2010年7月15日木曜日

チェンジメーカー/勝間和代

「チェンジメーカー(Change Maker)」という言葉を聞いたことがありますか?
日本をより良い方向に変えるため、世界をより良い方向に帰るためには、「チェンジメーカー」と言われる変革者の存在が必要ですが、私たち一人一人、誰もが「チェンジメーカー」になり得る素質を持っています。大切なのは、世の中を良くしたいという「強い思い」を粘り強く持ち続けることです。
----

重要なことは、住みたい社会、暮らしたい未来をビビッドに思い描き、それが今とどのように違っていて、何がギャップで、障害は何であるかを理解することです。

あまりにも長い時間を会社に使いすぎて、会社以外に居場所がないから、日本にシルバー資本主義が蔓延している。

簡単だけれども影響力の高い行動を「ボウリングの一番ピン」と私は呼んでいます。

セーフティ・ネット作りとは、簡単に言うと自分の居場所を沢山作ることです。

目標はSMARTに!
S: Simple, 余計なものを省き、簡単にすること
M: Measurable, 測定できるような数字にすること
A: Achievable, 容易ではないが、頑張れば達成できるものにすること
R: Result-based, 結果を成果として現せるものにすること
T: Time-oriented, 期限を明確にすること

結婚生活のすすめ
1.ワーク・ライフ・バランスを考えざるを得ないことから、生産性が向上する。
2.パートナーと共に暮らすことにより、他人との学びあいの機会を得る。
3.ダイバーシティ(社会の多様性)に対する理解が深まる。

子供も部下も自ら成長する力を持っているので、自分の型にはめようとしてはいけないのです。

「手伝ってあげようか」と言う台詞の背景には、「妻がやるのが本来だが、少しは自分が手伝おう」という価値観が見え隠れします。

日本人は、今までと同じように、あるいは周りと同じように仕事をします。目的を実現するために効率的な方法を考える「目的思考」ではなく、「同調思考」で仕事をしているため、そこから抜け出す人に不寛容なのです。

会社選びの判断軸。
1.コモディティ企業ではなく、スペシャリティ企業を選ぼう
2.スペシャリティ企業であり続ける会社を選ぼう
3.成長ステージにある会社を選ぼう
4.利益部門への配属を望もう
5.自分の強みを積み上げられる転職先を選ぼう

「非正規雇用を認める職種を増やしたのは、高年齢層の正規雇用を守るため」

ポータブルスキル
1.他業界の事例を勉強し、自分の業界でも利用できるアイディアを深める。
2.自分の仕事のマニュアルを作り、体系化・普遍化する
3.取引先の社員を自分のメンバーだと仮定して仕事をする

自分が会社に必要な人間になるために、自分にしかできない仕事を作ろうとする人がいますが、提案2はその反対です。

各事業の担当者は、自分がインターネットを使って、既存のGEのビジネスを攻撃する側だったら、何をするか、徹底的に考え抜きました。

経営者の視点から考えるために、以下の心技体の枠組みを理解してください。
心ー長期的なビジョンと目標を持つこと、日常業務を超えた視点で仕事を見ること
技ーマーケティングを実行して顧客を開拓し、財務で価値を図ること
体ー自分がやるのではなく、まわりにやりきらせる実行力を持つこと


0 件のコメント: