2012年11月3日土曜日

モテる技術/デイビッド・コープランド、ロン・ルイス


恋愛で失敗を繰り返すと、「自分には何か根本的な欠点」があるのではないかと考えたり、「モテる」「モテない」は天性のもので自分はモテないまま過ごすのだ、と考える…。本書は、そんな思いを抱く男性諸氏のために書かれた本である。著者は言う。「モテる」「モテない」は技術であると。その考えに沿って、その技術の習得のしかたや恋愛のルールが「どこで女性に出会えるか」「ベッドで理想の男になるために」「女性に攻撃されたとき」といった15章にわたって詳細に書かれている。
   たとえば「どこで女性に出会えるか」の章では、料理教室や台所用品コーナーといった「秘密の場所」をあげ、街なかでは「高さが1メートル以上はありそうなぬいぐるみ」を持ち歩く、といった意外性のなかにも、論理的で実行可能な技術がいくつも紹介されている。

   ただ「常に複数の女性を追いかける」など、一見すると抵抗をおぼえたり賛同しかねる部分もあるかもしれない。また、意中の人との恋が成就しないという悩みを抱えているのであれば、このルールは、あまり意味のないものにも思える。しかし、本書を読み進めていけばわかるように、そういった考えこそが「モテない」男性をそうたらしめているものなのである。

   ダンテがベアトリーチェへのかなわぬ思いを胸に「神曲」を完成させたように、かなわぬ恋を前進のエネルギーにした例は多くあるが、本書では失恋をバネに「前向きに生きよう」的な慰めをしているわけではない。また、単純な「女性の口説き方」の本にもなってはいない。

 「女性にモテるかどうかではなく、自分の生き方に自分の価値を見つけられる」かどうかが大事なのであり、「自分が望む生き方ができるように人生を設計すること。そこに女性が含まれていようが、含まれていまいが関係ない」。こんなふうに新鮮な視点を提示してくれるところが、本書の最大の魅力だろう。(長谷川和彦)
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自分が常にいい男ではないことを認め、ときには悪い考えを持ち、ときには嫌な行いをすることを知っている男性の方が、むしろ自分の行動に責任を取れる男だと言える。

真実を告げても状況は進展しない。直ぐに全てを包み隠さず話してしまっても行けないのだ。

前向きな態度も成功も、何かをコツコツとやってきた成果として生じるモノ。

セックスを求める態度は、あなたが人生の目的を追い求める態度をそのまま反映している。

モテる男は女性の「ノー」に動じない。
拒否されたことによって自己イメージに傷をつけない。

複数の契約を追いかける。成績の振るわない同僚たちは、営業活動を「確率のゲーム」だと考えることができない。客に断られたり、仕事が上手くいかないと、自分を責めてしまう。営業していれば、断られることも当然あるが、いつかは必ず契約が撮れると、考えることができる断られた後の一時的な後味の悪さをいつまでも引きずり、目標を見失ってしまう。

常に出会いのチャンスを伺っている。
自分で自分の人生をコントロールする。
理想の女性をロマンチックな気分にさせるためには、あなたのどういう面を強調すれば良いか。

同じ事をただ繰り返して、別の結果を期待するのは常軌を逸した人間のすることだ。

誘惑的な家。
すっきりと照明に気を配っている。

全ての成功は何千もの段階を踏むことによってもたらされる。
自分を責めず、陽気に、あきらめず、確率を楽しむ。

声を掛けることの目的。
最終目標は、女性に自分と合うことを楽しみだと思わせること。

何もかも思い通りに行くという確信が持てるまで、何にも挑戦しないという生き方を選ぶか、それともすべては上手くいくと信じて当たって砕けろで人生に立ち向かう生き方。

1.女性の素晴らしさを褒め称える。
2.心が彼女のことでいっぱいだと言うこと
3.彼女のことをいつも思っていること

金を出したからといって、物事が上手く行くことは無い。
金が必要な努力の代わりをしてくれることは無い。

男を土台にして、理性と責任感を取り除けば良いんだ。

セックスできたかどうかとは無関係に、女性と何らかのやり取りをすれば、その全てを成功だと考える癖をつける。
経験から何かを学べば、別の女性との間に同じ問題が起きたときにずっと上手く対処できるように成る。

本書に示した方法を実際に試してみなければ、本書を読んでも何の意味も無い。






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