2011年9月15日木曜日

雇用融解/風間直樹


「がんばる人も報われない」現代日本の雇用の実態を描いたルポ
ルタージュ。名だたる大企業が「人」をどのように扱っているか、その一面を鋭
くえぐる。低収入で不安定な立場の非正規社員。かたや過労死に至ってもおかし
くない水準で働き続けても相応には報われない正社員。これが、過去10年あまり
にわたる財界の雇用改革が生み出した日本人の姿だーー。
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失われた10年の新卒採用世代
トヨタ本体こそ期間工など非正規社員からの正社員登用も勧めるがこれはまだ例外的。
現在30歳前後の就職超氷河期世代で新卒時の就職に失敗した若者の多くは、このまま一生今の状態から浮上できないことに成りかねない。

コストは格安、いつでも解雇できる業務請負会社

個人請負の活用に当たり、コスト削減、生産変動への対応などの動機は非常に顕著であるが、外部専門人材の動機は顕著でない。

謝金雇用で旧帝国大学で働く教授秘書。休暇制度そのものが該当しない。

医者の当直は労働基準法とその施行規則では、労働時間としてカウントされない。
医療行為による死亡事故での逮捕者続出。
「聖職者さながらの自己犠牲。」




任せる技術/小倉広

忙しくて教える時間がない、自分でやったほうが早い、失敗の責任を負うのがイヤだ…。そんな悩みを解決、さらに部下・後輩の育成に役立ち、自分のレベル・アップも図れる手法を伝授。
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できるようになってから任せるのではない。任せるからできるようになる。
既に課長の仕事をしている人を後から課長にする。
定例反復的な仕事は100%部下に任せる。
作業ではなく責任を部下に任せる。
もしも下足番を命じられたら、日本一の下足番になって見ろ。さすれば、誰も君を下足番にはしておかぬ。
相手をプロとしてリスペクトせよ。「あいつが捕れないのなら誰も捕れないさ」
子供に魚を一匹与えれば一日は食べられる。しかし、魚の取り方を教えてあげれば一生食べられるようになる。
フィードバックの五段階。2までで抑えよう。
1.事実:チャックが開いているよ。
2.主観:チャックが開いているよ。おかしいよ。
3.評価:チャックが開いているよ。だらしないな。
4.提案:チャックが開いているよ。気をつけた方が良いよ。
5.命令:チャックが開いているよ。早くしめろ。
上司の脳は問題解決したがる。部下の脳は共感を求める。
1秒で理解できないものは見える化ではない。



 

2日で人生が変わる「箱」の法則/アービンジャー・インスティテュート

前書『自分の小さな「箱」から脱出する方法』でカリスマ経営者として登場するルー・ハーバートは、20年前のこの2日間の「奇跡のセミナー」で初めて家庭生活と職場を変えることができる考え方を学んだのだ。自分を変えることができれば、まわりの人も正しい方向へ導ける―人間関係に関するあらゆる問題を解決するための「箱」の法則のすべてを明かす、待望の第二弾、ついに登場。
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共謀の図式
1.彼女の行動
尋ね、不満を漏らししつこく頼んで私が行うことを強く要求する。
2.私の味方
もの:
要求がきつい、理不尽、小うるさい、じゃまもの
3.私の行動
講義する、彼女に教える、傲慢な態度で応じる
4.彼女の味方
もの:
自己中心的、思いやりが無い、未熟
1へ
堂々巡りで、相手にこっちが不満に思う行動を取らせている。
気持ち/願望(モルデカイに効果を拾ってあげる。)
→気持ちに従う
→気持ちにそむく
私に対する見方
・優越、被害者、悪い、よく見られたい
モルデカイに対する味方
・そこにいる権利は無い、私から平和を奪う、シオニストの恐れあり、偏狭、
感情
・怒り、憂鬱、苦々しい、自己正当化
世の中に対する見方
・不当、不公平、過酷、私に不利
私が自分に背いたとき、他人の過ちが私の中で急速に膨れ上がります。
つまり、それを実際よりも悪いものにし始める。それが悪ければ悪いほど、私は正当化されたと感じるからです。
優越の箱
世の中に対する見方
・競争的、不安定、自分を必要としている
他人に対する見方
・劣等、無能/問題にならない、不確実/間違っている
感情
・苛立ち、侮蔑的な気持ち、無関心
自分自身に対する見方
・優等、重要、有徳/正当

当然の箱
世の中に対する見方
・不当、不公正、私に借りがある
他人に対する見方
・勘違い、ひどい扱いをする、恩知らず
感情
・権利がある、恵まれない、憤慨
自分自身に対する見方
・賞賛に値する、ひどい扱いをされる/被害者、真価を認められない

体裁の箱
世の中に対する見方
・危険、注視している、私を評価する
他人に対する見方
・批判的、脅迫的、私の聴衆
感情
・不安/心配、愛情に飢えている/圧力を受けている、圧倒されている
自分自身に対する見方
・立派でなければならない、偽者であるという思い

 劣等感の箱

世の中に対する見方
・厳しい/困難、私に敵対的、私を無視している
他人に対する見方
・有利な点を持っている、特権を持っている、恵まれている
感情
・無力、ねたましい/つらい、憂鬱
自分自身に対する見方
・劣等、不完全、運命づけられている

「今の地位を謳歌するのは行けないことか?」
私が職務を果たすために不可欠なのはどの特典で、単に個人的なわがままによるものはどれか。
つまり、どれが、キャンディ・バーとエア・マットレスで、どれが無線機と救急箱か。

人を無理矢理変えることはできないが、変わろうという気にさせることはできる。

澄んだ平和な心を取り戻す(4つの要素)
1.箱の徴候を探す
非難、正当化、冷酷さ、優越感、当然、体裁を整える、劣等感
2.箱の外の場所を見つける
箱の外の人間関係、記憶、行動、場所
3.状況を改めて考える
すなわち、箱の外の観点から
ーこの人やこの人々の難題、試練、重荷、苦しみは何?
ー私や私の所属するグループが、その難題、試練、重荷、苦しみをどのように増大させているか?
ーこの人このグループのために、私は何をすべきか?助けるために何ができるだろうか?
4.私が見つけたことに基づいて行動する
私がすべきだと感じていることをする。

