2009年1月24日土曜日

最後の授業 ぼくの命があるうちに/ランディ・パウシュ

無重力の世界へ旅立つためには、指導教授を辞任し、ジャーナリストとしての申込書を出すまで、徹底して交渉の場に臨んだ。
とにかくものごとを交渉の場に持ち出すこと。そうすれば受け入れてもらいやすくなる。

「レンガの壁がそこにあるのは、それを真剣に望んでいない人たちを止めるためだ。自分以外の人たちを押しとどめるためにある。」

時間をお金と同じように管理する。
・計画はいつでも変えられるが、計画がなければ変えることも出来ない
・その電話は本当に必要か・・・(必要なものを机の上におき、それを見ながら立って電話をする)
・代理を頼む
・息抜きをする(新婚旅行中に、義理の両親を説得するような、連絡方法)

教育者の一番の役割は、学生が内省する手助けをすることだ。
人間が向上する唯一の方法は、自分を評価する能力を伸ばせるかどうかだ。自分を正確に評価できなければ、良くなっているのか、悪くなっているのか、知りようもない。

学生に二週間の課題を与えて、彼らはきちんと仕上げてきました。次はどうすればよいでしょう?
なるほど、それなら明日、教室に行って、学生の目を見ながら言いなさい。「課題はとてもすばらしかった。でも、君たちはもっとできる。」とね

「頭のフェイント」では、何かを教えるときに、別のことを学んでいると思わせる。

不満を口にしない
不満を費やすエネルギーの10分の1を、その問題を解決することにまわしたら、ものごとがいかにうまく進むか驚くだろう。
僕はいつもそう信じてきた。

四肢麻痺だと、手足を震わせることが出来ないから、気温の変化はこたえるのだと話した。
しかし、同じ話は二度としなかった。寒ければ、「毛布をとってくれ」と言うだけだった。

「僕が何を考えているか、心配する必要はない。いいことも悪いことも、考えていることは君に教えるから」

チームワークの大切さ
・初対面は礼儀正しく
・共通点を見つける
・集まるときは最高の状態で
・全員が発言する
・自意識は最初に封印
・代案として問いかける

「十分に時間をかけて待っていれば、人は君を驚かせて感動させるだろう」

ずいぶん時間がかかったけど、ようやく気づいたの。自分に言い寄ってくる男性がいたら、気をつけることは簡単。彼の言うことは全て無視して、彼のすることだけに注意すればいいのよ」

幸運は、準備と機会がめぐり合ったときに起こる。
古代ローマの哲学者、セネカの言葉

自分にできると思っても、できないと思っても、それは正しい。


経験とは、求めていたものを手に入れられなかったときに、手に入るものだ。

手書きの手紙を書いたほうがいいときはそうしている。誰かの郵便受けにそれが届いた後に、どんな魔法が起こるかは誰にもわからない。

「引き受けてくださってありがとうございます。同封のクッキーはお礼です。ただし、批評がすむまで食べないようにしてください。」

悪い謝罪の典型
・「僕のしたことであなたが傷ついたなら、申し訳ない」(相手の感情をなだめようとしているが、傷口に薬を塗るつもりがないことは明らかだ)
・「僕のしたことは謝る。でも、あなたも自分のしたことを謝るべきだ」(これは謝罪しているのではなく、謝罪を求めている)

適切な謝罪には3つの要素がある。
1.自分は間違ったことをした。
2.あなたを傷つけたことを申し訳なく思っている。
3.この状況を改善するためにどうすればいいか。

自分が謝罪しても相手が謝罪しないときは、どうすればいいかと、たずねる学生もいる。そんなとき、僕は彼らに言う。「君にはどうしようもないことだから、君が悩む必要はない」

10ドルの塩コショウ入れをお土産に買った。不注意で落としてしまい、割ってしまったが、お店の人は最初の包装が十分でなかったのは、自分たちが悪いのだ、とまで言ったのだ。
「たとえ20歳の人が興奮しすぎて落としても割れないくらい、しっかりお包みしなければいけませんでしたね。」

「郵便の仕分けは自分の能力に値しない仕事だから、うまくできません」という言い訳は、だれも聞きたくない。自分に値しない仕事などない。
郵便を仕分けできないなら、他の仕事ができるという証拠がどこにあるのか・・・。

新入りの能力や技術的な才能について否定的なことを言う上司は殆どない。否定的な評価がある場合、そのほぼ全ては、いかに自惚れているかというものだ。

二つの文化を歩くことができれば、両方の世界のいいところを手にできるときもある。畑違いという困難には、相手の立場からの利益をこちらからの立場で示す、ということだ。

「申し訳ありません、お金の問題だというつもりはありませんでした。全国で15人にしか認められない奨励金なので、ここで述べるのにふさわしい名誉だと思ったのです。お気に触ったのならば、謝ります。」

とにかく頼んでみる!
「バージニアからノースカロライナまでたずねたら、30分だけあっていただけますか?」

「ランディが生きている間に助けを求めてください。そうすれば彼との時間を楽しめます。彼がいなくなったときに助けを求めてください。そうすれば、大切なことのために強くなれます。」

僕が子供たちと関わったことを具体的に語りかけることが大切だと助言してくれた。

感情の保険も必要だな。掛け金は、時間だ。僕と子供たちが一緒にいるビデオをたくさん撮っておかなくてはいけない。

若いときに親を失った人たちは、母親や父親が自分をどれだけ深く愛していたかを知って、慰められたという。そのことを知るほど、その愛を感じることができる、と。
いなくなった親を誇りに思える理由も求めている。自分の親がすばらしい人だったと信じたいのだ。

我が家の決まりの一つは、単語一つだけの質問をしないこと。きちんとした文章で質問する。

親の仕事とは、子供が人生を楽しめるように励まし、子供が自分の夢を追いかけるように駆り立てることだ。親にできる最善のことは、子供が自分なりに夢を実現する方法を見つけるために、助けてやることだ。

講義の終盤で、人生で学んだ教訓をまとめながら、自分だけでなく他人のことを一生懸命に考えることがいかに大切かと話した。そして、部隊の袖を見ながら言った。
「誰かのことを考えている具体的な例があるかな?ここへ持ってきてくれるかい?」

ジェイの誕生日をお祝いしてなかったことを説明し、お願いした。全員で歌った。

がんは、大切なことをジェイと話し合う時間をくれた。心臓発作か交通事故で死ぬ運命だったら、それはかなわなかっただろう。

まず、人の世話をすることに関する最高のアドバイスとして、飛行機の客室乗務員の言葉を二人とも忘れないようにしている。
「周りの人を手伝う前に、自分が酸素マスクを付けてください。」
面倒見のいい人は、自分の面倒を見るのを良く忘れる。

ハイテク専門の僕には、アーティストや俳優を、完全には理解できなかった。
自分のなかにある「伝えなければならないもの」の話だ。
僕にはそれが独善的に思えたのだが、最後の講義が僕に教えてくれた。
僕の中に、どうしても伝えなければならないことがあったのだ。
僕は自分がやりたいから講義をしただけではない。やらなくてはいけなかったから、講義をしたのだ。

「頭のフェイント」

夢をどのように実現させるかという話をしたのではありません。
人生をどのように生きるかという話をしたのです。人生を正しく生きれば、運命は自分で動き出します。夢のほうから、君たちのところへやってくるのです。

この部屋にいる皆さんだけのために話したのではありません。「僕たちの子供のためなんです。」



2009年1月12日月曜日

ほめ言葉ハンドブック/本間正人・祐川京子

部下をほめられることができないという人の約二割が、こうした「ほめられベタ」なタイプといわれます。

俺はどうもほめるのが苦手だ。口先だけのような気がしていけない。
と考える方がいるかも知れません。しかし、実は、「クチ」だけでは人をほめることができません。
耳と目、そして心でほめることが大切です。相手の話を聴き、状況をよく見て、仕事ぶりを心で受け止める。ほめ上手は観察上手。

似合わない服を着て、墓穴を掘ってしまう人、隣の芝は青いからといって、自分に合わないやり方を導入してスランプになってしまう人は多いものです。
そう言ったときは、その人らしさをほめることで本来持っている強みに気付かせます。

成績がトップの人に、この成績が限界ではなく、さらなる可能性があると気付いてもらうには、「次はどんな伝説をつくろうか」と質問するなど、すでにあなたの働きは伝説的な働きになっていると伝えつつ、なおかつ”もっと高い頂上が待っている”とにおわせるほめ方をすると良いでしょう。

○○さん流、○○さん塾など名前を冠でつけられると、より相手の心に響くものです。

運が良いね、よりも、強運だね、運を引き寄せる人だね、の方が相手の高い能力を認め、評価し、賞賛している表現となる。

「○○さんが紹介してくれたおかげです。ありがとうございました。」相手の存在をたたえる意味があります。

先に良いところを見つけて伝え、相手が聞く耳を持ったところで次のステップ、次のビジョン、次のしかるべき目標などを提示することが効果的なしかり方と言えます。

生命保険のセールスレディを指導した際、「経営者から武勇伝を聴いてくる」という宿題を出したことがあります。すると、今までアポイントが取れなかった人が急にアポイントが取れるようになりました。

相手に気持ちよく話をさせるためには、あえてほめるよりも、「それでどうなったんですか?」「では、子供のころは如何でしたか?」など、短いセンテンスでいかに多く質問するかがポイントとなります。

詰問にならないように質問する。
「なぜ、その技術を身につけられたのですか?」→「その技術はどうやって身につけられたのですか?」
「なんでこの世界に入られたんですか?」→「どういった理由でこの世界に入られたんですか?」

職人気質の人をほめるときは、本人をほめずに、道具をほめる。職人気質の人には、このような間接的なほめ言葉の方が抵抗無く受け取られます。

ムードメーカをほめるときは、派手は表現、擬音語を使ってほめる。

あなたの書く文章が綺麗。

人は、綺麗だねと言われると、より綺麗になっていくものです。

身のこなしや動き、言葉づかいやファッションのセンスなどに気品を感じさせる相手の仕草に対して、こうした言葉を伝えても良いでしょう。
「品があるね」

英語で、「クレバー」という表現は、小利口という幹事で余りよい印象を持たれません。
むしろ、「スマート」といった方が良いでしょう。

君じゃなきゃできないね。

一緒に仕事ができて嬉しい。

一日50回は、ありがとうを言うようにしています。




ほめ言葉の6原則
1.事実を、細かく具体的にほめる
2.相手に合わせてほめる
3.タイミング良くほめる
4.先手をとってほめる
5.心をこめてほめる
6.おだてず媚びずにほめる

4つの心がけ
1.ほめる要素を探す
2.ほめ方のレパートリーを増やす
3.力加減をコントロールする
4.あきらめずに実践する

2009年1月11日日曜日

勝間和代の日本を変えよう(Lifehacking Japan)/勝間和代

幸福な人生は、不思議なまでに、よい人生と同じである。

人のために何かでき、人に喜んでもらえたときの幸福感ほど、大きく、また長続きするものはありません。

「経済や国家の最終的な目的は子供達の幸福だ」と私は思っています。

少なくともいま絶望せず、力を蓄えている人たちにとっては、自由度の高い、広い可能性が開けるはずです。

ライフハック:
自身の生活や仕事のスタイルにおいて「気の利いた手段で、もっと快適に、もっと楽して、もっと効率よく」という方法を追求していくこと

勉強のための勉強ではなく、最終的には仕事のための勉強でもない。仕事以外の人生時間をつくるための勉強です。

日本で年収1000万円もらっている人がアメリカで就職したとすると、10万ドルもらえない。なぜならば、スピード感覚が2,3倍は違うから。

日本では、ビジネス・経営の専門教育を受けずに管理職になっている。企画の専門教育を受けずに、企画書を書いている、営業の専門教育を受けずに営業をやっている、ということです。
このままでは日本は国際競争に負けてしまうぞ、という危機感が、今のビジネス書の書き手にも読み手にもあると強く感じています。

