2010年10月17日日曜日

大前流心理経済学/大前研一

・日本は打ち手の全てを持っている
・従来の経済学が通用しない日本経済
・日本人の不思議な経済心理
・新たな繁栄のための心理経済学
・心理を動かし、人を動かす
・資産運用を国技にせよ
・心理経済と集団IQ
・一人の人間が世界を変える
・日本人の新しいライフプラン
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たまりに溜まった、日本人の個人貯蓄1500兆円を、「使おう」と思うようなものやサービス、社会の仕組みが必要。
ヤフーBB、電機産業、航空券の値下げなど、過去にも移り始めると一気に動くのも日本人の心理の特徴。
打ち手の全てを持っている日本が、集団IQを一気に高められるか。

渋滞中の抜け道を見つけて喜ぶ心理、というのは日本人の特徴として良く分かる。
困難な状況を受け入れて、なんとか対策を見つけ出す、というのは、本質を解決しようとする努力を怠っている。とも考えられるなぁ。

海外と資産運用に関しては、相変わらずいつも必要だと感じさせられる。

金利を上げる
ボーダレス社会では、金利を下げると経済が活性化するという従来の理念は通用しない。金利を上げ、消費者の紐を緩める必要がある。いつまでも、利息を銀行ばかりに取られるな。

相続、贈与等に関する税制を見直し、資産の若年層への移動
将来が不安で無目的に貯蓄をする若者と、お金の使い道がない年寄り。
平均2500万円の資産を遺していく。この資金を若者へと循環させる。

住宅の建て替えを奨励。

アクティブ・シニアのコミュニティを作る。
ロスの南のラグナ・二ゲルという街のリタイアメントタウン。
港湾都市、ハブ空港、横浜を日本のベニスへ、都債、世界へ競争力のある街づくり。

いくらあれば生活できるのか、ライフプランを提示する。

ベンチャー企業のエンジェルとなる。
資産運用を国技にする。

引退して、もう仕事もしていない人に、イザという時の保険はいらないのではないか?


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