和平ピラミッド
正す
教え、伝える
聴き、知る
関係を築く
影響力を持つ他社との関係を築く
箱から脱出する、平和な心を獲得する

教訓1
ピラミッドの下段に時間と努力を注ぐこと

教訓2
ピラミッドのある段の問題の解決策は、その段より下にある。

教訓3
ピラミッドの各段階で効果を上げられるか否かは、ピラミッドの最下段ーーあり方にかかっている

外面的な逃走は避けられないとしても、心は平和な状態で戦うことができる。





2011年9月13日火曜日

若者はなぜ「就職」できなくなったのか?/児美川孝一郎


★「日本的雇用」、「新規学卒就職」モデルの崩壊!★

「就職内定率」悪化、下落率は過去最大!
もはや勝ち組ではない、燃え尽きる「正社員」!
技術を得る機会を与えられない「非正規労働者」!
「職業的レリバンス」の低い教育を続ける学校現場・・・。
「日本的雇用」「新規学卒就職モデル」の崩壊をきっかけに、
就職できない若者があふれるニッポン社会。
いま、学校や親には何ができるのか?
若者たちは何を知るべきなのか?
ルール無き時代を生き抜くための「リアルな入門書」が遂に登場!!

就職できない若者が溢れる現在、学校や親には何ができるのか?
若者たちは何を知るべきなのか?
ルールなき時代を生き抜くためのリアルな入門書が遂に誕生!!
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2009年の高卒求職者:19万1000
2010年の高卒求職者:15万3000


高卒者:1992年、180万7千人
     2009年、106万3千人(40%減)
大学数、1992年、523校
    2009年、773校(48%増)


新卒採用<ー>既卒者採用、通年採用、非正規雇用、


欧米諸国では、年齢制限なし、通年採用が原則。


学校から仕事へのスムースな移行が変容したのは、新卒採用が縮小し、非正規雇用が急増した。


新卒一括採用では、応募した生徒の職業適性や志望動機、意欲といったものではなく、学業成績によって決められていた。
trainabilityが重要とされていた。


日本的雇用:三種の神器
1.終身雇用、2.年功序列賃金、3.企業別労働組合


1.同一価値労働・同一賃金
「オランダモデル」制度疲労無き成熟社会。
非正規雇用者の賃金が改善される。


2.採用における「新卒」主義が緩和され、卒業後何年かして正社員を目指すものにも均等な門戸が開かれること。


3.企業横断的な職業能力。


自分から出発しない、キャリアガイダンス。
就労経験をじっくりと振り返ることができない学生では限界がある。


オーストラリアの中等学校の中への職業教育訓練科目の拡充。


http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3130.html

2011年8月28日日曜日

Being Geek/Michael Lopp

NetscapeやBorlandなどシリコンバレーの企業で長年働いた経験を持つ著者が、ソフトウェア開発者のキャリア形成について解説します。
エンジニアが転職を考えるとき、何を検討し、決断するか。転職後のマネージャや同僚と関係の築き方や、エンジニアがマネージャになる際の困難とは。
そしてさらなるチャレンジを考える時にすべきことは何か。
組織を構成する複雑な人間関係を理解し、自身の力を最大限に発揮しながら、自分にあったキャリアと働き方を提案する本書は、
ギークであり続けたいと考えるエンジニア必携の一冊です。
日本語版には伊藤直也氏による「日本語版まえがき」を収録。
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ギークの信条
・物事を理解するにはまず定義を知るべき。
・システムは必ず認識可能な要素に分けられる。
・何をすべきかを判断するには、まずルールを見つける。
・ルールを知れば成功のための行動が取れる。

ギークが困るのは、物事がルールに従って動かないとき。

「自分のキャリアについての愚痴が出るようになったら大きな問題だ。」

マネージャはただ単に何もかも忘れてしまうわけではない。その代わり、新たにいろいろなことを学んでいるのだ。

「私の仕事に対して責任を負うのはマネージャだが、私のキャリアに対して責任を負うのは私自身である。」

転職先の価値を会社自体の将来性や待遇といった面だけでなく、そこで本当に自分のやりたいことができるか?という点でも見極めなければならない。

面接では、提出した資料と同じものを用意して話したほうが良い。

人を選ぶ際には技術力より大事なことがある。この人が会社からいなくなたら寂しいと思うか?

質問に対しての答えるプロセス
同じ質問でも、質問者の立場によって期待値が違う。
どういう答えを刷るのか、何を話すのかを明確に見極めてから話し始める。

面接官のボタン
つい、異聞についての情報は低実施手も、相手についての情報を得ようとすることを忘れがちになってしまう。それが失敗の元になることも多い。
雇われるほうも、会社について詳しく知る努力をしなくてはならないのだ。

質問内容の背景について、逆に質問していく。

実際の報酬のブレークダウン。
基本給:640
福利厚生費等:640x0.25 = 160
ボーナス:20
ストックオプション:60

入社半年後に、見直しをお願い?
休暇をもう少し増やせる?
勤務開始日を一ヶ月遅らせる?

私が会社の先行きを心配するようになったのは、いつもブリッジをしていた立ち上げメンバーの一人が会社を辞めたときだ。

言い訳をやめ、責任転嫁を考えるのではなく、意味のあることを言う。

啓蒙家タイプマネージャ
部下が大きなミスをしたときに、矢継ぎ早に質問を浴びせたり、優先順位をつけようと躍起になったりもしない。
あくまで落ち着いた態度を崩さず、穏やかに話し合い、事の重大さを部下に悟らせ、解決の道筋もそれとなく分からせるようにする。

採用計画:必要な人材は何人で、どれくらい急を要するか。会社の規模を決めるレバー。
これは!と思った人を逃さないための戦略は同じ。「あなたに来て欲しい」ということを何度も繰り返し伝えるということだ。

会社の文化が丸い穴だとしたら、そこに四角い杭を打ち込もうとする人間がいるということが言いたい。

集団は池のようなもの。
波は人から人へと伝わる情報である。大きなしずくが落ちれば、波も大きくなり、遠くまで広がる。
池の中にいれば、絶え間なく情報が集まってくるが、在宅勤務をしている社員は、池の外にいる。

トリクルリスト
少しずつ絶え間なく時間を投資していれば、思いがけない成果が挙げられる。というもの。
長期的な戦略に関わる、小さな行動のリスト。

危機案件と創造案件のどちらに対応しようか。緊急で重要と、緊急でない重要。

一見シンプルだが実は高機能。
TextMate, Terminal, Transmit, LaaunchBar, Dropbox。

無意味なことから自分の範囲を広げる。
Wreck This Journal。自分に必要な何か、しかし、そのことに自分が気づいていない何かを取り入れる要素。

プレゼンテーション
プレゼンテーションはパフォーマンスであり、アートである。そのためには、絶え間ない練習が必要。実際に立ち上がり、何度も何度も繰り返し、誰も見ていないところで練習をする。
3つのアドバイス
1.沢山の目を持った一人の人に向かって話しているのだと思って話す。
2.沈黙を区切りとして使う。
3.聴衆もプレゼンテーションの成功を望んでいる。