潜在力が発揮されないような環境になっているのが問題なのです。

日本で研修といえば、社員を集めて幹部の話を聞くとか、野外活動を一緒にして共同体としての連帯感を高めるようなものが多いようですが、私が外資系企業で体験したのは、個々人の専門的な技能を高めるのが目的でした。

もはや日本ではクリエイティブな仕事しか残っていないと言えるほどです。

「日本の通勤時間と会議時間の長さが創造性を妨げている」インターネットを十分に活用できれば、この2つの障害は減っていくことでしょう。

一般的な大企業は、「男達の運命共同体」のようなもの。
最近は、あまりに変化が激しいので、変化への適合性を高めておいた方が安全なのです。「リスクを取って変化をした方が、かえって安全な時代」

「社内革命ができるのはどんな人か?」と聞かれると、「会社を辞めることができる人だ」と答えます。

家族対策費というのが、GDP比の0.7%しかない(ヨーロッパでは一番多くて4.0%)

私は日本語が好きなんで、普段の生活は日本語に囲まれていたい。

共働き家庭で、私たち女性がパートナーから言われて嫌な言葉:「手伝ってあげようか」

「九州男児と一人っ子は、娘の旦那にもらうな」と。家のことやらないから。

とにかく、根本から教育し直さなきゃいけないとなったら、男をかえちゃったほうが早いもん。

ファミリーテーブル、もっと家族で食事をしましょう。

専業主婦の方が、働くお母さんより閉塞感は強い。

こどもに十分な教育をしないなんて、もったいない、大変な社会損失です。

多少わがままで嫌な子だと思われても、自分のやりたいことを通すほうがいい。

「やってメリットがある。」という段階では、大多数はやらないのです。「やらなければデメリットがある」という段階まで追い込まれないと、状況は大きく動きません。

夫婦間の家事の負担問題は、要するに相手に対する思いやりの問題です。

子供は実際、もってみれば、こんなに楽しいものがあるのか、と感じるはずです。とくに、子育ては「自尊心」を満たします。

家族対策に対しても、ある意味もう少し利権を持たせ、一つのところに力を集中させるようにすればいいと思っています。

1996年からの労働者派遣法の規制緩和、あれは中高年の雇用を守るためだったと・・・。

良い大学を出ても就職できないというのは、やっぱりコミュニケーション能力といわれますね。

奨学金もやたらめったら返さなければいけないですし、国立だって高いですし、やっぱいrお金がかかりすぎるんですよね。

「反貧困ネットワーク」「派遣ユニオン」「フリーター全般労働組合」

これまでの資本主義によるインセンティブ体型は、経済全体が成長する段階では非常に良く機能します。
全体が成長していくと、全体のパイが広がるので、たとえ貧困階級に生まれたとしても、起業や企業内での出世など、様々なルートで自分の生まれた階級を超え、階級移動ができるようになります。

各自に自助努力を要求するが、その代わり階級移動が容易なアメリカ型と、階級の存在はある程度仕方がないと許容し、リーダーがノブレス・オブリージュを発揮して、階級の低い人たちの人権や生活を守りながら共同で発展していこうとするヨーロッパ型があるわけです。
今の日本は2つの中間で中途半端な位置にいます。

アメリカの多様性がもたらすメリットで、私のような若い頃から子持ちになったような社会人を活かしてくれるプラットフォームは、日系にも、欧州系にもなく、米国系だったからかも知れません。

ライシュ「暴走する資本主義」で指摘しているとおり、現在の資本主義の仕組みが持たなくなってきていることを、改めて強く感じました。

「最底辺の10億人の人々」「貧困の終焉」「チャイナフリー」

一次生産品とかがでてしまう国というのは、それの利権争いに走ってしまって、それ以外の産業が成り立ちにくいという実証研究もあります。

16の決意、グルミン銀行

女性が男性の監視から逃れて楽しく暮らせる時間というのが、近所の水辺まで水くみに行く行き来の時間と、そこで水くみをしておしゃべりをしている時間しかない・・・というような文化もあります。

私は「半径1.5メートルの法則」というのを信じていて、人は自分の身近な問題でないと実感できない、動けないと思っているからです。

日本にもお金持ちはいますが、寄付先は主に国内の病院や学校です。
これは、日本人の「ウチ」と「ソト」という概念があるのかも知れません。

全体をかえる
1.一人でも多くの人が投票しましょう。
2.政府の情報公開と数値目標をもっと充実させましょう。
3.終身雇用を考え直し、柔軟な雇用体制をもっと検討しましょう。

男女共同参画・少子化対策
4.家族制作費の対GDP比率を現状の0.7%から1.4%へ倍増させましょう。
5.家族省を創設し、縦割りになっている家族施策を統括しましょう。
6.総労働時間を規制し、ワークシェアリングを導入しましょう。
7.女性に対する統計的差別を撤廃しましょう。
8.税制において、配偶者控除の金額を引き下げ、子供の扶養控除の金額を引き上げましょう。
9.保育園の待機児童ゼロを目指しましょう。
10.非摘出子と嫡出子の差別を撤廃しましょう。
11.パパ・クオータ制を導入しましょう。

ワーキングプア・貧困対策
12.正規雇用と非正規雇用の均等待遇を実現しましょう。
13.最低賃金の引き上げを図りましょう。
14.もっと予算を使うことで公教育を充実させましょう。
15.個人も収入の5%を寄付に、5%以上の時間を社会貢献に充てましょう。

2009年1月5日月曜日

革命社長/吉越浩一郎

理由は何であれ、殆どの人が最後までやらないから、結果を出せないだけです。じゃあ僕はあきらめずになんでもやってきたのかというと、ぜんぜんそうでもない。


いつも笑いを取るようにしているのに、マスコミはそういうところを取り上げてくれない。会議で怖い顔して怒鳴っているカットばかりが前面に出てくるから、世間からそういうイメージで見られているらしいが、本当はユーモアが大好きだし、大事なことだと思っているんですけど。

トップが率先して楽しんでいるところを見せていくことが大事じゃないかと思っています。
社員や周囲の人たちも、楽しもうとする姿勢になりますから。

海外のホワイトカラーに負けないくらい効率よく働けるところを見せて、休暇も十分に取る。

さすがにお酒を飲むことと仕事が重なると疲れて落ち込む。そんなときは、家内から受け売りのマグネシウムを飲みます。

本社の社員だけでなく、アドバイザー(販売員)の方が入院しても、吉越さんは直筆で手紙を書くんです。

100%うまくいく見込みがあることにだけお金を使うなんて、どだい不可能なこと。多少の誤差があっても、社員の「本気」には投資していくべきだと思うんです。

吉越さんのアドバイスは、「つけてる女性のイメージや場面をこんな封に考えてみたらどうか」と僕のイメージを膨らませてくれるような言い方をしてくれる。
調べることに時間をかけるより、思ったことをやってみて、失敗したら修正すればいい。それよりスピードを上げることが大事だってやり方にも慣れてきたかな。

課長としてやっていけるかどうか、まずは課長代行として仕事をしながら、判断する。

6人くらいのグループの中で、一つのテーマをディスカッションさせると、その中でリードして話し始める学生がいる。6人をそつなくまとめながら、役割分担を決めていくタイプ。

うちは新入社員に対して「教育はできません」とはっきり言っています。教育はしてもらうものではなく、自分で育つものなんだと。育つ人には環境を与えます。それは、会社がやらなければならないことですから。

基本的な素地がない人を、将来何かにしてあげられるかというと、僕たちには何も出来ないんですね。

あたりのものを見回して、自分ならこれは候作るとか、こんな封に使ってみるとか、些細な身の回りのことにも気を配って考えてみる。そうやって、普段から頭を働かせていると、何か意見を求められたときでも、気の利いたことを言うことが出来ます。

「知ってるか、その国民レベル以上の政治は出来ないんだぞ」

「商品はこのサイズでいいか」という問題を考えるとき、「小さくてかわいいからいい」という言い方をしますよね。そうではなく、「片手で持ちながら 簡単に操作することが出来るから、このサイズがいい。」といった、ロジカルな面から入っていかないと、客観的な会話が成り立ちません。
アンケートをとろう、と何でもかんでも統計を取ればいいと思ってるから、現場感覚からずれて良いってしまう。直接生の声を聞きに行く。

お互いが入り込んでいって、感情も情報も共有すれば、うまくやっていける。このやり方は、特に日本人の特性にあっている気がします。

常に全てをオープンにするから、フェアにならざるを得ず、平等にやってきた。
発生した問題に対する緊急対策と再発防止、そして横展開をする。

組織が大きくなるというのは、ピラミッドの頂点を上に上げて高くしてしまう拡大の方法を言いますが、そうではなく、高さは変えずに底辺を横に広げ、頂点は低いままで組織を大きくすればいいこと。

「Trust is good, check is better」
信頼することは良いよ、でもチェックして見守ることはもっといいんだよ」

リーダーが以下に経営の自由度を持っているかが重要なんです。そして、リーダーは一人で決断しなきゃならないということです。

日本人は性格的にすごくいいものを持っている。穏やかで和を大事にするし、仏教的なものが、生活に根付いている気がします。
しかし、もっとロジカルな視点から、自分で物事を判断できるようになるべき。まさに、和魂洋才で、結局のところ、大昔から魂や心の持ち方は日本のものが良いけれど、頭の中の考え方では向こうのほうが優れていることをどんどん学ぼうということ。

支持され続けるためには、圧倒的な新製品・品揃え・バリュー、この3つを備えていることが重要になります。

「第4コーナーを回ってから馬券を買えばいい」といってましたが、まさにそのとおりで、商品が売れ始めたのを見てから、支持して作っても間に合うくらいのスピードがあれば、会社として一番いい。

競合他社に対してライバル心を持つというより、どちらかというと、本社に対して負けたくないって言う気持ちが強いですね。

会社を選んだ理由は、商品はとても良いのに、当時は知名度がなかったから。

売り上げの結果は本人のやる気次第で、教育は関係ないと思っていたんです。だから、全てをゲーム感覚で楽しみ、本人たちのやる気を刺激するようにした。

スタッフへのクレームや評価もオープンにしていますが、改善した店舗は、その努力をうんとほめました。ファックスやメールで、オープンに評価したのです。

「100人が100人、皆言うことを聞いたらつまんないでしょ。そういう子を直していくのがまたやりがいじゃない。」といわれて、そういう風に見てくれているんだと、感激しました。
「松が谷さんって怖いだろ?また怒られちゃった?でも、本当はやさしい人なんだよ。でもね、やらなきゃいけない立場だから、分かってやってね。」




2009年1月4日日曜日

アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書/山岡道男・浅野忠克

72のプリンシパル。
72を金利で割ると、元金の2倍になるまで何年かかるかが分かる。

希少性
商品に対する人間の欲求が、実際に世の中にある資源を使って生産できる商品の数量を上回っていることを指す

経済学は、目の前にある選択すべき問題について、そのトレードオフの関係は妥当か、選択の結果は妥当か、費用と便益の比較(お金と満足度)は妥当か、社会の資源配分は最適かを考える学問なのです。

