経営者、上級管理職といった「肩書きがある人」や「公人」が身につけておきたい
「信頼される話し方・振る舞い方」の秘訣を網羅しています。
自信、落ち着きある「印象づくり」や、「言葉づかい・話題選びの秘訣」など、
一通り身につけておきたい技法を紹介しています。
(まえがきより)
日本の政治家、企業トップの記者会見を見ていて気になることがあります。
人前に出るという覚悟のないまま、
キョトキョトしているように見える人が多いことです。
過剰なゼスチャーや瞬きなど、体のどこかを動かすクセが原因です。
その他にも、表情、姿勢、発言の仕方など、悪い話しグセが目立つのです。
両方の肩の高さが同じではなく、だらしなく一方に下がっていたり、
猫背だったりする方も見かけます。
このような頼りない印象なのに「私にお任せください」などというセリフを言ったところで、誰が信用してくれるでしょう。
抑揚がなく、原稿を棒読みしているような、
「言わされている」感じでスピーチする方も少なくありません。
この場合、聞き手に伝わっているメッセージは、本心から出た言葉ではない、ということだけです。
一部の著名人に限った話ではありません。多くのエグゼクティブ、上級管理職の方々がなさっていることでもあります。
これでは、スピーチの内容が素晴らしくても信頼を得ることはできません。
スピーチをする人の価値を著しく下げる、悪い話しグセを改めること──。これが先決なのです。
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話し方に重みを持たせる要素とは「話し方と、あなたの印象の一貫性」
ある話題について、
いかにも「いいそうな意見」を、
いかにも「いいそうな切り口」で、
いかにも「出しそうな声」で、
いかにも「見せそうな表情」で、
いかにも「やりそうなジェスチャー」で、
スピーチするから信頼されるのです。
好印象を与える要因
「親しみやすさ」
「活動性」
「社会的望ましさ」
経営者の方でしたら、「経営理念の中の言葉」、政治家でしたら「ご自身が掲げている公約の一つ」を口癖にしてしまう。
改善ポイント
「話す内容」
具体的に、事実と感情を分けて、言葉を正確に使う。
インタビューでは、その方の「経験」を質問する。
評価する言葉(わざわざ、わずか、実は)は削除する。
「話す態度」
絶えず動かず、言葉の語尾をきちんと下げる。
ここぞ、という30秒で瞬きを我慢する。
いかに言い切るか。「思います」はタブーの言葉。
それでは入ってみたいと思います。ーー>それでは入ります。
「話す声」
舌の筋肉を鍛え、高めの声で話さない。
聴覚ノイズを消す。スピーチ中に、意味の無い同じ音を繰り返す口癖など。
疑問を持って、人前に表れる。
この行為は聞き手から見ると、集まった人たちとしっかりアイコンタクトをとったように見えるため、堂々とした自身ある印象を与える。
素の顔をチェックし、改善する。洗顔直後など。
手を重ねる動作で、緊張やフラフラする動作を防ぐ。
与える相手において問題になるのは、目を上でも下でもなく、横にそらす行為。
モノを置くときは、目線の上下のラインに。
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