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2013年1月16日水曜日

エンジニアが30歳までに身につけておくべきこと/椎木一夫


●こんな考えは今すぐ捨てろ!
・一流企業に就職すれば、一生安泰
・与えられた仕事をきちんとこなせば評価される
・入社して10年もすれば管理職になれる
・エンジニアは口下手でも問題ない
・特許はたくさん取ればいい

●使い捨てられるエンジニアになるな!
仕事を通じて、自分が世の中の役に立っていることを実感できるエンジニアほど、
素敵なものはない。しかし企業でいい仕事をするためには、周囲とコミュニケーションを
深めたり、自分の研究内容をプレゼンする能力が不可欠だ。口下手、世間知らずの
技術バカは、文系の奴等に便利に使われ、技術が古びるとともに捨てられてしまうのが
おちである。

●一流エンジニアになるための必須スキルを指南
企業が求める一流エンジニアとは、「自分で問題を発見し、それを解く」ことができる
エンジニアである。そのためには、若いうちから常に問題意識を持ち、自分の頭で
考える訓練をしていかなければならない。団塊世代エンジニアの著者が若い
エンジニアのために、会社に使い捨てられない一流エンジニアになる必須スキルの
身につけ方を指南する。
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研究者は最高データを自慢し、エンジニアは最悪データを尊重する。
「ジョハリの窓」で自分を知る。

       自分が
  分かっている   分かっていない
                   他人が分かっている
<ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー>

                   他人が分かっていない

自分と他人が分かっている部分をなくしていくと人間的成長に繋がる。






2011年7月24日日曜日

日本復興計画/大前研一

今ほど日本人にとって、全体の冷静な事実認識と、そのうえにたった短期・長期双方の見通しが望まれているときはないだろう。2011年3月11日、日本を襲ったマグニチュード9.0の地震とそれに続いた大津波、それによる居住区の破壊、工場群の被災、インフラの破断、そして福島第一原発のチェルノブイリ原発事故に並ぶレベル7の災害。この本は、これらの危機・破壊がなぜ起こったかという事実認識と、そのうえにたった短期・長期の復興の道筋を考えてみようというものである。
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・原子力産業は終わった。時限消費税引き上げを提言。

・計画停電は愚の骨頂。ピーク時に電力需要が供給を上回らなければ、停電は起こらない。
サマータイム導入、輪番休日、甲子園中止を提言。

・日本復興計画
ラスムッセンの確率論が揺らいだ。

2011年3月20日日曜日

エレガントな問題解決/Paul Zeith

戸籍調査人問題
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「娘が3人います。みんなの年齢を全部かけると36になります。」
「年齢の輪を教えてもいいですが、それではわからないでしょう。」
「いいでしょう。一番上の娘のアニーは犬好きです。」

言葉の端々の内容からヒントを得ると、回答が出てくる。

心の強靭さ
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繰り返し試してみること、僅かしかない有望な可能性を見逃さないように、毎回異なる試みをすることである。
自信と集中力と精神的な強靭さ

楽観的観測
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ABCの箱を線で結ぶ。

ふざけるのが好きないたずらっ子の方が、素直で良い子よりも、多くの問題を解く。

クロストレーニングのすすめ。
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暗算、言葉遊び、暗号、楽器、スポーツ、様々な環境での思考状態を試してみる、日課を破る。


第一段階:方向づけ
何を問うていて、何が与えられているか。

第二段階:
手を動かす、結論の一歩手前を見る、希望的観測、簡単にする。

議論の方法
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演繹法、背理法、数学的帰納法
最大・最小主義。

対称性
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幾何的対称性、代数的対称性

鳩ノ巣原理
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鳩ノ巣よりも多くの鳩がいて、鳩を巣に押し込もうとするとき、少なくとも一つの巣には少なくとも2羽の鳩が入る。



嫉妬深い教授たちがどうやって平均給料を得るか?
20/25/10/5 インディ―ジョーンズの2人しか渡れない橋。

2011年3月18日金曜日

ことばと認知のしくみ/河野守夫

言語の獲得及びその運用を演出する人間の認知機構のダイナミズム。それを学際的に解明しようとする認知科学の流れを展望し、研究の指針を示すガイドブック。
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第一言語の獲得,脳と言葉の認知の関係,バイリンガリズム,第二言語の獲得(日本人の英語獲得を主に取り扱っている)のメカニズム,その指導方法などについて広く扱っている学術書.