充分に準備もしないまま無理にプレゼンテーションをする効用。
1.プレゼンテーションが全体としてどのようなものになるか、だいたいの感触がつかめる。
2.自分の話している声を聞くことができる。
3.少し自信がつく。何があってもこれ以下になることは無いだろう。

失敗のシナリオ。
1.自分の負けを早く察知する。
2.知らないことは「知らない」と言ってしまう。
3.それを知るために、具体的に何をしなくてはならないかを明確に話す。そして、いつまでにするか、期日も示す。





2011年8月25日木曜日

男の作法/池波正太郎

てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ…。勘定、人事、組織、ネクタイ、日記、贈り物、小遣い、家具、酒、月給袋など百般にわたって、豊富な人生経験をもつ著者が、時代を超えた“男の常識”を語り、さりげなく“男の生き方”を説く。
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勘兵衛のやりに相当するような、誰も真似のできない特技を身につけていれば、自分を正当に評価しないような主人には、家来の方から絶縁状をたたきつけても、すぐに次の主人が見つかったわけです。

習慣になるように自分をし向けていると、そのうちに本当に習慣になってしまうものです。

タクシー運転手にチップをあげてご覧なさい。そうすれば、交通事故防止にも成るよ。




2011年8月24日水曜日

上海で働く/須藤みか

現地採用の労働条件、上海の就職状況、仕事の探し方のノウハウ、上海で求められている人材の徹底分析を満載。労働ビザと居留証の取得方法、労務トラブル例と対処法など実例を紹介。住環境の選び方から住居の探し方、交渉のノウハウなどの住居編と中国の慣習や銀行口座の開き方や健康管理などの生活に必要な情報を徹底ガイド。働きながら学ぶ人、働く前に学ぶ人にも必要な留学情報、大学、語学学校など紹介。
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必須条件:HSK6級、7,8級が望ましく、9級以上になればかなり有利。
いかに中国人部下にモチベーションを与えて、働かせていくか。


カリフォルニアで働く/浅田光博

カリフォルニアで働く為に必要な情報を徹底ガイド。出発までの準備、仕事探しの方法、ビザ(査証)と労働許可、語学学校、住まい、健康管理等の情報も記載。俳優、レストラン経営者など現地で働く日本人の体験記も収録。
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日本からアメリカへの荷造り
渡米の際の飛行機。
郵便小包(10キロ)
航空便:7〜10日:17650円
SAL便:2週間:12250円
船便:1ヶ月半:6750円
海外宅急便

日本から持参した方がよいもの
・日本語版のソフトが入ったパソコン
・電子辞書
・戸籍謄本2,3通(英訳)
・医師の診断書(持病持ち)
・常備薬
・当面、読む本
・こだわりの調味料やインスタントラーメン
・卒業証明書
・スーツ、ワイシャツとネクタイ
・クレジットカード
・日本の運転免許証
・国際免許証
・カメラ、デジカメ

役所等への諸手続
・住民票・国外転出届
・海外でも国民健康保険を適用化
・海外出産でも出産一時金が出る
・子供の児童手当
・国民年金の任意化
・確定申告

2011年8月18日木曜日

格差社会ニッポンで働くということ/熊沢誠

一九九〇年代後半から加速度的に顕在化した雇い方・働かせ方に関する企業労務の展開からもたらされた、雇用形態の多様化、ワーキングプアの急増、働きすぎの人たちと働けない人たちの共存、労働条件が悪くても声をあげられないこと…つまり、“労働問題”こそが、日本をまぎれもなく格差社会とさせているのだ。格差社会論はこれまでも数多いが、労使関係の視点から「労働そのもの」をみつめた議論はいまだなかった。本書は、それをみつめつづけてきた著者だからこそ可能となった新しい格差社会論であると同時に、労働研究の到達点から語られる“日本の労働”入門でもある。
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労働のパノラマ
1.システムを設計、企画、管理する職務
2.システムの稼働を補完する仕事
2−1,中核
2−2,周辺
3.システムとシステムとの間を媒介する職務
3-1,システムと顧客をつなぐ職務
3-2,システム間の物流・人流を担う職務
4.システム稼働から相対的に自立して働く、有資格の対個人サービス職務

最新装置の生産性がなまじっか高いからこそ、その新鋭装置を経済的たらしめるために、昔ながらの単純労働を遂行するたくさんの人員が必要になる。

賃金の企業規模格差。
データブック国際労働比較を参照(国立国会図書館)

賃金の決め方

       顕在能力
職務給      |
職種別賃金    | 出来高高給・成果給・年俸制
         |
集団的属性<−−−−−−−−−−>個人に対する評価
         |
年齢・勤続給   | 職能給・資格給
性別・学歴別   |
       潜在能力

賃金上下データ
1991:41%が一割アップ
2003:20%のみ
就業構造基本調査



2011年8月4日木曜日

遊ぶ奴ほどよくデキる/大前研一

オフタイムを有効に使えない日本人は多い。「金がない」「時間がない」「心の余裕がない」といって、だらだらと過ごすことで一生を終えてしまう。しかし、これでは人生を楽しむことなんてできないし、ましてや仕事でたまったストレスを発散させることもできない。本書はクレバーに時間、金、余裕を作り出し、オフを充実させることによって、人生そのものを謳歌できるための知恵が凝縮された一冊。もちろん、そうすることによって仕事面にもいい影響が出ることは必至。これを読めば、現在のような不透明な時代にあっても自分を見失わず、明るく生きていくことができるはずだ。
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年間100万円のオフ資金:学校(私立→公立)、住宅(戸建て→マンション)、車(マイカー→なし)

年齢不相応の精神を持て!
海遊びを楽しめない日本は「レジャー後進国」だ。
楽器を始めて一生の友を!
「年齢不相応の精神」でスポーツに挑戦しよう!