名目金利ーインフレ率=実質金利

政府が健全な競争が行われるようにメーカーを指導します。

需要の変化
1.所得の変化
2.嗜好の変化
3.市場の変化

「信用」の3C
人格(Character)
返済能力(Capacity)
担保(Collateral)

株式と債券の違い
株式:償還期間がない。社長としては、払い戻しがないという利点がある。株式市場で売買され、市場で株価が変動する。
債券:償還期間があり、社長としては、払い戻しの資金繰りを考える必要がある。市場で債券が売買され、債券価格が変動する。

金利が上がれば、株価は下がる。
金利が下がれば、株価は上がる。

投資のリスク
1.価格変動リスク
2.信用リスク
3.インフレリスク
4.流動性リスク

GDPとは、その国で一年間に生産した商品の付加価値の総額、つまり、経済主体(家計・企業・政府)が受け取った所得の総額です。

「水は高いところから低いところへ流れるが、金利は低いところから、高いところへ流れる。」

2008年12月30日火曜日

読書進化論/勝間和代

翻訳書や洋書の原書のほうが質が高い

本を出すということは、プライベートな人間から、パブリックな人間になるということ。

本を選ぶ基準としては、ウェブより質が高いか、友達より質が高いか。
ウェブや友達を超えて、ハッとするものがあるかどうかがかぎになる。

本は一冊で10万字ほどになります。そこで、本を出すために重要なことは、10万字にしても薄まらないくらい、他の人より「広く」「浅い」経験をすること。

メールを書くことや、人にわかりやすく説明することは、とても大切な習慣。

分かりやすく、読みやすく書く技術。
1.自分の体験を利用して親しみを持たせる。
2.役に立つフレーズを必ず入れて、読書だけに閉じない。
3.「流通している言葉」や「共通体験」を使って、行動に促す。
4.コンテンツ力と編集力で進化していく。

「やったらいい」より「やったか、やらないかの差ですよ」といったほうが、やらざるを得ないと思います。

著者からの持込企画があった場合に、一番注意するのは「著者自身が面白いかどうか」

20人の著者の紹介
文芸
・桐野夏生「OUT」
・新井素子「あなたにここにいて欲しい」
・ジーン・アウル「エイラー地上の旅人シリーズ」
・筒井康隆「七瀬ふたたび」
・林真理子「ルンルンを買っておうちに帰ろう」
ビジネス
・神田昌典「非常識な成功法則」
・セス・ゴーディン「パーミションマーケティング」
・大竹シンイチ「ウォールストリート流 合理的株式投資の考え方」
・大前研一「新・国富論」
・三浦展「これからの10年団塊ジュニア1400万人がコア市場になる」
・P.F.ドラッカー「ネクストソサイエティ」
・クリントン・クレステンセン「イノベーションのジレンマ」
・マーカス・バッキンガム「さぁ、才能(じぶん)に目覚めよう」
社会科学
・ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」
・マルコム・グラッドウェル「第一感」
・ピーター・バーンスタイン「リスクー神々への反逆」
・ロバート・B・ライシュ「勝者の代償」
哲学
・中島義道「「ひとを”嫌う”ということ」
・河合隼雄「こころの処方箋」
・加藤締三「行動できない人の心理学」



2008年12月29日月曜日

人助けが好きなあなたに贈る金持ち父さんのビジネススクール/ロバート・キヨサキ

ネットワークビジネスの価値
1.本当に平等な機会
2.人生を変えるビジネス教育
3.あなたを押さえつけるのではなく、引き上げてくれる友人たち
4.ネットワークの価値とは何か
5.あなたの最も重要なビジネス・スキルを開発する
6.リーダーシップは不可欠だ
7.お金のために働くのではない
8.あなたの夢を実現する
9.夫婦でビジネスを築く
10.家族でビジネスを築く
11.金持ちの税の抜け穴を使う方法

類は友を呼ぶ
「私が働いている会社、そして時間を費やしている人々は、私が金持ちになるように力を尽くしてくれているだろうか。それとも彼らは、私が懸命に働き続けることのほうに関心を持っているだろうか。」

ヘンリーフォード
「私が答えを知らないのは、あなた方が求めている答えで自分の頭を混乱させる必要がないからです。私が覚えておくべきだと あなた方が思っている答えを覚えている優秀な若者たちを、あなた方の学校から雇っています。私の仕事は、考えることが出来るように、そのような散漫で些細 な事実を、頭の中からきれいさっぱり追い出すことなのです。」

ネットワークビジネスは、自分が金持ちになりながら、他の人が金持ちになるのを手助けしない限り機能しない。

ネットワークビジネスが教えるビジネス科目
間違いをおかし、それを直し、学び、成長するように励ましてくれる
1.成功するための姿勢
2.リーダーシップのスキル
3.コミュニケーションのスキル
4.対人関係のスキル
5.恐れ、疑い、自信のなさの克服
6.断られることへの恐れの克服
7.金銭管理のスキル
8.投資のスキル
9.会計のスキル
10.時間管理のスキル
11.目標の設定
12.システム作り

学習ピラミッド
頭脳的・・・読み書き、計算
感情的・・・間違いを恐れない感情
精神的・・・ヒューマンスピリッツに訴える能力
身体的・・・人の考え方を変えたければ、行動を変えなければならない

クワドラントを変えると、価値観や友人も変わる。
一つのクワドラントから別のクワドラントに移ることは、コア・バリューを変えることだ。

あなたのような人のクローン人間を作ること。

「売り込む能力は、ビジネスで、いや人生で最も重要なスキルだ」
より良いコミュニケータになることを学ぶ必要がある。
コミュニケーションの方法や、断られることへの恐怖をどう克服するか、拒絶された後どうやって立ち直ったらいいかということを学ぶ。
売るという行為があたかも卑しいことだというようなふりをするのは、自分の恐怖心についてうそをつくということ。
セールスを学ぶことは、自分の中の敗者に打ち勝つことを学ぶことで、自分の中の商社を引き出す方法を学ぶことでもある。

拒絶+訂正=教育+加速

断られるリスクをおかせばおかすほど、受け入れられるチャンスは大きくなる。

お金は一番いい商品やサービスのあるビジネスに行くのではなく、一番いいリーダーやマネジメントチームのいるところに流れていく。

経済的成功を収めるための三種類の知性
1.メンタルインテリジェンス・・・IQ
2.エモーショナルインテリジェンス・・・EQ(言い返すのではなく冷静さを保つ)
3.ファイナンシャルインテリジェンス・・・お金に関する知識、お金を働かせる

ビジネスオーナーは、ビジネスを築くための投資や再投資を決してやめない。

コントロールと幸福の間には、密接な関係がある。

夫婦二人で困難な磁気を乗り越える経験はすばらしい。
家族と一緒にビジネスを築いて行けるなんて、なんとすばらしいことだろうか。

ネットワークビジネスのすばらしい点の一つは、あなたが自分の恐怖心と向き合い、恐怖心に取り組み、それを克服し、自分の中の勝者を勝たせる機会を与えてくれることだ。



2008年12月28日日曜日

即戦力の人心術/マイケルアブラショフ

上司が常に部下に送り続けなければならない唯一の信号は、一人一人の存在と力が、自分にとって以下に大事であるかということである。実のところ、それ以上大切なものなど存在しない。

「こんな手があったのか!」と思わずひざを打つことばかり。

艦を離れていくものの理由、
「上司から大切に扱ってもらえないこと」
「積極的な行動を押さえ込まれること」
「意見に耳を貸してもらえないこと」
「給料への不満」

指揮を取り始めてから7ヵ月後、ベンフォルドが評価されたあと、私の上司である提督がメールで祝辞を送ってきたが同時に、自惚れてはならないと警告をした。
私は、部下たちにあえて何も言わず、その代わり、提督からのその電子メールを貼り付けておいた。


上司である私より現場の部下のほうが高いという前提をはっきりさせ、「君がしている仕事で、もっと良いやり方はないか?」と聞いて回った。
提督に部下のすばらしい提案を報告する際に、部下の皆が聞けるようにしていた。部下たちは、負けはしたが自分たちのために戦った私を支持してくれた。

自己PRをすることしか考えない少将との時間を中断し、長官を家族との面談へといざなった。

部下に「徹底的に考えさせる」ということだった。部下の行動や提案に対し、私はいつも「どうしてそういうやり方をしなければならないのか。もっと良い方法はないのか?」とたずねた。
私自身も新しいアイデアを上司に提言したし、その姿を部下に見せるように心がけた。

思うように部下からの結果が得られなかったときは、以下のことを内省する。
1.目標を明確に示したか?
2.その任務を達成するために、十分な時間と資源や材料を部下に与えたか?
3.部下に十分な訓練をさせたか?

私は目標を明確にし、それを行うだけの時間と設備を与え、部下がそれを正しく行うための適切な訓練を受けていることを確認しない限り、もう二度と命令を出すことはしないようにしようと誓った。

リーダーとは、立ち上がって自ら責任を追うべきときを知っている人間だと、私は信じている。

正しいやり方の判断方法は、
「もし、このことが明日の「ワシントン・ポスト」の一面に載って、全米中に知られることになったら、それを誇りに思うだろうか、それとも、恥ずべきことだと思うだろうか?」

あくまでも組織の一員として、それぞれの立場でベストの成果を出す。そのために、私は部下に自力で考えさせ、同じように自分で考えたことを上司にぶつけた。

全ての人間との全ての出会いを、一番大事なものとして扱おうと誓ったのだ。
その日から、一日5人の部下と一対一の面談を始めた。
名前、出身地、結婚しているか、職場の一番好きなところは、嫌いなところは、
高校の思い出、海軍での目標は?、将来の目標は?
この面談の結果、部下たちをとても尊敬するようになったのだ。
私は、彼らが人生に目標を見出し、そこにたどり着くまでの進路を描くのを手助けすることが最高の喜びとなった。

海軍で最も優れた艦にしようと決意した私は、そのことを部下たちに繰り返し言った。
艦を訪れる人に対して、「海軍で最も優れた艦へようこそ」といって、迎えるようにして欲しいと伝えた。

自分が指揮を取るようになったときには、確実に情報が伝わる意思伝達のシステムを作り出すことに集中しようと決めた。
情報伝達ルートの確保は、「組織の生産力を高める」ことに必要不可欠である。

通信トラブルを解決した英雄物語における私の唯一の役割は、部下の話に耳を傾け、彼のアイデアを評価し、それが良いものだと確信すると、その採用を懸命にアピールすることだった。

もし私が非生産的な仕事を生み出しているのだとしたら、私はそのことを知りたかった。もし私のしていることで部下に問題をもたらしているとしたら、私に伝えてもらいたかった。
批評解で私が自分自身を批判にさらすのを見て、部下たちも自分をさらけ出すようになった。

内部の論争や虚勢の張り合いは、業績には悪影響しか与えない。
私がまず行ったのは、その4人の部門長に、それぞれの海軍での未来が開けるかどうかは、ベンフォルド全体の成功にかかっていることを伝えることだった。

「我々は全ての人間は威厳と尊敬を持って扱われるべきだと信じており、君に対しても同様の態度を示すし、君からも同様の態度を得られるはずだと考えている。誰も君を見下したりしないし、もちろん君も他のものたちを馬鹿にしてはならない。

「艦に貢献した人間はすぐに認められる」
規則を破っていいのはどんなときは?を示すためには、すぐに功績を評価せねばならない。

上司に悪い知らせを伝えなければならないときは、一対一で話、彼らの怒鳴り声やが他の者にまで及ばないようにして、一人でその攻撃を受けた。
部下が失敗したときには、その過ちの責任を私が負った。

任務の延長が決まったということは、我々が一番優れているのだ。一番であるということは、責任を伴うものだ。がんばってくれてありがとう。

上司が自分を強く必要としているときに、最初に手を貸すというのは、大きな投資なのである。

下甲板で、部下と一緒に食事を取り、コミュニケーションをとった提督は、「これほど有意義な体験はしたことがない」と言った。

上司の誰にでも共通する心の引き金は、「経費の節約」である。

未経験の二人に、特別な訓練をやらせようとしたときに、「実は私も一度もないんだ。これから三人でやり方を学ぼう」といった。
「おい、今は君が館長だ。許可など取らなくていい。責任を持って自分でやるんだ」
「この館長は言いなりになる人間を求めていない。求めているのは、自発的にものを考える人間だ。」
正直、私はおびえていたが、自分が犯したリスクが成功したことに興奮せずに入られなかったのだ。この方法でやっていける。

寝坊遅刻違反を行った部下を、早急に罰を下すため、ヘリコプターで呼び寄せた。
そこで、彼は誠実に自分の不備を訴えた。そこで、彼に「どんな罰を科されるのがふさわしいと思うか」とたずねた。

経費や安全性や、部下たちの仕事振りともつりあわせるためには、規則を変えさせた。
マニュアルはお飛び五品行動の原因となる。そして本当に重要なものを見えなくしてしまう欠陥がある。

日ごろから自分たちの仕事において、「一番大事なこと(海軍では人の命を守る)」をおろそかにしないこと。

企業も、福祉活動を引き受けなければならないと考える。それは指揮にも良い影響を与えるし、評判も高めるし、精神的にも良い。

組織やシステムに何か悪い傾向が広まっているのを目にしたときは、大声で叫び、わめいて、人々がそれに注意を払うようにする必要がある。

「とにかく勉強しろ」と押し付けるより、少しでも部下が「自分のためになる」と思って積極的に取り組んでくれるような、モチベーションが必要だった。

企業においても、組織の各部門それぞれが以下に機能しているかを知っている社員を持つことに、マイナス面は一つとしてない。

どの誕生日カードにも、たとえ少々大げさだとしても、「あなたの旦那さん(あるいは奥さん)はすばらしい仕事をしています」と書いた。
さらに、特に部下たちが本当にほめるに値することをしたときには、彼らの親に手紙も書くようになった。

新人歓迎会のお粗末さを、隊員の子供がこういう扱いを受けたらどのような気持ちになる?と聞いて、改心させた。

熱意にあふれた新入りは、毒された企業文化と正面から衝突して、その熱意を搾り取られてしまうことが実に多い。私は新人たちに張り切り続けてもらって、日々の暮らしの”ぬるま湯”に使っているベテランたちの電池を、再充電してもらいたかった。

誰かの水準を引き下げることを目標とするべきではなく、それ以外のものたちを出来るだけ高くまで引き上げるようにすべきなのだ。

仲間が行っていることを教えあうクロス・トレーニングは多いに士気を高め、チームの技術が改善・強化された。

私は、評価するに際しては当て推量を排除し、評価基準がどういったものであるかをあらかじめ知らせて、部下たちが不公平感を持つことのないように徹底した。
評価が正しく行えたかどうかを見極める鍵は、自分の部下に点数を与えたときに、彼らが驚くかどうかにある。

業績が標準以下のものがいるときには、私は必ず彼らを向上させる計画を立てるようにした。
本人を部屋に呼んで、何が問題であるか、そしてそれをただすために何をしなければならないかを話し、必要ならば訓練を行った。

音楽はもっとも退屈な仕事まで楽しくするようだった。重要なのはどんな組織においても、友人たちと楽しむことは、お金では換算できない、はるかに大きな精神的つながりを生み出すということである。

部下の得、になることについては、上司は敏感でいるべきである。同じ労働に対し、見返りが大きいときのほうが士気が上がるのは、ごく自然のことなのだ。

社員が自分の職場を友人に見せたくなるような場所だと考えるようになれば、どんなにすばらしいだろう。

軍の歴史でもっとも短い指揮官交代のスピーチ「You know how I feel」

キーワード
1.「オープン」で「フェア」
ボトムアップも、トップがボトムまで行って、引き上げなければならない。
いい仕事をすれば誰でも認めてもらえる
上司はフェアに物事を見ている

2.ダイナミックな仕事に必要な4つの力
分析力・判断力・常識力・人間力

3.必要なときに全力を出し切るための万全の準備
体力・やるき/気力/意欲・能力



2008年12月27日土曜日

「残業ゼロ」の人生力/吉越浩一郎

毎日三時間を「本生」の準備に投資する。
勝ち組、負け組に分けるなら、それは仕事という狭い範囲ではなく、あくまで人生全体の勝ち組を目指さなければ意味がありません。
残業をゼロにして、本生に投資するための三時間を確保することが出来れば、人生の充実度・人生力は必ず高まります。

私たちは給料をもらっているのですから、新入社員であっても立派なプロのはずです。プロフェッショナルである以上、期待通りの、いや期待以上のパフォーマンスを見せ、成果を出さなければいけないはずなのです。

仕事というのは、本当に集中してやっていれば、就業時間にはへとへとになって、とてもじゃないが、残業など出来る状態ではないというのが本来なのです。

I wish you health, happiness, and wealth.

幸せに暮らすには、健康とお金が大事だということが分かっているのです。

ILO132号条約には、有給休暇の日数は6ヶ月以上の勤務実績があれば最低三週間、そのうち2週間は連続して与えなければならないと規定されている。
最低でも一年に一度、2週間続けて休むことが、健康な毎日を送るために必要だということ。

本生への準備は、週末を家族で過ごす→1週間旅行に行き、共にすごす。
家族と共に過ごし、何度も衝突を起こし、これなら会社に行っていたほうがましだなどと思っていはいけません。この経験が、本生の準備に大事で、どうすればお互いが気持ちよく暮らせるのか、あらかじめ試行錯誤しておくこと必要がある。

現在の状況に不満があるのなら、変えるための行動をなぜ起こさないのですか?
いつか誰かが変えてくれるのをひたすら待っているだけというのは、自立した大人のとるべき態度ではありません。

長い休暇を終えて、出社し仕事に取り掛かったとき。頭の回転は速いし、アイデアも次々にわいてきて、自分でもびっくりするくらい仕事がはかどるのです。

社会の中で生じるストレスやプレッシャーーに対する日本人の耐性が、年々弱くなっていることが、最大の原因だと思ってます。そして、本来、社会との関わりあいを教えるべき学校教育が、その役目を十分に果たしていないことが問題であると考えています。
今の日本人に足りないのは、ちょっとやそっとのことではへこたれない野性味。


最近は子供に、あたかも友達のように接する親が増えてきているようなのです。
友達は横の関係ですから、乗り越えるべき上下関係を教える機会がそこにはありません。
競争に耐えられる自立した人間に育て、社会に送り出すことこそが、本当の愛情なのではないでしょうか?

日本人の子育てには、親子のコミュニケーション量が圧倒的に不足しています。
反抗期になったら、親子のコミュニケーションは、ほぼ不可能と思っておいたほうが良いでしょう。
つまり、それまでにどれだけの会話を交わせるかが、子育てにおいては何よりも大事なのです。

理屈で物事を教え込もうとする父親よりも、母親が一緒にいて、「あんなことはしないでね。」「あなたがこうするとお母さんはうれしいな。」と会話の 中で子供に教えていく。あるいは、母親の喜ぶ顔や悲しい表情を見て、「これはいいことなんだ」「こういう態度をとると、周囲の人はがっかりするのか」と子 供自ら気づく。

人生の成功確立を高めるためには、気づきの力、努力を積み上げる習慣を身に付けることが重要なのです。


違法駐車が出来ない状態にして、問題の本質を顕在化させる。これをせずに対策を考えても、本質的でスピーディな解決にはなりません。

できるだけ若いうちに海外に行ってそこで生活してみることです。そうすれば、自立した個人というのが、どういうものかがすぐに分かります。
また、そういう人間の中で生きていくためには、自分も自立した人間にならざるを得ないことも分かるでしょう。


夫婦同伴がオフ人脈に繋がっていきます。定年後の本生を豊かにしたいのであれば、今からこのようなオフの人間関係を大事にしておくに限ります。

知的な話で周囲の興味を集めたり、突っ込んだ議論をしたりといったことが、日本人はあまり得意ではありません。
そして、パーティーのような場で豊富な話題を披露し、またきちんとした議論や自己主張が出来ないというのは、とりもなおさず子として自立した大人ではないということです。

会話は夫婦一緒の食事から。
外食するとなると、きちんと化粧もしなければならないし、服装も何を着ていくかあれこれ考えることでしょう。
そういったことは、やはりうれしいものなのです。

「いつまでも元気に働けること」
いつまでも元気にいられることは大切なことです。だからといって、ずっと働きたくはありません。
元気な限り働き続けるのが幸せな人生だなどと誰かに言われたら、冗談はよしてくれと私はその人に言うでしょう。
なぜなら、私には人生でやりたいことが、仕事以外にもたくさんあるからです。



2008年12月26日金曜日

2分以内で仕事は決断しなさい/吉越浩一郎

段取りは必要なものですが、それを決めるのに時間がかかるなら、段取りなど組まずに目の前の仕事を処理していくほうが断然早い。
橋を探す前に川に飛び込め。
仕事のキャパシティは「能力x時間x効率」で決まる。能力を5倍にしたり、労働時間を5倍に増やすのはまず不可能ですが、効率ならやり方次第で5倍に出来ます。
意識すべきは、仕事と決断のスピードを速めることなのです。

「大黒柱にクルマをつけろ」
本来、家を支える大黒柱を動かすのはご法度と思われていますが、クルマをつけて柔軟に動かすべきではないでしょうか。

関係者同士で調整をつけ、根回しでやり方を決めていく方法が日本は好まれますが、仕事のスピードを意識するなら、いきなり会議でワァーッと取り掛かったほうが間違いなく速いのです。

部下にとって最大のご褒美は、「上司が何も言わないこと」です。
ただ、部下を信用しすぎるのもいけません。コントロールしなくても、チェックはしなければなりません。

会議で論理的思考を磨くためには、思考の材料になる情報を隠さずに与え、結論をその場で出させることが重要です。

目標をクリアできるかどうか微妙なところだったときに、一連の経緯を会議で明かし、「特別ボーナスを出したいが、そのためにはあと○○円売ってもらわなきゃならないよ」と発破をかけたのです。
決定のプロセスをきちんとすれば、社員との間に共通の認識が生まれ、同じ目標に向かって走ることが出来ます。

ビジネスにしろ政治にしろ、トップに達人はやはりフットワークが軽くないといけない。

最初はとにかく無理をしないことが大切です。トリンプの総長会議も、今のスタイルを確立するまでに、数年はかかっています。
継続させるためには、いきなり型にはめようとせず、徐々に自分たちのスタイルを作り上げていくことが重要なのです。


日本の長い労働時間で高い売り上げを上げても、「長時間働いているんだから当然でしょ?」と考えられてしまうはずです。
これは本当に悔しい。売り上げや利益だけでなく、効率の面でも優れて初めて、「うちの会社はすごいぞ」と胸をはれると思うのです。

昼休みを少し前にずらすなど、少し柔軟な考え方をするだけで、行列に並ぶ無駄な時間は省けます。

企業の経費でもっとも高くつくのは、人件費です。
目先のコストにこだわって、古いPCを使い続けるより、新しいPCで30秒速く仕事をこなしてもらったほうが得なのです。

