2012年5月3日木曜日

2022 -これから10年、活躍できる人の条件-/神田昌典



「あと数年で会社はなくなる」
「中国は2025年まで発展、日本は2020年以降、崖から転がるように落ち込む」
「iPhoneは2016年に製造終了」
……本書で語られる、衝撃的な予言の数々だ。
客観的にみれば、日本を取り囲む状況は、真っ暗。
にもかかわらず、「これからの日本は、チャンスに溢れている」と著者は言い切る。
しかし、それは「今希望を描き、行動を起こす」ことを選んだ人のみ。
つまり、今この瞬間のあなたの選択こそが、これから10年、活躍できるか、後悔する人生を送るかのターニングポイントなのだ。
「これからの10年はどうなる?」
「日本人だけがつかめるチャンスとは?」
「若手ビジネスパーソンが今、すべきこととは?」
「30代・40代の役割とは?」
……答えはすべて、本書の中にある!
カリスマ経営コンサルタント・神田昌典が満を持して送る渾身の人生論、ついに完成。
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70年サイクル「志・能・公・商」
志:創造者、創る人、坂本龍馬・井深歳男・本田宗一郎・堀江貴文
能:実務者、広げる人、犬養毅・盛田昭夫・中内功
公:管理者、良くする人、大倉喜七郎・大前研一・糸井重里
商:放浪者、壊す人、松下幸之助・孫正義・折口雅弘


文明崩壊・ジャレド・ダイアモンド
文明が崩壊する原因は、戦争でも病気でも食糧危機でもない。それは歴史が大きなターニングポイントに差しかかったときに、「引き継ぐべき価値観」と「捨て去るべき価値観」を見極められたかどうかの違い。

景気は、46歳〜50歳の人口の増減によって決まる。
この年代は、人生で最もお金を使う年代であり、節約したくても、出費を抑えられない。

いま大人が日本に引きこもるなら、子供たちの可能性と選択肢を奪う。

各モデルのライフサイクルが最長期の3分の1に成ったときには、晩年になったサイン。

会社がなくなる理由。
・会社では人が育たない。事業を立ち上げた人が全部仕事をして後の人は手足のように振り回されておしまい。
・会社では無から有を産み出す経験が積めない。大事業になる見込みがなければ、参入しなくなるため。
・一部の仕事をしている社員が抜けると、会社には何も残らない。経験は有能なビジネスパーソンにとって、お金よりも価値を持つ。

3つのやるべきこと。
まず、海外留学。英語、そして中国語。
そして、ボランティア経験。まずは被災地に足を運べ。キミが被災地に行ったところで、何も変わらない。だが、キミは大きく変わる。
最後に、優秀な人材が集まる場所の空気を吸え。

早期退職希望ではなく、新規事業立ち上げ講座を開催し、二年後に新規事業を作り上げることを目的にする。

これは自分の仕事だと思えるプロジェクトが表れたときには、それだと分かる。本当に熱中できる仕事にリスクはない。

人生節目7年説
一生を12人の役者が登場する一つの演劇として考えてみよう。
7年ごとに各キャラクターを持った12人の役者が登場する。
〜7:無垢、安全な環境
〜14:孤児、放棄
〜21:戦士、障害・チャレンジ
〜28:世話役、他社の必要性や依存に気づくこと
〜35:探求者、離別・不満足・空虚感
〜42:破壊者、痛み・悲劇・喪失
〜49:恋人、没頭・恋に落ちる
〜56:創造者、白昼夢・インスピレーション
〜63:支配者、資源・調和
〜70:魔術師、肉体的・精神的な病気・霊感・シンクロ体験
〜77:賢人、混乱・真実が知りたいという深い願望
〜84:愚者、退屈・倦怠



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