校内の更衣室で生活指導の教師が青酸中毒で死んでいた。
先生を二人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将---犯人候補は続々登場する。そして、運動会の仮装行列で第二の殺人が・・・・・・。乱歩章受賞の青春推理。
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東野圭吾、処女作って本格推理小説ど真ん中の作品だったんですね。。。
主人公前島の同僚の先生方は、ロールプレイングゲームに出てくる村人のような感じで、不自然にピンポイントな情報をくれるもんだなぁ。
現実的かどうかはともかく、完全に推理小説として愉しむモードに入りました。
アーチェリー部の県大会の件など、アーチェリーの小説が書きたかったんだなって、伝わってきた。
「彼女たちにとってもっとも大切なものは、美しいもの、純粋なもの、嘘の無いものだと思います。それは、時には友情であったり、恋愛であったりします。自分の肉体や顔の場合もあります。・・・逆に言えばこういう大切なものを破壊しようとするもの、彼女たちから奪おうとするものを、最も憎むということになります。」
トリックを確認するシーンや終わり方は好きだな。
読んでいる途中で、「ん?」って思うところが全てクリアになり、意外な終わり方。。。面白かったです。
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