2008年11月19日水曜日

ビジョナリー・ピープル

ジェリー・ポラス、スチュワート・エメリー、マーク・トンプソン

ただ前を向いて、自分の道を歩いてきた。
人が何を言おうとも、どんなに歩きづらくとも、自分はこの道を進む。
なぜなら、そこに意義があるから。

そうして、新しい時代を切り開き、世界に衝撃を与え続ける人々。
そんな彼らを「ビジョナリー・ピープル」と呼ぶ。


長時間に渡って続く成功と密接な因果関係があるのは、個人にとって重要な何かを発見することであって、企業にとっての最高のアイデア、組織構造、ビジネスモデルではない。

他の人から好かれようとするよりも、自分の好きなことに執念を燃やしている。

今日だけでなくこれからの長い年月を過ごす自分の人生において、何が本当の生き甲斐なのかを知らないまま過ごすことによって、ごまかされているだけのことだ。

最初から大好きなことをする。今後10年間、これに取り組むつもりだ。正直それほど、好きでもないけれども・・・、これは年を取ったときのためにセックスを控えるようなもの、ということだ。

毎週少しだけ時間をやりくりし、仕事中あるいは仕事の後、何らかの方法で自分が持っている他の情熱を試してみることだ。

新たな人生、より豊かな人生、よりよい人生、もっと冒険的な人生を築き上げられる、そんな原理原則とはいったい何だろうか。

死んでいるという視点から、自分の財産や人間関係を視覚化すると、上手くすれば自分が本当に大切にした人やものが見えてくるだろう。

読者は、自分自身が本当に大好きな人間になることよりも、人に好かれるような人間になりたいのだろうか?

永続的な成功をおさめている人たちにとって、人生が二者択一の問題と言うことはほとんど無いだろう。

一番重要なのは、自分の心と直感にしたがる勇気を持つことだ。

個性によって、永続的な成功がおさめられるかどうかが決まるのではない。重要なことは、その大切な個性を糧にして何をするのかということだ。

人生に必要な物は「情熱、覚悟、能力」だとライスは警告する。この3つのうちどれを外しても、いつまでも続けられる成功は得られない。

世の人々は、失敗に我を忘れて失敗を置き去りにしてしまう、あるいはいつの間にかもう一度立ち向かってみようという自信をなくしてしまう、ということがあまりにも多い。
これとは対照的に、ビジョナリーな人はあらゆる失敗を利用する。どんな経験も例外なく何かを教えてくれるからだ。

何がうまくいかなかったのか、その原因を私が理解しているのか、そしてどのような対策を打っているのか、最後に、失敗したのだから、本番もできるだろう。

人類の歴史から学べる、最高の教訓の一つがこれだ。つまり、自分の身に起こったことで自分が責められることもあれば、責められないこともある。けれども、その土地らであっても、そこに関わっていることについては責任がある、ということだ。


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