ブルーマンデーを撃退せよ!
週末時間配分術:
1.週末のオフは金曜の夜から始めよう。
2.体力を要するレジャーは土曜日に楽しみ、日曜日は心も体も完全オフに。
3.オフは日曜日の夕食で終え、夜から仕事に備えよう。
日曜日の夜の内に、自分の提案に反対する可能性がある人に宛てて、議案の提案理由や狙いを説明し、一文添えたメールを発信する。

1冊のビジネス書を読むのに費やすのは、1時間が目安だろう。
歴史・時代小説などは、敗者や非主流の人々の物語こそ、乱世を生きる上で示唆に富んだ記述が多い。
 小栗忠順:河合継之助:峠
哲学書・自然科学書
 ファラデー・ダーウィン・ソクラテスの弁明・プラトン
定期借地権:50〜51年という期間をあらかじめ区切り、所有者から土地を借りる借地の方法。

書斎のすすめ
1.1人になる時間を、スケジュールに組み込んで習慣化する。
2.リフレッシュのための空間と、思考のための空間を使い分ける。
3.そこに身を置くと集中してものが考えられるという場所を作り、定番化する。

書斎のメリット
1.自分の居場所ができて精神的にリラックスできる
2.ビジネス能力を高めるための勉強を落ち着いてできる。
3.勉強している姿を子供に見せられる。

旅に出よう
1.いままで言ったことのある観光地や主見に関わる場所を訪ねてみる。
2.海外の観光地をステップ1と同じ方法で訪ねてみる。
3.予算とアクセス方法、宿泊場所を決める。
4.旅のプラン書を作成する。

自分の健康を犠牲にする価値がある仕事など存在しない。充実した楽しい人生を送る上で、万全な体調は必要不可欠である。
デジタルカメラは「会話」のためのツール
インターネットで自分史の整理と賢い買い物。

飲みにケーションのデメリット
1.仕事が終わっているのに同じ会社の人間と行動を共にしている。
2.仕事の不満や悩みを話題にしても、聞き手は往々にしてその悩みを解決できる立場ではない。
3.家族とのふれあいの時間が無くなる。
4.カラダを休めるべきところを飲酒に費やしてしまい、疲れもたまる。

イギリスのパブ文化のススメ
1人でなじみのパブに向かう。ホステスに話をさせる。外国人ならば、仕事や文化や生活など聴いてみる。
隠れ家を2軒持つと人生が豊かになる。

家族マネジメント:毎週木曜の夜は「家族の定期点検」をしよう。
妻を家事から少しでも解放し、ゆったりとして気持ちで話し合える環境を作る。
月曜はIT/財務/英語に関連したビジネス能力を高める勉強をする。
火曜はボランティア活動。水曜は残業で、木曜は家族の定期点検。金曜はオフ。

テレビ周りを片付け、家の中から不要なものを追い出し、溢れ出ていたものを収納する。無機質なくらい整然としていても構わないだろう。

単身赴任を逆手に、家族との絆を深める。
1.家族みんなで行うプロジェクトを作る
2.スケジュールを共有する。
3.サイバー空間を利用すうr。

妻に「自由」「裁量」を与えれば、熟年離婚は遠のく
愛情は時間で計る。時間を取って、信頼関係を築く。

ジャングルの掟で子供に危険を体験させよ。
サマーキャンプに参加し、大学生たちに色々な事を教えてもらう。
説教は対面で、悩みは散歩中に聞こう。
子供の預け合いや、全寮制への検討。
1.精神的にたくましい子供が育つ
2.子供が親の愛情や家族の暖かさを痛感する
3.夫婦だけの時間が充実する
4.親の「子離れ」が進む

子供に教えるのではなく、学ぶ助けをする。
1.子供の質問に答えるな。
 子供と一緒になって、悩みの後先を考える。
2.子供と一緒にご近所のフィールドワークに出かける。
 好奇心を持った事柄を一緒に調べてみる。

家族イベントを子供に仕切らせる。
1.食後に3分間スピーチをしよう。
2.親の接待イベントを考えさせよう。
3.得意なことができたら、家族内「商権」を子供にも認める。

行きたくなければ行く必要はないが、やるべき事はやれ。試験の時だけは学校に行って、とにかく一番になれ。

一生つきあえる趣味を選ぶ
1.40歳を過ぎたら、定年後に続けられる趣味を持とう。
2.様々な年代の仲間と一緒に楽しもう。
3.発表の機会がある趣味を選ぼう。

定年後本当にやりたいことがあるのなら、日頃から家族や同僚、友人に公言し、いまのうちから実行に移そう。
定年後の居場所くらいは自分で見つけておきたい。

老後の海外移住も良い。

2011年8月3日水曜日

日本を降りる若者たち/下川祐治

日本で悩み続けたことがバカみたいいに思えてきた。バンコクをはじめ増え続ける「外こもり」。彼らがこの生き方を選んだ理由とは。
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ふくちゃんは東京という街からはじき出されてしまったのではないか?

お中元とお歳暮の仕分けや配達の仕事が一念の中のサイクルに組み込まれており、集中的に働き、一気に資金を集め、バンコクで暮らす。

「どうして息を吸う方法を小学校から習うの?苦しかったら顔を出して泳げばいいじゃない。」
大変なことはできるだけ避けようとするのが、タイ人の発想である。
日本人は息の吸い方が上手くできずに悶々と悩み、そのあげく、心の均衡を欠いてしまうような民族なのだ。

カオサンの外こもりとラングナム通りの比較。
共通点は、自分の意志でタイを選んだこと。両者の違いは、タイで「暮らすこと」の中に「働くこと」を持ち込んだかどうかである。

日本で頑張れた人は、タイでも頑張れる。タイで頑張れた人は、日本でも頑張れる。
日本で頑張れない、あるいは頑張らない人が居心地の悪さを感じて、他人の目を気にせず頑張らない自分を貫くことができる場所をタイに求める。

シュガー社員が会社を溶かす/田北百樹子

なぜ、若手社員は自分に甘く、勝手ばかり言うのか?
各メディアで話題の、自分に甘く、自立心に乏しい「シュガー社員」。その名付け親が、遂に本を執筆!
●会社のルールが「自分らしさ」を奪っている●私がやりたいことはこんな仕事ではないので一生懸命にはなれない...一人前に仕事ができないのに甘い考えばかりを持ち権利だけを主張、社内において向上心も責任感もない彼らへの対処法をタイプ別に紹介します。
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会社依存症を夫婦生活に例えると分かりやすい。
「有給休暇はどれくらいまとめてとれるのか」「残業は自分の用事があれば断れるのか」「仕事中に怪我をしたら会社はどれくらい保証してくれるのか」
「ねえ、私をどれくらい幸せにしてくれるの?今すぐ応えて」