デッドラインで追い立てるのは、早く取り掛かる習慣を社員に身に付けさせるためでもあります。
デッドラインを速めに設定することによって、最初はやらされている感覚に陥るかもしれませんが、速くやったほうが面白いということに気がつけば、自然と早め早めを意識するようになります。

ゲーム感覚で捕らえると、発想そのものが違ってきます。
このままでは面白くないので、ちょっとハードルをあげてやろう。昨日は一時間かかったので、今日は50分でクリアする。そのために、ここを工夫してみようか・・・」などなど

遊び心は仕事を面白くする重要な要素なのです。
職場の雰囲気が明るくなります。

せこい環境からは、しょせんせこい発想しか生まれてきません。働く環境にはケチケチせず投資するべきなのです。

この仕事をやりたいと誰かにアピールしたいなら、プレゼンの技術に頼ってはだめ。過剰なプレゼン技術は、逆に熱意を見えづらくするというデメリットがあるとことを忘れてはいけません。
プレゼンテーションに必要なのは、まさに「これをやらせてほしい」という熱い気持ちです。

「前例がない」の一言は禁句。難局はシステムDで乗り切れ。
デブルイエ(もつれた糸を解く)という単語の頭文字をとったフランスの慣用句です。
糸が絡まって解けなくなったように見えても、一本緩ませることができたら、意外に簡単に全体がほどけてしまうもの。
「難しい問題があっても、ちょっとした工夫をして解決しよう」

意味のない前置きから話し始めたり、他人事のような言い方をしている人は要注意です。必ず相手の要求する結論から報告する。

消費者に一番近い場所に出かけては、細かいところまでチェックを入れる。
上からガミガミ言うだけでなく、自らも一緒に汗を書きながら現場に入っていくことで、見る目が変わり、積極的に売ってくれるようになります。

人数が増えるほど良い決断が出来ないことは、皆さんも経験的に知っているはずです。
決断は一人に任せて下したほうが、組織を正しい方向に導く鍵。

ごみが落ちていれば、それを見つけた人が拾って捨てればよい。必要以上に上下関係に縛られている会社は、居心地が悪いし、効率も良くない。

会社は、「競争・共生・我慢」で伸びる。
他の社員と連携して仕事をして、なおかつ他の社員よりちょっとがんばろうという気概のある社員が伸びるのです。



2008年12月17日水曜日

「クチコミ」と「人財」が会社を変える/平井俊広/柳楽仁史

日本人は個人プレーが少なく、集団で行動することを好む。
人付き合いの濃密な社会はクチコミが発達する。クチコミによる紹介販売という側面を持つネットワークビジネスは、ここでも日本人の特質から大きな影響を受ける。

違法なピラミッド商法の構成要件
・高額の入会金を支払わねばならない。
・販売員を勧誘したとき、その見返りとして、物やサービスの売買とは無関係に勧誘者に報奨金が支払われる。
・新規会員に対しても、同じような権利が与えられる(結果的に多額な出資をする)
・商品の在庫返品を認めない。
・勧誘対象を増やし続けなければならない。
これらの要素を持つと、正当なネットワークビジネスのつもりでも違法と解釈される。

サイドビジネスとしてネットワークビジネスに参入するものには、ピラミッド商法経験者が含まれる。
彼らは、「商品の愛用者を地道に増やす」というネットワークビジネスの基本をないがしろにして、無理な販売や押し込み販売などをする人が少なくないのである。
「連鎖販売取引とは、物品または権利の再販売、受託販売、販売の斡旋、または役務の提供の斡旋をする人を、特定利益が得られるといって勧誘し、その人と特定負担を伴う取引をすること」
「儲かるから」といって人を勧誘し、「だから入会するためにこれだけのお金が必要だ。」とお金を払わせてはいけないとされている。
安易に「儲かる」発言をしてはいけないことになっている。
また、勧誘に際して虚偽の事実を告げ、故意に事実を告げないことも禁じられている。
そういう問題を防ぐために、「概要書面」と「契約書面」の2種類の書面を交付することが義務付けられている。
主宰企業として不可欠な4つのこと。
1.情報開示の徹底
2.充実した教育システムの確立
3.加盟者支援体制の強化
4.参加者との公平な規約の確立
ネットワークビジネスに能動的に携わる人たちには、ある共通した特徴がある。生き生きして明るく、疲れを知らぬ働き者が多いことである。また、ものごとを前向きに捕らえる習慣を身に付けている。
ネットワークビジネス自体に人をそうさせる強いプラスの影響力があるのだ。それは、米国で生まれた成功理論に基礎を置いた教育がなされてきたことが大きい。
「望めばかなえられる」「人は誰もが驚異的な潜在能力を持っている」「人生はその人が考えたところの所産である。」といったプラグマティズムの発想が常に取り入れられている。

ディストリビューターの収入は次の3つの要素で構成されている。
1.小売差益
2.販売実績kによる利益還元
3.メンバー育成ボーナス
ディストリビューターが最大の効用ととらえているものは、以下のとおり
・相手にいいものを提供できたこと
・相手との関係が深まること
・自分のネットワークが広がること
世界各国のネットワークビジネス規模の順位
日本、アメリカ、フランス、ドイツ、ブラジル、イタリア、メキシコ、イギリス、韓国、台湾、、、
「上からの指示や命令で動くのではなく、自分で何をなすべきか考えられる人間でなければならない。高いモチベーションを持ち、自己コントロールできる人間が、組織体に依存することなく、自らの意志でチャレンジしていく。これからはそういう人間の時代だ。」

時代が本物商品を望むようになってきた。現代は物余りの時代である。
本物とは、安心して使用できる、使う人間を害さない、使うものを良くする、経済的である、という特性を持つ。

これからは、優秀なトップがいて、その下で自主的に動ける人間が大勢いる組織体が価値を制する時代である。
たとえば、コンビニエンスストアがそうだ。オーナー制だから自主的にやれる人間が実際活動の主導権を握っている人間は活性化し、停滞することが少ない。
そのような仕組みを流通で行っているのがネットワークビジネス。


2008年12月10日水曜日

「思考は現実化する(I)」

ナポレオン・ヒル

ナポレオン・ヒル博士が述べる奇跡というのは、あなたの人生の中で信じられない幸運をいかにして引き起こすか、ということだ。
引き起こすのはあなた自身なのである。
「この哲学が本当に有効な者であるかどうかを確かめるのはあなた自身だ。」

私の継母が実践した哲学とは、上手に夫を操り、刺激してやる気を出させ、その夫を尊敬できるよう、自分で持って行くことなのです。

「君にはできるはずがない。」、「君には難しすぎる問題だ。」、「君が生きている間にはまずできないよ。」等々の批判をはねのけることのできる免疫をつける必要がありました。
これらの批判を無視できるだけの強い自我を持たなければなりませんでした。

アール・ナイチンゲール「人間は自分が考えているような人間になる。」

「大きな問題に直面したときは、その問題を一度に解決しようとはせずに、問題を細分化し、その一つ一つを解決するようにしなさい。」

不動の信念に支えられて、願望(目標)を最後まで追求する、という強い意欲(モチベーション)が、あなたの人生を大きく左右することを心にとめておきたまえ。そしてまた、このような能力は誰もが持っている、ということも。

バーンズの信条
・自分の思考を自分で決定した目標にできるだけ集中して、私の心を反映と成功に向けよう。
・限りない信頼を元に、神の力に頼ることによって、自分で作り出す限界から私の心を解放しよう。
・私の祝福を受ける価値のある人々と共に祝福を分かち合って、欲張らない心を持ち続けよう。
・肉体的にも精神的にも学び続け、成長し続けることができるように、怠惰な自己満足の代わりに、建設的な欲求不満を選ぼう。
・狭量さを克服するように、全ての物事と全ての人々に対して、開いた心を保とう。
・他人の良い点を探し、他人の欠点に寛大になるように修養しよう。
・自己を哀れまないようにしよう。あらゆる状況の下で、より大きな努力のための刺激を探そう。
・私が必要とし、欲しいと思う物質的な富と、それを受けるのに私が値する人間かどうかを考え、その考えを尊重しよう。
・「少し余分に進む」習慣を持って、常に私に期待されるより、質量共に多くのサービスをするようにしよう。
・逆境と挫折は、常に同等の種子を宿していることを忘れずに、それを利益に変えよう。
・毎朝鏡出逢い去る津する男に向かって、恥じることの無いように、他人に対して行動するようにしよう。
・最後に、私の日々の祈りで神の意志との調和の内に私の命を認め、生涯を生きるために智慧を与えてくださるように祈ろう。

願望実現のための6箇条
・あなたが達成したいと思う願望をはっきりさせること。
 単にお金がたくさん欲しいなどと言うような願望設定は、まったく無意味なことである。
・達成したいと望むものを得るために、あなたはその代わりに何を”差し出す”のかきめること。
 この世界は、代償を必要としない報酬など存在しない。
・達成したいと思っている願望を取得する「最終期限」を決めること。
・願望実現のための詳細な計画を立てること。そしてまだその準備ができていなくても、迷わずにすぐに行動に移ること。
・達成したい具体的願望、そのための代償、最終期限、そして詳細な計画、以上の4点を紙に詳しく書くこと。
・紙に書いたこの宣言を、一日に二回、気象直後と、修身直前に、なるべく大きな声で読むこと。このとき、あなたは、もうすでにその願望を実現したものと考え、そう自分に信じ込ませることが大切である。

単なる望みを持つことと、願望を現実のものとして受け入れようと心の準備をすることはもともと全く違うことなのである。
信念を持つには、心を開くことが必要となる。つまり、素直さと心のゆとりが必要なのだ。

信念というものは、願望という、形を持たない一種の思考を、物理的な実態(たとえば金)あるいは現象的事実(たとえばスポーツで優勝する)に転換するのである。

勝ちたいと思って、勝てないのではないかなと思ってしまったら、あなたは勝てない。
負けるのじゃないかなと思ったらあなたはもう負けている。

願望を感情を込めて読むのはもちろんだが、それを繰り返し、繰り返し行うことにより、願望に信念という力が加わるのである。

願望の設定に基づいてプランを立てるときに、あなたは理性に頼ってはいけない。

成功しない人がよく犯す間違いは、学校を卒業すると、それで知識の吸収が終わるのだと思いこむことだ。

何かを成し遂げるためには、面倒なことなど何もない。

知識を持っているだけでは役に立たない。真威嚇な願望や目標を達成するために活用してこそ役に立つのだ。

人間が想像できるものは、必ず実現できる。



2008年12月1日月曜日

「残業ゼロ」の仕事力

吉越浩一郎

「時間内に終わらなければ残業すればいい」という考え方で対処していると、なぜ仕事が終わらないのかという理由が分からず、したがって抜本的な解決も図れないので、常に同じ問題が繰り返し発生し続けることになります。
問題を顕在化し改善する絶好の機会が、残業によって奪われてしまうのです。

本気で「残業ゼロ」をしたいなら、残業をしなくてもこれまでと同じ、いや、今以上に業績を拡大することができるように社員の意識を変え、会社のシステムを作り替えることを同時にやらなければならないのです。

「どうせ残業すればいいのだから」という、弛緩しきった仕事のやり方が体に染みついた日本のホワイトカラーは、もともと仕事の密度が薄いはずですから、心配するには及びません。

「緊急対策」「再発防止」「横展開」が基本

「そんな気分だから」という感情や感覚ベースの言葉はすぐさま却下されます。
「最近は野菜中心だったし、魚は昨日の夕食に食べたろ。それに、先日手に入れた赤ワインもそろそろ飲んでみたいから、今夜は肉量が良いと思うんだ」というような明快なストーリーがあって、やっと美味しい夕食にありつけるのです。