専門研究の入門という位置づけなので,言語に興味のある人にとっては面白く読めるのではないかと思います.

個人的には,3章のバイリンガリズムが非常に興味深かった.

・バイリンガルと知能発達との関連について.
・カナダのケベック独立運動を例に,バイリンガルの社会的影響について.
・人為的に教育言語と家庭言語を変えてバイリンガルを育成しようとするイマージョン教育について.

などなど.


英語の学習・指導方法で,シャドウイング等も出てきますが,それについては,他の英語参考書の方が詳しくて良いでしょう.

2011年3月13日日曜日

お金と英語の非常識な関係(上)/神田昌典

「お金と英語の非常識な関係」とは?

お金持ちになりたいですか? 英語ができるようになりたいですか?
「そりゃ、そうだよ」
誰もがこう思うけど、どちらか一つだけでも実現できる人は、ほとんどいない。なぜか?
それは、これらの目標をそれぞれ別に設定しているからだ。
誰もが、こう思うことだろう。「二兎追う者は、一兎も得られず」
だが、こと「お金」と「英語」に関するかぎり、この常識は当てはまらない。
「一兎追う者は、一兎も得られず。二兎追う者こそ、二兎を得る!」
しかも、最短最速で、である。これこそ、「お金と英語の非常識な関係」なのだ。
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アメリカは成り立ちそのものがフロンティア精神にあふれている。
常に新しいビジネスが生まれる土壌がある。

Tested Advertising Methods by John Caples
Managing Corporate Lifecycles by Ichak Adizes
Awakening The Heroes Within: Twelve Archetypes to Help Us Find Ourselves and Transform Our World by Carol S. Pearson

ビジネスとは「認識」と「行動」のズレを解消することだからだ。

私はこれからの時代、英語を使い、海外と抵抗無くビジネスする人にとって、歴史的なステージが待っていると考えている。

景気の上下は、46才の人口の増減で決まる。消費がピークになるからだ。

英語学習では、
1.日常会話を捨てる
2.専門外のトピックを捨てる。
3.単語力を増やすことを捨てる。
4.文法的に正しく話すことを捨てる。
5.ぺらぺらしゃべることを捨てる。
6.綺麗な発音を捨てる。

不純な動機で不真面目に勉強した方が、言葉はうまくなる。

自分の専門分野に関連する英文60分テープを3本暗唱する。
これ以上効率的な勉強法に出会ったことが無い。

綺麗な発音より、大きく、オクターブ低い声で話す。

ビジネスチャンスを見極める→アプローチする→英語を使わざるを得ない→ビジネスが始まると同時に、英語も使えるようになる。→ビジネスを通じて信頼が強まり、友情に発展する。




2010年12月13日月曜日

キャズム/ジェフリー・ムーア

ハイテクをブレイクさせる「超」マーケティング理論
イノベータ、アーリー・アドプター、アーリー・マジョリティ、レイト・マジョリティ、ラガード

イノベータは新しい技術に関する製品を追い求める人たち。
アーリー・アドプターが購入しようとするのは、変革のための手段。
アーリー・マジョリティは、最新の発明と言われるものの多くが一過性の流行で終わることを十分認識しており、自分達が新製品を購入する前に、まず他者の動向をうかがおうとする。
レイト・マジョリティは、業界標準が確立されるのをひたすら待ち続け、手厚いサポートを受けるために、実績のある大企業から製品を購入したがる。
ラガードは、新しいハイテク製品には見向きもしない。

アーリー・アドプターとアーリー・マジョリティの狭間をキャズムと呼ぶ。

変革のための手段と生産性を改善する手段の違い。
アーリー・マジョリティへ市場を拡大する際には、「先行事例と手厚いサポートを必要とする顧客を、有効な先行事例と強力なサポートなしで攻略しようとしている」という事実を肝に銘じなければならない。

ビジョナリが求めているのはブレークスルー、実利主義者が求めているのは改善。

ビジョナリはプロジェクト指向であり、普遍性のある製品を作りたいベンダーにとっては不都合。
ビジョナリと一緒に仕事をして、双方が満足できる結果に持っていくことはほとんど不可能に近く、ビジョナリの期待を管理することに全精力を注ぐ。