転職前の会社の良いところを言うのは、今の恋人に対して、前の彼氏の良いところをたくさん言って、あなたはどうしてくれるの?って聴くようなもの。

勉強に真面目に取り組み、学習塾や習い事にも通い、これといった欠点もない人。彼らが大人になり、社会という大会に出て現実に直面したときに、ようやく世の中には自分より優秀な人間が一杯いることに気がつくのです。そして、「自分はそれほどでもない」と嫌でも思い知らされるときが必ず訪れます。

ヘリ親依存型
欧米で仕事をした経験のある人は、個人を尊重する労務管理になれてしまい、日本独特の体勢が歯がゆいこともあるでしょう。
だからといって、外国の文化をそのまま日本に持ち込めるわけがありません。
どんなに個人レベルでの能力が高くても、チームワークが大切。

過保護な親が子供にへばりつき、両者は互いに縛り合い、破滅の方向へ向かっていく。
嫌なことがあれば、すぐに会社を辞めるのが特徴ですが、それなりに美味しい企業には、何が何でも食いつく、という一面も。
1.クレームをうったえる親とは1人で面談しない。
2.最初から時間を区切って面談する。
3.相手の要求が酷い場合には会話を録音する。

俺リスペクト型
自分が損をするのが大嫌い。仕事はできないが、金銭や権力の匂いには何故か敏感。自分のことを鼻にかけ、優遇されなければ会社の批判ばかり。
本人のプライドを傷つけないことが大切。褒めてのばすも叱ってのばすも難しく、社員からの評判を本人に聞かせる。

プリズンブレイク型
頑張って居るんだけど、頑張っているだけ。基本的には真面目で勉強か。派手に遊んできた経験もなさそうで、一見実直なイメージ。だけど実践力と体力がない。壁にぶち当たると壁を乗り越えられず、楽な方へ逃げていく。
募集する職種と、会社で必要としている具体的なスキルを上げ、チェックをする。

ワンルームキャパシティ型
全社と違うのは、すぐに退職をしないだけの「とりあえずの根性」と「ソコソコの忍耐力」を持っている。
「無理な成長を願わない」大根畑の中のカイワレ大根。だってカイワレだものという相田みつをイズムをココロに刻む。

私生活延長型
どのタイプのシュガー社員よりも権利意識は強く、時間外、有給休暇、休憩、賞与に至るまで権利を主張します。
権利を主張すること自体は悪いことではないですが、労働義務を果たしてから権利を主張すべきではないか、というところが相容れない部分。


2011年7月29日金曜日

転職は一億円損をする/石渡嶺司

「転職すると損をする」これは転職ビジネスの常識。ところが、この事実を知らない人々がいる。転職希望者。特に20~30代の社会人だ。転職で成功したことを強調する本は、数限りない。その反面、転職で「一体、いくら損をするのか?」明かした本はない。本書を読めば絶対に得をする。
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例が極端すぎるが、年功序列が崩れそうもない大企業で勤め上げた方が退職金や福利厚生などで有利な点が出てくるのも確かだろうと思う。

転職による生涯所得減少率は、平均では40歳で最大となり、プラスになるデータはいずれの年代もない。
(平均、退職金を含むデータ)

年収以外で失うもの
・年金
確定拠出年金制度がない場合、転職先の状況に応じて、個人型年金の第2号加入者になるか、個人型運用指図者になる。
転職先に別の年金制度があれば、個人型運用指図者となり、追加拠出ができない。
手数料ばかり多くなり、退職一時金で受け取った方がよい。

・健康保険
いずれかの組合に加入できるか?
人間ドッグ、健康診断など

・生命保険・住宅ローンの補助
割引などの有無

・住宅補助
自己負担額に応じた補助など

・通勤代
通勤費を出すか出さないか

就職活動サイトの登録情報を、転職支援情報へ横流ししているという実情。
転職が活発になればなるほど儲かる転職業界。

転職者のタイプ
・ジョウゲンタイプ
「今の会社は踏み台」「前野会社には感謝しているが、自分のキャリアが最優先」
転職してもしなくても上手くいくタイプ。社会人として優秀であり、どの業界でも上に行けるタイプ。
自分が転職した場合に何ができるか、ハッキリと整理がついている。感情で動かず、自分の中で計算を相当してから動く。さらに自分の持つスキルが転職でどう活かせるか、まで考えている。

・自己成長タイプ
「自分をもっと成長させ、キャリアアップしたい。」「愛社精神とか言われても困る」
「転職してキャリアアップを!」との意見に影響されやすい。ジョウゲンタイプとの違いは、見通しの甘さ。
自分が在籍する会社をよく分かっておらず、転職後の売りになるスキルも何か把握していない。
自社内の他部署に移動願いを出せばすむのにわざわざ転職をしようとする。
売りとなるのは若さだけ。転職を繰り返し、業界には有難いお客。

・ブラック企業タイプ
「もっと普通の会社に移りたい」「辞めたくても辞められない」
被害者意識しかなかったら、おそらく好条件の転職先は見つからないだろう。被害者意識が強いものが多数派。

・衝動タイプ
「ともかく疲れた。休みたい」「25歳までならやり直せるかも知れない」
年功序列システムの衰退に伴い、相談役の中間管理職がなくなり、ストレスが貯まりやすくなった。

・シュガー社員タイプ
「たぶん、大丈夫」「だったら解雇してください」
企業の中で、周囲に迷惑を掛け続ける社員を意味する造語。
転職とは、嫌なものからの逃避。コミュニケーション能力が無く、仕事へのモチベーションも低い、仕事もできない。
残業や雑用をいやがるくせに、目立つことはやりたがる。その割にはジョウゲンタイプと道お湯に能力が高く、ブラック企業タイプと同様に酷使されているとの思いこみが強い。

社内で一念発起せよ!
カリスマ社長のブログより、上司の一言。
自分商店の商品に値札をつけよ!
自分の強みを把握し、転職先で何をしたいかが明確にあるのと無いのでは、転職の成功に対して大きく影響してくる。
転職後に前の会社の話(特に自慢話)をするな!