「優先順位を考えたり、スケジュール表を作ったりする暇があるなら、その間に仕事の一つも片付けた方が良い」

デッドラインを決める際、気をつけなければならないのは、相手の顔色を見て、「これくらいならできるだろう」という配慮をしないことです。そうではなく、あくまで「会社にとって正しいことを優先する」、これがデッドラインの決め方の極意です。

書類などのファイリングも、仕事の案件ごとに分けるのではなく、デッドラインで整理するのが一番良いと思います。

「なぜこうなるのか」ということを、ありとあらゆる事実と情報を集め、それらを使って理詰めで証明する以外、ボスを納得させる術はないのです。

「無理せず続ける」ことが重要なのです。
そうやって続けていると、やがて全ての問題の根底にある「根の深い問題」の姿が明らかになってきます。

TTP(徹底的にパクる)と名付けて、今でも仕事の信条の一つにしています。

「会社での8時間を懸命に働くのは、当たり前である。当たり前でないのは、会社が終わってからの時間をどう過ごすかである。」

「60点主義で即決せよ。決断はタイムリーに成せ。決めるべき時に決めぬのは度し難い失敗だ。」
「人は早く高度の仕事に就けるほど伸び津港産が大きい。仕事は重課主義でゆけ」
「人はいつも不足気味にしておけ。そうでなければ人は育たぬ。」
「暇がないので考えられない」というのは誤りだ。忙しいときほど考えは身につく・・・

「ノー残業デー」を定着させるために、まず私がやったのは、違反があった部署に反省会を義務づけることでした。目的は、残業が起こった原因の究明と、再発防止のための対策を自分たちで考えてもらうことです。
その考えを糞味噌にこき下ろして、「こんな思いをするなら、残業しない方がましだ。」と考えさせること。

GWなんて、毎年あることだし、時期も決まっているのですから、あらかじめ年間スケジュールに組み込んでおいて、さらに、sこまでにやるべき事が月間・週間スケジュールに落とし込まれていなければおかしいのです。

それでも、残業したら「連帯責任」。

大切なことは、毎日仕事を終えた後の3時間あまりを「自分の人生のために投資する」、と考えることです。
短期的な仕事のための情報収集と言うよりも、もっと長いスパンで自分にとって本当に必要な人と経験のためにその時間を使うべきです。

どんなに親しい人が相手でも、二次会には行かない、と決めていました。なぜなら、私の場合、夜は八時間寝ないと翌日調子が出ないからです。
二次会に行っていたら、大切な八時間睡眠が確保できませんからね。

私にとって、仕事はゲーム以外の何ものでもありません。だからこそ、「勝つ」ということが、最も重要なテーマなのです。

今居る組織で何か問題が起こって、このままではそれが解消できなことが分かっていたとしても、これまでのやり方を積極的に変えようという人は希です。
なぜなら、たとえ間違っていようと、慣れ親しんだ世界に居続ける方が、何が起こるか分からない新しいことに挑むより、ずっと居心地が良いからです。

うまくいかない責任は部下ではなく、部下の意見に左右されるトップにあるのです。

「失敗する」のは、途中で諦めるから失敗するのです。成功するまで続ければ失敗のしようがないでしょう。部下が協力してくれないのなら、協力したくなるまでこちらも踏ん張る覚悟が必要です。

会社を強くして競争にかつ。組織が共有する者はこれだけで十分です。理念など無くて結構。そして、この目的を果たすために、何をすべきか考えるのがリーダーの仕事です。

健全な組織というのは、人間の体のようなものです。つまり、「のどが渇いたら台所に行って、水道の蛇口からコップに水を注いで飲む。」というような、目的達成のための合理的な行動がスムーズにできる、ということです。

まずは、自分の裁量がきく範囲で、取り組んでいくことも同じように大事だと思います。

トップがリーダーシップを発揮し、部下がフォロワーシップでそれに答えると言うことがきちんとできている会社には、市場の変化にも素早く対応できるだけのスピードが備わっているはずです。
だから、将来のリーダーを目指すのであれば、部下で居る間はひたすらフォロワーシップを磨くこと!

フォロワーシップは、素直で従順であれば良いという意味ではありません。ただ従うのではなく、「この指示にはなんの意味があるのだろう」「なぜ、今これをしなければならないのか」といったことを常に考えながら動くのです。

どう考えても自分はそう言ったリーダーとしての素質を持ち合わせていない、という人はどうしたらいいのでしょう。
そう言う人は、リーダー以外のところに自分の活躍の場を見つけ、そこで腕を振るえばいいのです。

にぎやかで活気溢れるオフィスというのは、誰も仕事に集中していない状態なのです。

個室で仕事すると、以前とは比べものにならないくらい仕事が進むことがわかりました。
「がんばるタイム」で、騒がしい状態をなくし、仕事に集中する。
違反者がいれば所属する部署には例によって、罰金が科せられます。

組織の上層部だけが情報を握っていて、密室で何でも決まっていくような組織が、健全であるはずがありません。
「自分たちはいつも蚊帳の外」である社員のモチベーションがどうして高まるでしょうか。
しかし、情報をオープンにすると言うことは、反対の意見を生み出すと言うことなのです。
それでは、トップが社員と同じレベルの情報しか持っていないにもかかわらず、「自分の意見に従え」と社員に言える根拠はいったいどこにあるのでしょう。
何が、会社にとって正しいのかを論理的に考え、なおかつ判断に至るスピードが速く、決断する勇気を持ち、責任を取る覚悟がある。そして、その判断が圧倒的に正しい。

もしあなたがビジネスパーソンとして勝ち残っていきたい、と強く願うのであれば、動物である人間が、本来持っているはずの野性味を取り戻すところから始めることです。
真面目で従順なのが善である、という常識を捨ててみると良いでしょう。
「GNN,義理・人情・浪花節」は、野性的であるためには役に立たないので無視します。

いくら自分では全力を出しているつもりであっても、本来のその人のキャパシティから見たら、明らかに余力が残っているように思われます。
自分のキャパシティを知るのは、それほど難しいことではありません。
仕事にデッドラインをつけて、自分を追い込めばいいのです。
そうすれば、仕事のスピードは必ず上がります。

私が、仕事はゲームだというと、「ゲームとはなんだ、不謹慎だ」と怒る人が居ます。そう言う人は、仕事をなんだと思っているのでしょう。
・自己実現の場?
・人生そのもの?
これって、おかしくはないでしょうか?
会社にとって見れば、社員が仕事で自己実現していようが居まいが、はっきり言って関係ない話です。

「仕事はゲーム」と割り切っていれば、自意識のような邪魔な者は脇に置いて、純粋に「ゲームに勝つために取るべき最善の方法」を取ることができると思うのです。
百貨店、取引先の社長達のテーブルに、迷わず近づいていく。

自己実現とか、人生そのものとか、夢とか、仕事に余計な意味を持たせると、それが時として、仕事の足かせにもなりかねないのです。

独立に欠かせない能力の一つに、リーダーシップがあります。
これを獲得するには、部下としてフォロワーシップを学びながらも、常に「自分が上司ならこうやる」というシミュレーションと、いつか自分が上に立つのだという気概を忘れないことです。

これから働く会社を選ぶ若い方は、ぜひ現場に近い、小さな組織で実力を磨いていくことをオススメします。

「人生を愉しむためには、準備が必要だ」
定年後に時間ができても、それまでの間に計画を立て、家族や友人との絆を深めるなどの準備をしておかないと、ようやくできた時間が、ただただ苦痛な「余生」となってしまう危険があるのです。

働くために生きる、ではなくて、生きるために働く、でなくてはならない。
日本人はほとんどが働くために生きるです。

本人は家族のために頑張って働いているつもりでも、家族は必ずしもそう思ってはくれません。
ときには強烈なしっぺ返しが待っているのです。

「結婚するまでは、お互いの目を見つめ合ってきました。これからは、手と手を握りあって、同じ方向に顔を向けて歩いていきましょう。」

「生涯現役を目指す」というのは、日本人の理想とされる生き方のようです。もちろんそれも結構だとは思いますが、現実問題として、一生働けるという人は限られているでしょう。

そう考えると、生き甲斐や自己実現というものは、仕事よりも仕事以外の生活に求める方が自然だと思いませんか?

日本の場合、定年を迎えるときに、「さぁ、これから自由を満喫するぞ」と、喜び勇人はまれで、ほとんどの人は、再就職先を探すなど、一日でも長く働こうとするのが普通です。
「とにかく働いていたい」という気持ちの裏には、「仕事が無くなったら何をしていいかわからない。」という恐怖があるのでしょう。

何を準備して良いか分からなくても、とりあえず残業が減れば、その分自由な時間が増えますよね?
その時間を楽しめるようになるだけでも、十分準備になるはずです。

それまで家族の会話が足りなかったと思う人は、とにかくパートナーと話をすることから始めるのも良いでしょう。
あなたの「本生=本番の人生」を充実させるために、明日からは少し早く帰ってみませんか?


2008年11月26日水曜日

無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法

勝間和代

勉強で一番大事なのは、勉強の内容そのものではなく、勉強を上手く続かせる仕組み作りであり、意識作りなのです。
もし、私に人よりも上手なことがあるとしたら、そういう仕組み作りに過ぎません。


各種の研究によると、年収がだいたい1500万円になるくらいまでは、年収と幸福感の間には正の相関があるといわれています。つまり、年収が上がるほど幸福度が上がるというわけです。これは、「幸福の経済学」と呼ばれています。

勉強する5つのコツ
1.基礎を最初に徹底的に学ぶ
短期間で結果を出す人たちの共通点は、辛抱強く、半年間、基礎力をつけることに集中できる。
2.先達から、勉強の仕方をしっかり聞く
直接会って、話を聞き、まず真似から入る。
3.学ぶ対象の基本思想を理解する
資格試験は、それによって輩出したい人物像を事前に理解する。
4.学んだことを自分の言葉でアウトプットしてみる
過去問題+模試問題アプローチ、アウトプットを起点にして、そこからインプットに戻る、という方法
5.勉強をワクワク愉しむ


企業の不祥事が後を絶ちませんが、これは、当事者である社員達が自由人ではないからこそ起こったことだと思います。
自由人とは、
・自分で自分の面倒が見られて、
・経済的に自立していて、
・自分の考えを発言することができる

人間は、目に見えて測れるものでないと、管理できません。その管理の仕組みを作らずに勉強しようとしても、それでは続かないのが当たり前なのです。
とにかく、意志の力で何とかなるなんて、楽観視してはいけません。

社会人の勉強が続かないのは、なかなか成果が出ないからなのです。本を読むスピードが5倍になれば、成果が出るスピードも5倍速くなり、勉強を続けるモチベーションにもなるのです。

道具の値段の絶対額ではなく、道具を買ってから、どうやって使い倒すか、というのが大事です。

親指シフト。
だいたい20時間くらいの訓練で、ローマ字入力の速度を超えることができます。

ブログの書き込みには、ニュースを引用して、コメントをつけているケースが多いため、テクノラティを使うと、新しいニュースですら、ブログを見に行った方が早く検索できて、あっという間に情報が得られます。

宮部みゆきさんの講演で得た教訓。
・書くことは呼吸すると同じくらいの肉体労働として位置づけ、とにかく量産すること。
・売れるか、売れないかは時代と合うかどうか。報われるかどうかは、正直、分からないと割り切ること。
・自分しか分からないものなど書かず、エンターテインメントのための文学として存在すること。

