2011年6月8日水曜日

自分の小さな「箱」から脱出する方法/アービンジャー インスティチュート

身の周りの人間関係は実はすべて自分が原因で引き起こしている
ことに気づかせてくれる『自分の小さな「箱」から脱出する方法』。本書を読み
進めるうちに家庭や職場での人間関係を深め十分な成果を出せる環境を作る方
法を学べる。全米ビジネス書ベストセラー

知っておくべきこと
◇自分への裏切りは、自己欺瞞へ、さらには箱へとつながっていく。
◇箱の中にいると、業績向上に気持ちを集中することができなくなる。
◇自分が人にどのような影響を及ぼすか、成功できるかどうかは、すべて箱の外
に出ているか否かにかかっている。
◇他の人々に抵抗するのをやめたとき、箱の外に出ることができる。
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自分への裏切り
1.自分が他の人のためにすべきだと感じたことにそむく行為を自分への裏切りと呼ぶ。
2.いったん自分の感情にそむくと、周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。
3.周りの世界を自分を正当化する視点から見るようになると、現実を見る眼がゆがめられる。
4.したがって、人は自分の感情にそむいたときに、箱に入る。
5.時がたつにつれ、いくつかの箱を自分の性格とみなすようになり、それを持ち歩くようになる。

私が自分は他の人の事を思いやれる人間だと思っているとき、実際は自分のことを考えている。

息子を手を貸してあげるべき人間としてではなく、叱る対象としてしか見ていなかった。そして、車の門限をわざと早い時間に設定したりして、そのとおり帰ってくると、良い気分がしなかった。

一晩中、ブライアンには失望させられてばかりだといって過ごしていたでしょ。だから、息子を責めている自分を正当化するためにも、息子に失望させられなくてはならなくなった。つまり、こちらが箱の中にいると、相手が問題を起こす必要が出てくるんだ。

箱の中にいるときに、しても無駄なこと。
1.相手を変えようとすること。
2.相手と全力で張り合うこと。
3.その状況から離れること。
4.コミュニケーションをとろうとすること。
5.新しいテクニックを使おうとすること。
6.自分の行動を変えようとすること。

ひょっとしたら自分が間違っているのかもしれないと考えた。

いったん箱に入ってしまうと、相手を酷いやつだと責めている自分を正当化するためにも、実際に相手が酷いやつであった暮れなくては困ることになる。箱の中にいる限り、問題が必要だから。

リーダーとしての成功は、自分への裏切りからどれだけ自由でいられるかにかかっている。

知っておくべきこと
・自分への裏切りは、自己欺瞞へ、さらに箱へとつながっていく。
・箱の中にいると、業績向上に気持ちを集中することができなくなる。
・自分が人にどのような影響を及ぼすか、成功できるかどうかは、すべてはこの外に出ているか否かにかかっている。
・他の人々に抵抗するのをやめたとき、箱の外に出ることができる。

知ったことに即して生きること。
・完璧であろうと思うな。よりよくなろうと思え。
・すでにそのことを知っている人以外には、箱などの言葉を使うな。自分自身の生活に、この原則を活かせ。
・他の人々の箱を見つけようとするのではなく、自分の箱を探せ。
・箱の中に入っているといって他人を責めるな。自分自身が箱の外にとどまるようにしろ。
・自分が箱の中にいることがわかっても、あきらめるな。努力を続けろ。
・自分が箱の中にいた場合、箱の中にいたと言うことを否定するな。謝った上で更に前に進め。これから先、もっと他の人の役に立つよう努力をしろ。
・他の人が間違ったことをしていると言う点に注目するのではなく、どのような正しいことをすればその人に手を貸せるかを、良く考えろ。
・他の人々が手を貸してくれるかどうかを気に病むのはやめろ。自分が他の人に力を貸せているかどうかに気をつけろ。


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