2011年7月24日日曜日

日本復興計画/大前研一

今ほど日本人にとって、全体の冷静な事実認識と、そのうえにたった短期・長期双方の見通しが望まれているときはないだろう。2011年3月11日、日本を襲ったマグニチュード9.0の地震とそれに続いた大津波、それによる居住区の破壊、工場群の被災、インフラの破断、そして福島第一原発のチェルノブイリ原発事故に並ぶレベル7の災害。この本は、これらの危機・破壊がなぜ起こったかという事実認識と、そのうえにたった短期・長期の復興の道筋を考えてみようというものである。
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・原子力産業は終わった。時限消費税引き上げを提言。

・計画停電は愚の骨頂。ピーク時に電力需要が供給を上回らなければ、停電は起こらない。
サマータイム導入、輪番休日、甲子園中止を提言。

・日本復興計画
ラスムッセンの確率論が揺らいだ。

「知の衰退」からいかに脱出するか?/大前研一

金融危機で「集団IQ」の高い国のアドバンテージが消滅したいま、これまで「負け組」に甘んじていた国は大チャンスを迎えている! それなのに......漢字の読めない総理、ネットで答えが見つからないとあきらめる若者、金融リテラシーが低いことを気にもとめない大人、おバカキャラで視聴率を稼ぐテレビ----とにかく考えなくなった日本人。これで、危機は乗り切れるのか?
本書は現在の「政治」「経済」「社会」「ネット」「教育」「教養」に見られる「知の衰退」現象を取り上げ、私たちがそこから抜け出すためにはどうすればいいのか、そして、いま起こっている問題についてどう考え、どうやって解決策を見つけ出せばいいのかを、大前さんと一緒に考えていく構成になっています。
 本書を読み終えたとき、あなたは「考えること」の大切さに改めて気づき、「考えるため」のいくつかのヒントを手にしていることでしょう。

「ピンチこそチャンス」と危機を脱出するのは、気がついたあなたです。たとえ1人でも、行動を起こすしかありません。誰も率先して行動しようとはしない現代の日本社会において、その作業はあなただけのユニークなものになるはずです。
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現代社会では人間の脳が働く余地がない?
パソコン、ネットが普及し、情報にたどり着くだけで満足する人が増えてきた。
こういう時代だからこそ、もっと考える必要がある。

「低IQ社会」の出現
バカっぽい現象ばかりの日本。学力の低下、思考能力の低下、意欲の低下、

<自分自身は判断基準を持たないで、自分以外の大衆の選択に乗る。「一人勝ち」の経済学の裏側に見えてくるものは、みんなが求めているものを互いに確認しながら、その一点に集まっていくという、日本人の非常に危険な国民性である。>

バカっぽく見えているのは、考えていないから。

官製不況の根は「知の衰退」
日本人株1人負けは、外国人投資家の買いの現象。
世界を見た「投資マインド」で、ものの見方、考え方を変えていく。
現状をきちんと認識し、そこから目を背けないこと。
外資イコール悪という鎖国状態。
自分で考えると言うことを放棄し、安全を全て他人任せにしているということである。完全に「お上頼み」にしてしまし、政府は「規制は任せろ」とばかりに、消費者庁の設置まで突き進んでしまうのだ。
どうやって産業をのばすか、ではなく、どうやって産業を規制していくかという方向に向かっている。

1億総「経済音痴」
ゼロ金利でも銀行に預け続ける国民
目から鱗でもアクションを起こさない。
葬式代くらい自分で出したいー>生前に葬式の大枠を決めて入札をさせた上で、葬儀屋を決めておけばいい。そうすれば3分の1くらいにできる。

ネット社会と脳
「もっとネットを使いこなせ」
バーチャルではなくリアルの世界で育てたいと考えるのは結構だが、そんな風にして育った子供は、21世紀社会に適応できないだろう。
ネットの悪影響議論は、新しい技術ができると必ず起こる議論。
知識獲得に費やしていた時間を思考に当てればよい。
これからは経営もWIKIPEDIAの世界に。
ネットの世界では、「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」が重要。
サイバースペースから情報を均等に入手(RSSで500/day, 3500/wk)し、新聞やニュースは見ない。
雑誌は編集方針に偏りがあるものを購読し、総合的な幕の内弁当雑誌は足しにならない。
・毎週土曜日に3時間ほど時間を作り、自分が感心のあることについてネットサーフィン。
・その結果「要はこういうことなんだ」「それなら私はこう考える」をレポートにまとめる。

無欲な若者と学力低下
今時の若者論:「学力低下」「意欲低下」
学力低下を論ずるならば、その学力とは何か、どんな学力が今後の子供達に必要か?を問題にしなければならない。
偏差値教育が日本に与えた影響は、自分たちの能力基準を、偏差値に支配された世界で決められる。
本来は、自分の能力は自分で判断すべきであり、自分のやりたいことはその判断に基づいて自分で決めるもののはず。
偏差値教育は、言葉を換えれば、教育ではなく「訓練」である。自動車の運転、飛行機の操縦と同じ。
少年ジャンプ世代:「努力・友情・勝利」極めて身近な狭い世界でのハッピネス→非常に内向き
ゲーム・キッズ世代:RPGメンタリティ。

「集団IQ」を高める教育改革
教育とは、子供達に知的環境を与え、深く考える癖をつけさせることにほかならない。
自分で考えることが身についてさえいれば、結果的に知識はなくても、社会に出たら上手くやっていける。

「低IQ社会」で得をしているのは誰か?
カラオケ資本主義:私たちはほとんど、なんらかの技術の後ろ盾で歌い踊っているに過ぎない。
だが重要なのは、その一方で皆が乗りかかりたくなるようなカラオケ構造を創造する人間が居ることだ。
どうすれば、この低IQ社会の罠から抜け出せるのか?
個人としてとことん自衛するしかない。

勝ち組から学べ
どの国から何を学ぶか?
アメリカ:
移民政策、世界に開かれた国づくりをして、優秀な人材を集める。
世界最高レベルの高等教育機関。

小国:
グローバル化に対応した教育
「答えがない世界でどうやって生きるか?」「自分の母国以外で活躍するにはどういう能力が必要か?」こういう観点に立って、教育を再構築した。

中規模の国々:
ドイツと韓国。
高麗大学:多国籍企業のアジア本部長を作る。
梨花女子大国際学部:国際機関の長になること。
ドイツ人を変えたのは、アメリカにおけるM&A。購入したアメリカ企業がひっくり返りそうになったときに、困難に直面。
アメリカの工場の経営だけでなく、財務の立て直しくらいできなければダメ。ドイツ式経営だけではダメ、英語ができなければ話にならない。