勉強の仕組みをつくること、その仕組みを使って基礎力を養いながらアウトプットに繋げること、これらを両輪でやっていくうち、仕事の成果が上がり、年収が上がって幸せになってきます。
勉強法において差別化できるのは、道具とやり方です。人間、覚える能力とか意志の力には、そんなに大差はありません。
社会人が勉強を続けるためのコツは、昔の伝統的な学習方法+努力に頼らず、ITを使った効率的な方法を準備し、基礎を強化し、成果を確認していくことで自分への成功体験にするということです。

マーケティングとかセールスについては、やはり、アメリカの方が5年から10年進んでいます。できれば、原書や英語のオーディオブックに積極的にあたっていくことです。
今では、共感や感動を軸にした、エモーショナル・マーケティングが発達してきています。

発音に関しては、相手に聞き返されない程度にまでは訓練した方が良いですが、やりすぎても、投資効果は落ちるようです。
というのも、発音だけ綺麗にしてしまうと、今度はボキャブラリーが現地のエリート層に比べて少ないので、逆に子供っぽく聞こえる。

あらゆる勉強の基本は「素直」だと思います。私はいつも、「まずは騙されたと思ってやってみよう」というのを、勉強のとっかかりにしています。

家計簿を複式簿記でつけてみよう。
自分の年間の売り上げ高と、売上原価が分かり、自分がいくらの付加価値を生み出しているかが理解できます。
会計上の利益と現金上の利益は全く違う、というのを実生活で感じ取ろう。

経済学の最低限の知識は持っておこう。
需要曲線と供給曲線、価格感受性くらいまで。

転職市場における自分の価格を知るというのも、一つの目に見える成果だと思います。

株でも債券でも、金融の相場者は、最初、初心者は絶対損するようにできていると言うことです。
そこの存した時期をいかに乗り切るか・・・ということが一つの勉強になります。



2008年11月25日火曜日

トップコンサルタントがPTA会長をやってみた

三谷宏治

もっと子供達に、面白い物を見つける「良い目」と「考え抜く力」を持たせたい!

我々親が、子供につけてもらいたい物は、単なる学歴でも知識でもないはず。子供が将来、人として幸せに生きるための知恵やスキルこそが、大切なこと。
そのスキルの一つとして「発想力」は、かなり上位にはいるだろう。その発想力を育てる「エンジン」と「燃料」が必要だ。
それが、「自立」の心と「なぜだろう」の心、なのだ。
しかし、そのエンジンをさび付かせ、停止させる強大な負の力こそが、親自身、そして子供の周りの大人達だ。今、親が、大人が変わらない限り、子供は決して変わらない。


子供を暇にさせる決意
発想、つまり自由に考え自分で決める事への第一条件は「時間」
暇無くして発想なし。
子供が大人になる十数年後、第一に必要になるのは「自ら考え、自ら動ける」こと。
オリジナリティは、ますます重要になる。

NFLは日本で、少しでもアメフトプレーヤーを増やすべく、アメフト部がある日本の各校に装備一式を寄付するなどの活動を続けている。これは、アメフトファンを増やし、日本をNFLビジネスの一部に組み込むための超長期投資なのだ。

察しの悪い振りをする。
子供が求めていることを先回りせず、あえて分からない振りをする。それによって、子供が自分の考えを言葉に出して表現するよう促す。

なんとなく、ビミョーを許さない。
擬声語や擬音語、擬態語だけでの表現を許さず、具体的に考えるように促すこと。


普通、教師の言うこと、教科書に書かれていること、本で読んだことは「正しく」つまりは、「変わらない物」と信じ込む。
これは、多くの日本人の「素直さ」という美徳であり、と同時に「常識否定力」のなさに繋がる悪弊だ。
日本人にたれ居ないのは、「拡散的思考」だとよく言われている。
すぐ落としどころだけを考えて、その実現しか考えない。しかも、落としどころとは「みんなが納得する」答えであり、それは皆が苦労しない「確実に実現できる」答えである。
それでは、確かにジャンプがない。

我々は「成功」を「多くはないこと」くらいに思っている。それは、大きな間違いだ。「成功」は「極めて希なこと」なのだ。

「夜空はなぜくらいのか」
「宇宙は無限ではない。」「宇宙はじっとしていない。」そして、そこから現代宇宙論の基礎である「ビッグバン理論」が生まれたのだ。

「限界は自分の中にある」「三回挑戦」「集中による限界突破」
多くの場合「意識」の壁が、人を独創的な発想から遠ざける。
ではなぜ、すぐに「できない」「無理だ」と感じてしまうのか。それは、「限界突破経験」がないからだ。

FFXのキーワードは、「存在」だ。
「生命は所詮むなしい夢 生の後に来る死こそが永遠」と迫る適役シーモア。

3から4年先なら今の三倍を、5年以上なら、十倍を目指してみよう。

苦手を「下手」かつ「嫌い」なこととし、得意を「上手」かつ「好き」な状態とする。
すると、苦手を得意へ帰る道筋は、2つ。「まず好きになり、そのあと上手になる。」と「嫌いでも上手になって、その後好きになる。」だ。
まず好き作戦では、別のご褒美をくっつける手もある。要は自分が好きな状況に持ち込んだり、思いこんだりすることだ。
まず上手作戦は、上手い人の真似をすることだ。嫌いのままで構わない。とにかく物まねに専念する。

受身的に教わることになれてしまった人間は、決してトップには立てない。
どんな職業であれ、トップに立つとは前人未踏の世界に足を踏み入れる者になるということだ。
そこで必要なのは「教わる力」ではなく「自ら学ぶ力」だ。

楽しさの中にしか、教育はない!

子供達と一緒に「これは、なんでなんだろうね」
いつの間にか覚える日常の決まり事、学校で教わる様々な知識。でもそこには、意外な「なぜ」が潜んでいる。
それを見つけられる「眼」を持とう。
なぜだろうと考える「心」を持とう。

大型二輪の品格
実用上は全く不必要な、強大なパワーを何故持つのか。不必要なばかりでなく、不安定で危険な二輪で、なぜそんな悪魔的パワーを両足の間に抱えるのか?
おそらく、その魔力を御すること自体が価値なのだ。魔力に心を奪われず、自らを制御する。

発想という者がスキル化されたのは明らかに、就職してからだ。思考訓練を一年も受け続ける内に、少し「頭の回転」と「発想の力とステップ」を感じ始めた。
壁を破り続け、考え続け、自分自身の発想パターンを試し続けること。それによって、発想の幅は広くなり、深さは深くなっていく。

学び続ける上で、大きなモチベーションになるのが「教える」ことだ。
本当に理解していないと、人には教えられない。特に「分からなかった人」に教えることは至難だ。
親や大人達が、すべきこと。それは自分が蓄えてきた技や知識を、「教育コンテンツ」として練り上げて、子供達に披露することだ!


2008年11月19日水曜日

ビジョナリー・ピープル

ジェリー・ポラス、スチュワート・エメリー、マーク・トンプソン

ただ前を向いて、自分の道を歩いてきた。
人が何を言おうとも、どんなに歩きづらくとも、自分はこの道を進む。
なぜなら、そこに意義があるから。

そうして、新しい時代を切り開き、世界に衝撃を与え続ける人々。
そんな彼らを「ビジョナリー・ピープル」と呼ぶ。


長時間に渡って続く成功と密接な因果関係があるのは、個人にとって重要な何かを発見することであって、企業にとっての最高のアイデア、組織構造、ビジネスモデルではない。

他の人から好かれようとするよりも、自分の好きなことに執念を燃やしている。

今日だけでなくこれからの長い年月を過ごす自分の人生において、何が本当の生き甲斐なのかを知らないまま過ごすことによって、ごまかされているだけのことだ。

最初から大好きなことをする。今後10年間、これに取り組むつもりだ。正直それほど、好きでもないけれども・・・、これは年を取ったときのためにセックスを控えるようなもの、ということだ。

毎週少しだけ時間をやりくりし、仕事中あるいは仕事の後、何らかの方法で自分が持っている他の情熱を試してみることだ。

新たな人生、より豊かな人生、よりよい人生、もっと冒険的な人生を築き上げられる、そんな原理原則とはいったい何だろうか。

死んでいるという視点から、自分の財産や人間関係を視覚化すると、上手くすれば自分が本当に大切にした人やものが見えてくるだろう。

読者は、自分自身が本当に大好きな人間になることよりも、人に好かれるような人間になりたいのだろうか?

永続的な成功をおさめている人たちにとって、人生が二者択一の問題と言うことはほとんど無いだろう。

一番重要なのは、自分の心と直感にしたがる勇気を持つことだ。

個性によって、永続的な成功がおさめられるかどうかが決まるのではない。重要なことは、その大切な個性を糧にして何をするのかということだ。

人生に必要な物は「情熱、覚悟、能力」だとライスは警告する。この3つのうちどれを外しても、いつまでも続けられる成功は得られない。

世の人々は、失敗に我を忘れて失敗を置き去りにしてしまう、あるいはいつの間にかもう一度立ち向かってみようという自信をなくしてしまう、ということがあまりにも多い。
これとは対照的に、ビジョナリーな人はあらゆる失敗を利用する。どんな経験も例外なく何かを教えてくれるからだ。

何がうまくいかなかったのか、その原因を私が理解しているのか、そしてどのような対策を打っているのか、最後に、失敗したのだから、本番もできるだろう。

人類の歴史から学べる、最高の教訓の一つがこれだ。つまり、自分の身に起こったことで自分が責められることもあれば、責められないこともある。けれども、その土地らであっても、そこに関わっていることについては責任がある、ということだ。


2008年11月16日日曜日

自転車生活の愉しみ

疋田智

自転車に乗るのは楽しいからで、気持ちが良いからで、そして、人生がちょっぴり幸せになるからだ。

なるだけ生活の中で活用してみませんか?それは何故かというとね・・・楽しいからですよ。
毎日、サドルに跨るようになってすぐに、私は東京にも季節があることを発見した。


ある調査によると、日本の車の一台当たりの平均乗車人数は、1.5人程度しかないのだそうだ。
不況不況といいながら、東京の自動車の数は全く減らない。冷暖房の効いた車の中に、ふんぞり返ってハンドルを握りながら、それでいて腹に蓄えた贅肉を何とかするために、週末にはスポーツジムに行く。。。変でしょ?