まずニッチ市場から責めるというアプローチを取らないでキャズムを超えようとするのは、焚き付けを使わないで火をつけるようなものだ。
売り上げが期待できないような分野に手間隙を書けるつもりはない、と言うのではだめ。

キャズムの時期に、販売重視の戦略を立てるのは致命的である。
キャズムを超えようとするときには、顧客の数でターゲット・マーケットを決めるのではなく、顧客が感じている痛みの大きさで決める。
              支持派
               ↑
製品・ビジョナリ       |  企業・保守派
               |
スペシャリスト <=============================> ジェネラリスト
               |
テクノロジー・マニア     |  市場・実利主義者
               ↓

ニッチ市場を決定するとき、まず、その妥当性を裏付けてくれる競争相手を探す。

これは、「①」で問題を抱えている
「②」向けの、
「③」の製品であり、
「④」することができる。
そして、「⑤」とは違って、
この製品には、「⑥」が備わっている。


BtoBのマーケティングもなかなか面白いと思った。


2010年6月20日日曜日

Evernote/コグレマサト

パソコン、iPhone、Androidで使える神を超えたデジタル・ノート活用術

Evernote使い始めて、1年くらいになりますが、ほとんどノートしか使っていないのが現状ですが、十分役に立っています。

そんな自分にとっては、特に目から鱗な内容はありませんでした。
やはり、こういうソフトは、使い込んで試行錯誤しながら、自分の使い方を見つけていくものですね。

知らない人は、とりあえず使ってみるべし。


2010年4月18日日曜日

イノベーションのジレンマ 日本「半導体」敗戦/湯之上隆

エルピーダメモリ1社を残してDRAMから撤退した日本半導体産業。
1980年代半ばに、世界を制した技術と品質は、いまや不況のたびに膨大な赤字を生み出す元凶と化した。
一体、なぜ、こんなことになってしまったのか?
半導体産業の技術者として出発した社会科学者が、今、その全てを解明する。
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非常に興味深かった。

過剰技術・過剰品質の病気。
半導体生産に関する3つの階層。
要素技術:プロセス技術(微細加工技術など)
インテグレーション技術:工程フロー構築技術
生産技術:製造・作りこみ技術(歩留まり)

日本の技術力は、他国に負けないと言うが、高性能、高品質に偏りがち。
要素技術は、技術開発力は高いが、オーバースペック気味。
インテグレーション技術は、高性能実現のため、工程数が多い。
生産技術は、歩留まりよりも高品質優先。

安く作る技術というのは、圧倒的に負けているが、日本の技術者は、「安く作る技術」という観点が無いようだ。

韓国に負けた日本半導体メーカーの言い訳。
「経営、戦略、コスト競争力で負けた」「技術では負けていなかった」という2点に集約。
このコスト競争力というのを、技術ではなく、規模の経済やそれを実現するための投資に影響すると考えている。

スパコン用に長期寿命保障のDRAMを作り、世界を凌駕した日本の半導体メーカ。

しかし、微細化が進むにつれて、パソコンというものが、一国に一台が、一社に一台になり、一家に一台になり、一人に一台になった。
そこで、どうなるかというと、高品質のDRAMなぞ、もはや必要ないということだ。

それに気づいた韓国や台湾、米国メーカは、低コストで要求に合う品質のDRAMを作る「技術」で対抗し、日本を抜き去っていった。

しかし、高品質・高性能が「技術」だと思い込んでいる日本のメーカーには、「技術では負けないのに、コスト競争力、戦略で負けた」という認識が出来上がる。

悪いところが分かっていないのを、直すというのは極めて難しい。


韓国サムスンの研究開発→量産開発のパイプライン組織構造は非常に面白い。
あとは、マーケティングが非常に多い。これは、単に市場調査を行うのではない。例えば、中国担当のまーけったならば、まず中国に1~2年住み、中国語を話せるようになり、中国人と同じものを食べ、中国人が一体どのような嗜好を持つのかを学ぶ。
日本では、各社に数人くらいのマーケッタで、窓際族扱いである。

