2011年2月20日日曜日

ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎

衆人環境の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こって居るんだ?俺はやっていないーー。首相暗殺の濡れ衣を着せられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。
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仕事仲間、親、元恋人など周りにいる人の助けによって、首相暗殺の濡れ衣という大きな組織の陰謀から逃げる主人公。

整形外科のそとで、お嬢ちゃんに「たいへんよくできました。」のはんこを押される。
「痴漢は死ね。」無事を知らせる、粋な手紙。
所々に出てくる「やったのか?」。

巨人の王子様を目の前にして、勝ち目はない。唯一できることは、逃げることだ。
「雅春、ちゃっちゃと逃げろ。」


ビートルズ、ケネディ暗殺、偉いものへ対抗するには、大外刈りの練習、付き合ってた頃の会話、クラブ活動、ロックな岩崎さん、青柳の父のインタビュー、最後の手紙、痴漢は死ね、

折りたたむ過程が一番つまらない。
でも、読む方としてはたたまれる過程が面白いな。そっち側にも風呂敷があったのか!っていう感じ。痴漢は死ね、とかね。

独特の描写。ワインの樽からワインが溢れ出るとか。若者五人の励まし。俺たちなんて、いつもやってねえことをやった、って言われてるんだ。

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