会社にシャワールームとロッカールームとクロゼットが揃っていることが望ましい。
トレーニングウェアで会社までやってきて、爽やかにシャワーで汗を流し、クロゼットからスーツを取り出す。
あるいは、フィットネスジムをシャワールーム兼着替え室にする。

上り坂は「キツイ道路」ではなく、「スピードの落ちる道路」。その認識だけで、坂のイメージは変わる。

野球帽をなるだけ目深に被って、目に雨が入るのを避ける。めがねをかけてる人にとってもかなり有効に作用します。
ポンチョを着込んで、野球帽を被って、ゆっくりゆっくり走る。雨の日はこのスタイルが最善。

サドルの高さの目安は、足を伸ばしてみてかかとの一がペダルの一番下位置にぴったり来るように、ということ。
人の体は、足に限らず、いったん延びきってしまうと、それ以上力が入らなくなるわけで、筋肉がうまく働かない。

海外の先進各国で、自転車をおおっぴらに歩道走行させているのは、実は日本だけであるということは知っておいた方が良い。
そして、先進各国の感覚では、「歩道に自転車に乗り上げているなんて、なんて野蛮な」と思われていることも知っておいた方が良い。

車道を走っていて、停車するとき、足を着くのは必ず右足。
左足をついていると、何かの拍子で(歩行者がぶつかってきたとか)よろけたときに、車道に倒れてしまうのを回避できなくなってしまう。

自転車の王国
ドイツのミュンスター。
オランダのアムステルダム。

ダッチバイクに乗るオランダ人がかっこよく、ママチャリに乗る日本人が、どうしてもかっこよく見えない理由はどうやらここにある。
彼ら、彼女らが凛として自転車に乗っているのは、自転車に乗ることの義務と責任を知っているからだ。

自転車レーンは、「必ず車道をつぶして作らねばならない」ということだ。


2008年11月8日土曜日

無理なく続けられる 年収10倍アップ時間投資法

勝間和代

本書の狙いは、「どうやって時間を有効に使って余裕のある生活をするか」ということで、「どうやって時間を隅々まで使い切るか」ではない。

時間投資マトリックス
重要度と緊急度の軸でマトリックスを作る。

 重要& 緊急・・・消費の時間(目標50%、8時間)
 重要&非緊急・・・投資の時間(目標30%、5時間)
非重要& 緊急・・・浪費の時間(目標10%、2時間)
非重要&非緊急・・・空費の時間(目標10%、2時間)

何故忙しくなるのか?それは、やることを減らさないから。
やることではなく、やらないことを重視する。

まずは、原理原則と仕組み作りを覚えた上で、その後に独自の工夫をする。

自分の時間の使い方を色々な指標で測定していくと良いのです。

一日一つは新しいことができないか?と考えて、一年経つと、それなりに色々な時間管理の方法が新しく加わってきて、バージョンアップされている。

手帳でこれまでの「行動」や、これからの「行動」を目に見えるようにすることで、「行動」はよりコントロールできるようになります。
・自分一人で頑張らない
・やることを減らす
・PDCAのチェックをしない
週の終わりには、一週間の行動を振り返って、投入した時間と、それに対応する効果についてレビューする。

TOEIC500点を基準点とすると、100点上がるごとに、給料は約一割り増しといったところ。

実行できる人とできない人の違いは、「(誰でも弱い)意志を、いかに手法やスキルで補って、習慣化できるようにしているか」ということにつきます。

・続けられる仕組みをつくっているかどうか
・その投資に対するリターンを実感できているかどうか

自分の「手取り時給」と、世の中のサービスの「一時間当たりの価格」とを比べると、「どのサービスなら投資することができるのか」の感覚が身についてくる。

誘いに応じると言うことは、自分の時間を投資することです。
「必要以上にいい人にならない」=対人関係において、奴隷とか奉仕する人にならない
「いろいろなことを断ることで、初めて好循環が生まれる」ということは、忘れないでください。

不得意なことを得意になるまで頑張ればいいという考え方もありますが、得意なことに徳化して時間を投資した方が、時間効率はよほどよくなります。

終身雇用で人材の流動性が低いと、働かせる側は解雇ができない代わりに、なるべく長時間使い倒してやろうと考えている。

「お酒よりも足湯」禁酒のマイナスは限りなくゼロ。

依存性薬物をやめて、毎日の時間効率は数倍は上がりました。

携帯電話を使っていると、自分で時間をコントロールできない。
メールの返事は短くしますが、相手が早く返事が欲しいと思われるときには、なるべく即座に返事を出す。

飲み会の一つや二つ断ったとしても、相手はそんなに気にしてないものです。あなたが居なくても、会にはほとんど影響ありません。
交流会は、自分で主催するくらいでないと投資効率が悪い。

時間効率が悪い人は、共通して、判断が必要なとき、決定に至るまでの時間が長い。
その人の特徴は以下の2つです。
・情報の不足
・お金の不足
悩んでいる時間は、何もアウトプットが出ない。
十分な情報収集をして、これ以上悩んでも判断が付かないと思ったなら、行動を起こしてしまった方が、時間投資の観点では効率的。

時間を作ることを「投資」と考える習慣をつける。

手帳で自発的に時間を確保する。



2008年11月7日金曜日

「1日30分」を続けなさい!

古市幸雄

将来への不安、現状への不満・・・・を解消し、夢や目標を実現させたいすべての人に贈る。
具体例一杯の実証済み勉強法。

・テレビを毎日2時間見る人は、1年間で2ヶ月分も浪費する。
・三日坊主も50回繰り返せば、年間150日分の勉強になる。
・「30分勉強→15分休憩」の1セットを基本とせよ。
・朝〜正午に食べるのは、果物だけにせよ。
・外出時には、耳栓とA4クリップボードを持ち歩け。
・勉強空間には、椅子→照明→デスクの順で投資せよ。

金利の高い金融商品が見つからない超低金利の現代では、自分自身への投資が一番リターンの高い投資なのです。

他人と差が付くのは、卒業後にどれだけ勉強を続けたかです。

例えば、750万円を2000時間で割ると、1時間3750円になります。
あなたが1時間働いて、この金額よりも多くの利益を会社にもたらさなかったら、リストラされても文句は言えないという数字です。

本はできるだけ1冊ずつ購入し、購入した日に読み始めることです。

ある項目を勉強する→この勉強の1週間後に復習する→最初の復習から2週間後に復習をする→2回目の復習後1ヶ月以内に3回目の復習をする」というのがもっとも効率の良い学習方法です。

勉強量を増やすことが、勉強の成果を一番大きく左右する要素である。
あなたは、自分の勉強量8割の重要性を無視して、「良い教材・サービスはないか?」と言うことばかりに注意を払っていませんか?

「勉強の成果はすぐにはでない」ということを知りつつ、自分を律して勉強を続けられるかどうか。

知識を効率よく窮するコツとして、あなたが勉強したことは、後日、誰か他の人に教えるつもりで勉強してください。そして、実際に覚えた知識を教えてあげると、吸収力が数段良くなります。

私たちは、数年前の過去の蓄積で、現在の収入を得ている。

自己投資をして、いち早く勉強する。

一般の方々が見ているテレビ番組のほとんどは、何の利益にもならないバラエティー番組。
テレビを見ないことで、2時間を捻出できる。
ネットサーフィンやメールのチェックも必要最低限にする。

仕事を早くすこなすコツは、「この仕事を1時間で終わらせる」というように、仕事の処理時間を先に決める。

「5分でも無駄にはしないぞ!」という心構えを持っていれば、1年間で相当の勉強時間の違いが生まれます。

喫茶店のコーヒー代は、静かな場所と時間への料金。

重要な項目をあなたの声でICレコーダやカセットテープに録音して、それを移動中に聞きます。目からの記憶よりも耳からの記憶の方が心に残ると言われています。

集中力がとぎれて勉強が嫌になる前に、勉強を中断するのがコツです。

騙されたと思って、休憩時間に未読本を15分程度読んでみてください。月に1〜2冊はあっという間に読めます。

平日の勉強量を最低でも3時間以上、休日は8時間以上しないと、短期間で良い結果を出せないでしょう。

あなたがお何か大きな目標を持って勉強をし始めていれば、孤独感をある程度感じることは、初めから知っておいた方がよいでしょう。

リスニング力を向上できた要因の一つは、このリスニング&シーイングを徹底的に実践し続けたからです。

音の調整を学習するとリスニング力が飛躍的に向上する。
平易な英文を素早く読解するスキルが求められる。

平日2時間から3時間程度、休日には5時間の週20時間前後、勉強する。

英語力を上達させるためには、
・目標の英語力を決める
・勉強の仕方や質を決める
・日々勉強を続ける

簡単なスケジュール表を着くって、いつでも見られるように机の前に張っておく。
「今日勉強をサボったら、長期目標の実現日が延びるなぁ。」という、良い意味でのプレッシャーにする。

必ず紙に書き出す。

したいことができなかった、欲しい物や人物が手に入らなかったのは、中途半端で決断しなかったことが原因ではありませんか?

とにかく自分の長年の夢を実現することに集中し、それと関係ないことは極力省いていきました。
勉強を続けていくためには、ある程度の代償を払うことが必要だと言うことです。

目標を紙に書き、それを毎日読み返せば、夢は実現すると提唱し、多くの人々に影響を与えたのは、思考は現実化するを書いたナポレオン・ヒルです。

一度に大量の食べ物を胃に詰め込まない。
先に食事をしてから、入浴するなど、食後すぐに勉強しない状況を作る。

朝から正午は、胃に負担をかけない果物だけを食べる。
正午から午後8時は、野菜とご飯、あるいは野菜と肉類などの組み合わせを守る。

朝、太陽の直接光で起きる。
少し熱めのシャワーを浴びると、体温が通常の体温に一気に上昇するため、すぐに勉強を始めることができる。


2008年11月6日木曜日

MISSING

本多孝好

恋愛推理もの短編集。

短くて、すっきりしてて、読みやすい。

【眠りの海】
愛情に飢えた子供が取る手段といえば、すねるか、その逆に愛想良く振る舞うかだ。
子供の頃の私は後者を選んだ。礼儀正しく、人当たりが良く、明朗で、誰にも親切に接し、それでも決して本心は見せない。
私は胸によどんだ疎外感をはき出すことは出来なかった。
「母は言いました。私だって、好きであなたを生んだわけじゃないって。私を産んだのは、あの人からお金を引き出すための口実だって。」
「その京子って言う人は、死にたがっていたんや。それもただ死にたがっていたんと違う。おっさんと一緒に死にたがっていたんや。」

【祈灯】
ずっと妹の振りをする幽霊ちゃん。
「父がすでに私たちの父親でなかったように、母ももう私たちの母親ではなかったのだと。愕然としました。母を見つけた典子は、私の手をすり抜けて道に飛び出しました。私が気付いたときには、もう車にはねとばされていました。私、決めたんです。両親に一生かけて償わせてやろうって」
「高いところから夜の街を見下ろすとき、みんな似たようなことを考える。あの小さな灯りの一つ一つに、知らない人のささやかな、それでもかけがえのない暮らしがあるんだって。でもそのあとは、二通りに別れる。」
「そのささやかな暮らしのために祈る人と、そのささやかな暮らしを呪う人と」

【蝉の証】
ずっと先の未来、宇宙人がやってきてこれを見たら何かのモニュメントだと思うだろう。あるいは、かつてこの星に栄えた文明が宇宙に向けて発したメッセージだと考えて、その意味を解析するかもしれない。
仮にこれが住居だと言い当てることができたとしたなら、彼らはきっと、人という種をここに押し込めた、人より優位にあった種の痕跡を探そうとするだろう。
「この年になれば、一人で死ぬ事なんて怖くはないんだよ。一人で死ぬ覚悟なんてとっくにできてる。そんなことちっとも怖くなんか無い。」
「だけど、ねぇ、一年に一度で良い。一分でも、一秒だって良い。自分が死んだ後、生きていた日の自分を生きている誰かに思い出して欲しいと願うのは、そんなにぜいたくなことなのかい?死んだ途端にハイ終わりじゃ、だって、あんまりにも寂しいじゃないか。」

【瑠璃】
「私と寝たい?」
「でも寝ないんでしょ?」

【彼の棲む場所】
「彼らにとって、知識とは職業であって、人生を豊かにするための物ではないんだ。自分が知って居なきゃいけないことを知っていればそれで良い。好奇心も向上心もありゃしない。そんな輩に人間的なおもしろみがあるはずないし、耳を傾けるに値する言葉をはけるわけがない。」
「僕は正しいことしかできない人間なんだ。もちろん間違えることはあるし、知らずに悪いことをしてしまうことだってある。そうじゃなくて、僕は意識的に悪いことをできない質なんだ。時々、自分でも自分に腹が立つよ。」