EU:
財政規律。

中国:
「外資導入」「地方分権」改革開放は、地方から起こり、中国はこの地方分権によって発展した。

どの国からも必要なところだけを学ぶ。中国の問題点を挙げれば切りがない。
全ての国から、全ての人からも学ぶことがある。

21世紀の教養
現在のリーダー達に溶融された「ノーブレスオブリージュ」
「あなたは地球を商売の道具にする一方で、この地球に何を返していますか?」
グローバル経済の負の側面を意識しなければならない。
サイバー世界の最先端の動きを知っているか?
サイバー時代の現役人間なのか、新聞で満足している旧時代人間なのか、一発で分かってしまう。
考える人間のほうが知っている人間より遙かに優秀である。


2011年7月17日日曜日

裸でも生きる2/山口絵理子

日本中を感動の渦に巻き込んだ感動のベストセラー『裸でも生きる』のシリーズ第二弾!
小学校で壮絶なイジメにあい、中学校で非行に走り、強くなりたいと男子だけの柔道部へ入部、そして偏差値40の高校から3ヵ月で慶應大学合格。インターンで訪れた国際機関で国際援助の矛盾を感じ、自ら現場を知って途上国の貧困を救おうと、単身バングラデシュに渡り起業。
第二弾はバングラデシュで生産したバッグを販売する日本初の直営店オープン当日からスタートする。順風満帆かと思いきや、たくさんのメディアに注目されて孤独を感じる日々、信じていた現地スタッフの裏切りなど、流した涙は人一倍、しかし決して歩みを止めず、前に進むことをあきらめない。
そして、エリコの次の挑戦は、美しいエベレストの麓でマオイストのテロに怯え、混迷する経済と戦い、ゴミ漁りをしてでも必死に生きようとする人たちがいる国、ネパールへ旅立つ。そして、地元の資源で世界に通用するブランドを作り上げるまでの、涙と感動の実話。
あきらめなければ「不可能は可能になる」ことを教えてくれる、生きる勇気が湧いてくる一冊。
<タイトルの『裸でも生きる』とは……>
(プロローグより抜粋)「バングラデシュの人たちが自分に問いかけているような気がした。「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」と。他人にどう言われようが、他人にどう見られ評価されようが、たとえ裸になってでも自分が信じた道を歩く。それが、バングラデシュのみんなが教えてくれたことに対する私なりの答えだった」
<山口絵理子さんへの番組出演や講演会後の感想です>
●100パーセントのエネルギーをすべて出しつくす、山口さんの生き方に感動しました。山口さんに、もっと早く出会っていれば、私の人生は大きく変わっていたかもしれません(29歳)
●ここまで著者の生き方に夢中になったのは、はじめてです(男性38歳)
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前作に引き続き、自分も頑張らなければと感じさせてくれました。

気の遠くなるような苦難があっても、なんとか上手くいったと思われた前作だったので、今回はある程度順風満帆な内容になってるのかと予想していましたが、全然違いました。

裏切り、挫折、孤独、、、苦難の連続でしたが、著者と仲間達で、脆いながらも力強く乗り越えていく様が印象に残りました。

苦境に立たされている著者とかを見ていると、自分たちとあまり変わらず、弱い面もあるのかもしれないと感じますが、著者の夢を実現したいというブレない芯の強さが乗り越えていく力になってるんだと良く分かる内容でした。

なぜ、セブンでバイトをすると3ヶ月で経営学を語れるのか?/勝見明

ピンチをチャンスに変える逆転の発想―なぜおいしいものほど飽きるのか。消費飽和時代に勝つマーケティング―なぜ同じ温度でも感じ方が違うか。思わず買ってしまうビジネス心理学―なぜマグロの解体販売は人気か。ヒットを生み出す情報術―なぜ販売データに捉われると売れ筋を見失うのか。未来の勝利を導く仮説検証法―なぜ70%の可能性があれば挑むべきか、など、成功のヒント。
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「できない理由」は「できる理由」
できないー>制約条件開放型ー>不可能が可能になる。


2011年7月6日水曜日

モチベーション3.0/ダニエル・ピンク

『ハイコンセプト』のダニエル・ピンク最新刊!  停滞を打破する新発想!

〈モチベーション3・0〉とは何か?
コンピューター同様、社会にも人を動かすための基本ソフト(OS)がある。
〈モチベーション1・0〉…生存(サバイバル)を目的としていた人類最初のOS 。
〈モチベーション2・0〉…アメとムチ=信賞必罰に基づく与えられた動機づけによるOS。ルーチンワーク中心の時代には有効だったが、21世紀を迎えて機能不全に陥る。
〈モチベーション3・0〉…自分の内面から湧き出る「やる気!=ドライブ!」に基づくOS。活気ある社会や組織をつくるための新しい「やる気!」の基本形。

21世紀版『人を動かす』はこれだ!!
20世紀の半ば、数人の科学者が、人間には従来とは異なる動機づけもある、と主張するようになった――いわゆる「内発的動機づけ」だ。その後数十年の間、行動科学者はその原動力を解明し効能を説明してきたが、残念なことにビジネスの世界はこの新たな認識を十分に生かしきれていない。組織を強化し、人生を高め、よりよい世界を作るべく、ダニエル・ピンクが科学の知識とビジネスの現場の間に横たわるギャップを埋めた意欲作。
『ニューヨーク・タイムズ』『ワシントン・ポスト』ほか全米大ベストセラー
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本書のテーマは、モチベーションである。モチベーションについて信じられていることの大半が、とてもではないが真実とは言えない。ハーロウとデシが数十年前に明らかにした知見のほうがずっと真実に近い。これを本書で示したい。厄介なのは、動機づけについて、多くの企業が新しい知識に追いついていないという点だ。今なお、きわめて多くの組織――企業だけではなく、政府機関や非営利組織も同様に――が、人間の可能性や個人の成果について、時代遅れで検証されていない、科学というよりほとんど俗信に根ざした仮定に基づき運営されている。目先の報奨プランや成果主義に基づく給与体系は機能せず、有害な場合さえ多いという証拠が増えているにもかかわらず、こうした慣行を続けている。さらに悪いことには、このような慣行が学校にも行き渡っているのだ。勉強を「奨励する」ために、将来の働き手である子どもたちを、iPodや現金、ピザのクーポン券で釣っている。何かがおかしい。

