2012年7月8日日曜日

辞表を出して次へ行け!!/長野慶太

スキルアップに関して、日本のビジネスマンが失いがちな視点がある。
それは、あなたが実力を向上させるには、あなた自身が自分の実力を正確に把握しなければならないということだ。
毎晩焼き鳥を一緒につつく上司が、「君は本当に優秀だ」と言うだけで、あなたはそれを鵜呑みにするわけにはいかない。
実力とは、他者との比較の中でどこに位置するかということだからだ。
スポーツの世界で、試合が重んじられるのはまさにそのためだ。
自分の学校のクラブ活動だけでは、自分の実力はわからない。
にもかかわらず、ビジネスの世界では、お客様と自社、あるいはパートナーと自社との関係はさまざまな接点を持つのに、自分自身は県大会にも全国大会にも出ていかない。(中略)
読者のあなた。
あなたの実力は年収500万円だろうか、2000万円だろうか?

一度だけの人生。こんな職場ならすぐ離陸準備!成果を上げても決して褒められず、ごくろうさんとも言ってもらえない職場、褒めると部下はつけあがると思うのか、「もっと出来たはずだ」とまず説教から入る職場、逆境を与えるという教育方針で、まず部下の自信を粉砕させることに注力する職場。デキるヤツは必ず転職歴がある。いや、ちがう。転職したからデキるんだ。
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ビジネスの世界では、お客様と自社、あるいはパートナーと自社との関係は様々な接点を持つのに、自分自身は県大会にも全国大会にも出て行かない。

大事なことは、格差が大きいか小さいかではなく、フェアネスが実現されているかどうかだろう。

「格差社会批判よりも、まず努力が報われる社会を創れ。」

どんな分野でも、良きライバルの居ない分野に本当の実力者は生まれない。
他人との腕試しをしない人に本当に強い人が居ないように、人間は他人とのヘルシーな競り合いの中で共に育っていくしかない。

グリップ理論。
適切にしっかり握ったグリップとは、握りが強すぎるグリップと弱すぎるグリップのその間に解がある、という理屈である。
あなたが辞め事があれば、様々な管理項目について、様々なグリップ理論を自動的につかむことになる。

役員になって車をあてがわれると、そんなモノへの執着と呪縛で、何があろうと組織にしがみついて生きていかねばならない定めになる。「社用車」「秘書」「個室」は、会社にしがみつく三種の神器。

アメリカでは解雇されることを「ウェイクアップコール」と比喩することがある。足りない分を指摘する目覚まし時計が鳴ったという風に捉える。

タイムマネジメントはA4紙一枚。
上から下までます取りをして、自分の年齢、子供の年齢、親の年齢、自分の夢や達成したい事項など、気になる項目に分けて、自分が死ぬまでの時間を縦に並べるだけ。

履歴書
1.ボリュームへの配慮:ぴったり3枚の最終行で終了。
2.勝てない戦はサラリと流す。
3.読者への記憶に働きかける。
4.嘘はつかない。演出はあり。
5.教科書の呪縛から離れよ。無理に統一性はこだわらない。
6.数字の見せ方はさらに上手くやろう。
7.合理化をもっと考える。必要でなければタイトルさえ削除。
8.サマリーだけで面接権を勝ち取れ。

「あなたの人生だから・・・」






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