へ帰る道筋は、2つ。「まず好きになり、そのあと上手になる。」と「嫌いでも上手になって、その後好きになる。」だ。
まず好き作戦では、別のご褒美をくっつける手もある。要は自分が好きな状況に持ち込んだり、思いこんだりすることだ。
まず上手作戦は、上手い人の真似をすることだ。嫌いのままで構わない。とにかく物まねに専念する。

受身的に教わることになれてしまった人間は、決してトップには立てない。
どんな職業であれ、トップに立つとは前人未踏の世界に足を踏み入れる者になるということだ。
そこで必要なのは「教わる力」ではなく「自ら学ぶ力」だ。

楽しさの中にしか、教育はない!

子供達と一緒に「これは、なんでなんだろうね」
いつの間にか覚える日常の決まり事、学校で教わる様々な知識。でもそこには、意外な「なぜ」が潜んでいる。
それを見つけられる「眼」を持とう。
なぜだろうと考える「心」を持とう。

大型二輪の品格
実用上は全く不必要な、強大なパワーを何故持つのか。不必要なばかりでなく、不安定で危険な二輪で、なぜそんな悪魔的パワーを両足の間に抱えるのか?
おそらく、その魔力を御すること自体が価値なのだ。魔力に心を奪われず、自らを制御する。

発想という者がスキル化されたのは明らかに、就職してからだ。思考訓練を一年も受け続ける内に、少し「頭の回転」と「発想の力とステップ」を感じ始めた。
壁を破り続け、考え続け、自分自身の発想パターンを試し続けること。それによって、発想の幅は広くなり、深さは深くなっていく。

学び続ける上で、大きなモチベーションになるのが「教える」ことだ。
本当に理解していないと、人には教えられない。特に「分からなかった人」に教えることは至難だ。
親や大人達が、すべきこと。それは自分が蓄えてきた技や知識を、「教育コンテンツ」として練り上げて、子供達に披露することだ!


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