モチベーション1.0・・・生的動機
モチベーション2.0・・・外発的動機
モチベーション3.0・・・内発的動機

モチベーション3.0の優位な例
MSNエンカルタ対Wikipedia

交換条件つきの報酬は、自律性を失わせる。

保育園お迎えの遅延の罰金で、遅刻が二倍に。

芸術家では、外的な報酬の追求を動機としなかったものほど、外的な報酬を得たことになる。

「報酬の用い方についての簡単なフローチャート」
START:仕事は主にルーチンワークか?
→YES→その仕事のやりがいを増やし多様化させることは可能か?機械的な側面を減らし、組織の大きな目的に関連付けることは可能か?
 →もちろん可能(→Noへ)
 →かなり難しい→報酬を利用する。「交換条件つき」の報酬でもかまわないが、次の点に注意
  →1.その仕事が必要だと言う根拠を示す。
  →2.その仕事が退屈なものだと認める。
  →3.それぞれのやり方で仕事を行うことを認める。

→NO→公平な賃金を保証し、自律性やマスタリーや目的を育む、健全で、長期的に動機を保てる環境作りに焦点をあわせる。「交換条件つき」の報酬は、ほぼ全ての状況で避ける。予期しない、状況のつかない、「思いがけない」報酬を検討しよう。そのような報酬は、次の場合にいっそう効果的になる。
 →1.商品や金銭よりも、賞賛やフィードバックをする。
 →2.相手をコントロールしようとするのではなく、相手に役立つ情報を伝える。

「自律性」
自律は独立とは異なる。自立性とは、選択をして行動することを意味する。つまり、他社からの制約を受けずに行動できるし、他者と円満に相互依存もできる、ということだ。

報酬が時間に基づいて生じているのなら、チャージできる時間こそが事務所が得ようとする目標となる。

ざっぽすの新規採用者は、まず一週間の研修を受ける。この研修終了後に、彼らにある提案をする。ざっぽすが自分に合わないと感じ、入社を思いとどまりたいと考えているものには、2000ドルを払う。
交換条件つき報酬を利用して、入社すべきでない人をフィルターにかけている。

「マスタリー(熟達)」
拡張能力観:努力は肯定的。能力は鍛えられると考えるので、努力を向上の手段とみなす。
固定能力観:容易な成功法を探ろうとする。努力する必要があるのは自分がうまく対処できないからとみなす。

根性が将来の生成期を予測する材料になる。
懸命な努力の重要性は理解されやすいが、目標を変えずにたゆまず時間をかけて努力を続けえることの重要性は、あまり認められていない。
ど分野においても、高い目標を成し遂げるには、才能と同じくらい根気と根性が重要となる。

フローは魂にとっての酸素。

ツールキット
自分を一言で表す文章とは?
昨日よりも、今日は、進歩しただろうか?
間掏ったリーへの5つのステップ
・意図的な訓練には、実力を挙げるという一つの目的しかない。
・とにかく反復する。
・批判的なフィードバックを絶えず求める。
・改善すべき点に激しく焦点をあわせる。
・訓練の過程の精神的、肉体的疲労を覚悟する。

補助輪つき<20%ルール>を試用。
タイプIの上司は手放す。
・目標設定を一緒に行う。
・支配的な言葉を用いない。
・時間を確保する。

内発的動機付けを利用するシステム設計。
・快適に参加できる環境を整える。
・ユーザーに自由裁量を与える。
・可能な限り、オープンシステムを保つ。

オフサイト・ミーティングの変わりに、フェデックス・デーを設ける。
従業員が選んだぷふロジェ区となら、どんなことでも、誰とでも取り組める日を終日設ける。

お小遣いと家事の手伝いを結び付けてはいけない。

まとめ
モチベーションの話となると、科学の知識とビジネスの現場にはギャップがある。
ビジネスにおける現在のOSは、外部から与えられるアメとムチ式の動機付けを中心に構築されている。
これはうまく行かないし、有害な場合も多い。アップグレードが必要。
科学者達の研究成果がその方法を示している。この新しいアプローチには3つの重要な要素がある。

<自律性>
自分の人生を自ら導きたいという欲求のこと。
<マスタリー>
自分にとって意味のあることを上達させたいという衝動のこと。
<目的>
自分よりも大きいこと、自分の利益を超えたことのために活動したい、という切なる思いのこと。

2011年7月5日火曜日

グローバル・リーダー/大前研一・船川淳志

世界の国境が無くなったビジネスシーンで、現在の日本に最も不足している人材、
それがグローバルリーダー。しかし、「世界」と聞くと、英語が話せない、
素質がないからと、最初から諦めてしまう人がいる。しかし、それは違う。
著者は言う。「その答えは『先天的なもの』ではない。また帰国子女とか、
海外で生まれ育っているとか、アメリカンスクールにいった、
というような問題ではない」(「まえがき 大前研一」より)。
世界と相対できる人材になるため必要なのは、「まず、第一歩を踏み出す」ことなのだ。
本書は、グローバルリーダーに必要とされる資質や思考を考察しつつ、
その一歩目の踏み出し方をも示す。
アメリカ一極主義の崩壊しつつある世界の今後の潮流を分析しつつ、
日本の企業・組織はどうあるべきか、個人が思考力や英語力を伸ばすためには
どうするべきかを示す。
あなたの人生を様変わりさせるチャンスがそこにある。次はあなた番だ――。
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「戦後間もなく誕生した日本の優れた経営者たちは総じて、「自分の能力に限界はない」と感じていた」

「英語の環境でできる人はIQLを鍛えている人」
I: interactive
Q: Quick
L: logical

2011年6月20日月曜日

キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる/野津卓也

まったく新しい
キャリアの教科書!

会社も資格もアテにならない現代社会には、
キャリア貧乏予備軍とキャリアリッチ予備軍の2種類の人がいる。
キャリア貧乏の道からキャリアリッチの道を歩むようになるためには、どのようにしたらいいのか。
記入式の30のワークをこなすだけで、自分らしく働き続けられる人生戦略がわかる。
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再就職が困難な相談者
1.上場企業に勤めていたというプライドが非常に高い
→権威や面子に強くこだわる。

2.自分の職歴やスキルに強い自信を持っている
→その会社で培われた職歴やスキルはその会社独自のもので、他社への汎用性がほとんど無いことを理解していない。

3.自分の人生を会社任せにしている
→自分の人生シナリオではなく、会社任せの人生シナリオで生きている。

ライフキャリアの構築を考える上で、大切なことは「自分は何で社会の役に立ちたいのか」という視点である。