エルピーダの坂本社長は業界以外でも有名かもしれないが、本書で実際の社員の声が圧倒的に変わっていく様を知って、見事な回復振りに驚いた。

半導体産業自体はなくならない。
ネジ・クギと同然になっていくだろうから、これからコスト競争力がいっそう高まるのは目に見えている。

2009年8月8日土曜日

iPhone 3GS perfect manual/野沢直樹・村上弘子

ほとんど使ってたら分かる無いようだけど、予想通り分からない内容のものもあって、それだけでも価値があったかなと思う。

特に
・Googleカレンダーと同期するCalDIV
・マイクリモコンの存在(音量の調整だけしかできないと思ってた・・・・)
・音声操作(使い物にならんけど・・・・)


2009年2月2日月曜日

理系のための口頭発表術/ロバート・R・H・アンホルト

口頭発表術のキー・コンセプト「発表者は聴衆に受け入れられるべし」

発表者を調べておけば、特定の人物の業績を紹介できるかも知れない。

リハーサルが役に立つためには、礼儀より正直がものを言うのである。リハーサルに最も必要なのは、必ずしもその分野の高度な専門家ではなく、むしろ広い見識を持つ気さくな友人なのだ。

歴史的背景を紹介する時には、その分野の他の研究者による業績に対して、きちんとクレジットを与え、出典を明示することを忘れてはならない。
1.最大の貢献をした人物が客席にいるかも知れない。
2.先達の研究者や同僚、共同研究者に惜しみなく敬意を表する発表者に対し、聴衆は、暖かい共感を覚える

結論は「簡潔」に
・ズームアウトで最初の原理に立ち返り、関連を再び思い起こさせよ。
・強固で唯一の決定的な結論(お土産メッセージ)を示せ。
・結論を述べたら直ちにきっぱりと幕を下ろせ。

複雑な図を単純化することが、不可能な場合、最良の選択は、図の示す結論を直ちに聴衆に話してしまえ

しゃれた名刺をくれたが、そこにはなんと、連絡先だけでなくミニCDも入っていて、パソコンで履歴書とポスター内容を見ることができたのである。

アクセントを改善するには、英語圏の人と、日常生活でつき合うのがよい。
翻訳する癖をやめて、英語で考えるようになる。

はっきりと発音することと、目を合わせること。この2つが、声を遠くへ届かせるために、最も重要な要素である。

語尾上げは厳禁。

「沈黙の威力」聴衆を見つめて、強調の間を取る。
一瞬の沈黙は、千の言葉に勝る。

分と分の間で考えをまとめるときに、よく「えーと」「んー」などというが、こいつは実に邪魔な癖なので、できれば直そう。

「ほらね」という手振りでのジェスチャー

情熱は、教えることができない。おのれが内なる閃光であり、信念なのだ。

敵対的な質問を受けても、冷静さを失わずに、穏やかで外向的に対処すること。

「それは非常におもしろいポイントです。そういう見方をしたことがなかったので、じっくり考えてみる必要があると思います。あとで、ご一緒に議論しましょう。」

2008年8月8日金曜日

コンピュータはなぜ動くのか

矢沢久雄

10年後も通用する基本を身につけよう。というコンセプトの本の一つ。

コンピュータの三大原則、
1.入力・処理・出力
2.プログラムは、命令とデータの集合体
3.コンピュータの都合は、人間の感覚と異なる場合がある

プログラミングする人は、「アルゴリズム辞典」のような本を入手されることをお薦めする。アルゴリズムは皆さん自身で考え出すべき物ですが、どう考えて良いか分からない問題に遭遇したら、すでに考案済みのアルゴリズムを調べて利用すればよいのです。

番兵アルゴリズム、100個の箱に目的の物があるかどうかを毎回チェックするのではなく、101個目の箱に、目的の物を用意し、見つかって、それが101個目だったら、目的の物は無かったことになる。

データベースシステムの基本操作はCRUD(create, refer, update, delete)

C言語をマスターしてからJAVAを、短期間でプログラミングの楽しさを教えるならVisual Basicを。

サブネットマスクは、上位何ビットがネットワークアドレスで、下位何ビットがホストアドレスかということを示す物。

共通鍵暗号方式:受け手と送り手が共通の鍵を持つ。他の人に報せてはだめ。
公開鍵暗号方式:送り手が受け手の公開鍵で暗号化。受け手は秘密鍵で解読。


XMLの用途は、「主にインターネットで交換される情報に意味づけをする」ということなのです。

SEから顧客への第一声はなんだと思いますか?

