2012年10月20日土曜日

君はまだ残業しているのか/吉越浩一郎


ワークライフバランスの重要性が叫ばれて久しいが、あいかわらず日本の会社は残業天国。このままでは社員はますます疲弊し、企業も衰退していくばかり。
本書では、「早朝会議」「がんばるタイム」といったユニークな取り組みで、全社残業ゼロ&19期連続増収増益を達成した元トリンプ社長が、残業削減と成果向上を両立させる極意を伝授する。
◎ToDoに優先順位をつけない
◎「デッドライン」に余裕を持たせない
◎オリジナルにこだわらない
◎会議は長く・多くする
◎「夜の3時間」は自分に投資する
など、著者が提唱するのは常識を覆すことばかり。しかし、この方法で著者は自分と会社の「完全残業ゼロ」を達成した。
巻末には、佐々木常夫氏(東レ経営研究所特別顧問)とのオリジナル対談「みんなが幸せになる『働き方』の話をしよう」を収録。
新入社員から経営者まで、いまの働き方を変えたいすべてのビジネスパーソン必読の書。
ベストセラー『「残業ゼロ」の仕事力』を改題し、再編集。
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ホワイトカラーは生産工場などで行われている「問題の原因追及」ができないのは、残業が問題そのものを見えにくくしてしまっているのが大きい。

まずロジックで骨組みを堅め、その隙間をGNN(義理・人情・浪花節)で埋める。こうやってバランスを取るのが、日本人にとっては一番安定しているような気がします。

問題は細分化すれば、自分ができることや、やるべき事が具体的に見えるので、直ぐに行動を起こすことができます。

デッドラインを決める際、気をつけなければならないのは、相手の顔色を見て、「これくらいならできるだろう」と配慮をしないことです。そうではなく、あくまで「会社にとって正しいことを優先する。」、これがデッドラインの決め方の極意です。

人はいつも不足気味にしておけ。そうでなければ人は育たぬ。
60点主義で即決せよ。決断はタイムリーに成せ。
決めるべき時に決めぬのは度しがたい失敗だ。
人は早く高度の仕事につけるほど伸びる公算が大きい。仕事は重課主義で行け。

「脳が命令したら右手はそれに従う。以上、終わり」これができる会社が一番強い。

仕事以外の人生を、本生の準備として普段から充実させておく。





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