一九九〇年代後半から加速度的に顕在化した雇い方・働かせ方に関する企業労務の展開からもたらされた、雇用形態の多様化、ワーキングプアの急増、働きすぎの人たちと働けない人たちの共存、労働条件が悪くても声をあげられないこと…つまり、“労働問題”こそが、日本をまぎれもなく格差社会とさせているのだ。格差社会論はこれまでも数多いが、労使関係の視点から「労働そのもの」をみつめた議論はいまだなかった。本書は、それをみつめつづけてきた著者だからこそ可能となった新しい格差社会論であると同時に、労働研究の到達点から語られる“日本の労働”入門でもある。
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労働のパノラマ
1.システムを設計、企画、管理する職務
2.システムの稼働を補完する仕事
2−1,中核
2−2,周辺
3.システムとシステムとの間を媒介する職務
3-1,システムと顧客をつなぐ職務
3-2,システム間の物流・人流を担う職務
4.システム稼働から相対的に自立して働く、有資格の対個人サービス職務
最新装置の生産性がなまじっか高いからこそ、その新鋭装置を経済的たらしめるために、昔ながらの単純労働を遂行するたくさんの人員が必要になる。
賃金の企業規模格差。
データブック国際労働比較を参照(国立国会図書館)
賃金の決め方
顕在能力
職務給 |
職種別賃金 | 出来高高給・成果給・年俸制
|
集団的属性<−−−−−−−−−−>個人に対する評価
|
年齢・勤続給 | 職能給・資格給
性別・学歴別 |
潜在能力
賃金上下データ
1991:41%が一割アップ
2003:20%のみ
就業構造基本調査
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