「どんなコンピュータシステムが必要なのですか?」
「何にお困りなのですか?」



2008年7月12日土曜日

20万円でスーパーコンピュータを作る

伊藤智義

サイエンスの世界の人間ドラマ。
分野が違うような人でも読みやすく書かれていると思いますし、おススメです。

GRAPEという天文学分野において使われるシミュレーター用に最適化されたスーパーコンピュータを作る、というノンフィクション。

  • 常のパソコンなどに比べて格段に速い計算を行うスーパーコンピュータ。
  • 数十億〜数百億円をかけて、時には国策として開発が行われるが、この分野でひときわ異彩を放つスーパーコンピューターが話題を呼んだ。
  • GRAPEと名付けられたそれは、開発費わずか20万円。天文学者たちによる手作りで、天文計算においては驚異的な計算速度を誇り、画期的な成果を挙げた。
  • 無味乾燥に見える科学の世界の裏側で繰り広げられた熱い人間ドラマ。

筆者の自伝的内容で、途中脱線したりしますが、漫画の原作者という経験があったからこそ、この研究内容も日の目を見ることになったのかもしれません。

「無知」はときとして、物事を動かす原動力となる。幸い伊藤も牧野と同様、与えられたテーマを「簡単そう」に思いこんだ。伊藤は、中級者ならば二の足を踏むようなテーマに、躊躇せずに取り組んでいく。
「完全主義にこだわるのを辞めると、新しい道が見えてくる。」
「世界一の研究を成し遂げるには方法が二つある。一つは世界一頭が良くなること。もう一つは世界中で誰もやっていないことをやること」

2008年1月30日水曜日

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法

勝間和代

GPSを使った自転車通勤、万歩計で健康管理。
質の高い情報として、実体験、他者体験、良書、からインプットする。
インプットと同じくらいの時間を、アウトプットに費やす。

システムに関しては、ほぼ既に行っていたことなのだが、上のような考え方は新鮮。
特に、自転車通勤はやってもいいかも。

共感したのは、

必要なのは、意志の強さではなくて、気持ちの持ちようだということ。

常に良い情報へのアンテナを伸ばすために、自分の確固たるテーマを設定する。

これは一つ、自分の漠然と思っていた考えの答えを示してくれた気がする。

2008年1月28日月曜日

理系白書

毎日新聞科学環境部

日本の高度経済成長を支えながらも、文系優位の社会で、その存在がかすみがちな「理系」。
深刻な科学離れが叫ばれる今、その地位、報酬、研究、カルチャー、教育、結婚など、理系の全てを浮き彫りにした渾身のレポート。

科学離れ、日本の技術者自身の問題、文系優位な社会の問題、日本の学会・大学の閉塞性の問題、様々な問題が絡み合った問題。
科学離れは、科学技術立国として良い傾向であるはずがない。


  • 出世意欲
理系:31%、文系:52%、理系官僚の6割が「人事が不満だ」
  • 日本のトップの科学音痴
アメリカの大統領と日本の首相の演説の違い。サイエンスアドバイザーがいるかいないか。
  • 器用さ、粘り強さの欠如
学生に、自ら学ぶ知、失敗して次を前向きに考える粘りがなくなってきている。
  • 日本人は間違うのを恥だという意識がある
なぜ?で始まり、考えて獲得した知識は、本当に生きた知識になる。
セレンディピティ(失敗から大きな成果を獲得する)にまつわる成果もたくさんある。
  • 大学教授による不正の指示
「少しなら食い違っても良い」という良いわけは通用しない。
  • 研究者も社会の一員
倫理観と小さい頃からの「自分で考える」という能力が必要
  • 女性教授の門前払い
女性教授の割合が諸外国に比べて著しく少ない。セクハラ、嫌がらせなどの問題も。
既婚子持ちの女性が、独身の女性に「あなたを見ていると私の生き方が否定されているように感じる」
  • 大学発ベンチャー
大学の先生たちの、ベンチャーごっこ。会社とは何か、経営とは何かから考えて欲しい
  • 独創性を見極める評価眼を
日本発のヒトベノム構想に、巨額の予算を投じたのは日本ではなくアメリカだった。
分野を超えてやってくる新参者に冷たい。欧米はそれを独創的だとおもしろがってくれる。
  • フロントランナーに必要なのは「専門性」と「幅広い視野」
様々な研究期間を渡り歩いて、周りのレベルを知る。