2009年7月25日土曜日

I LOVE YOU / 伊坂幸太郎、石田衣良、市川拓司、中田永一、中村航、本田孝好

恋愛には未知の物語がある。始めて恋心を意識したとき、幼馴染に異性を見出したとき、彼女との間に微妙な心の距離を感じたとき、初恋の同級生と再会を果たしたとき、彼女と恋愛のルールを決めたとき、そして連れ添った相手との別れを予感したとき・・・・・

伊坂幸太郎の世界観は相変わらず良いなぁ。

伊坂幸太郎/透明ポーラーベア
「だって、クイズって、答えが出るじゃないですか」

石田衣良/魔法のボタン
透明になるボタンと、石になるボタン。

市川拓司/卒業写真
同姓の異性友達と初恋の相手の話。

中田永一/百瀬、こっちを向いて
近所の先輩の頼み。

中村航/突き抜けろ
ぶっ飛んだ木戸さん。

本田孝好/Sidewalk Talk
水周りを共有しただけのワンルームマンション

その一瞬。自分を襲った劇場が何なのか、僕にはわからなかった。すっと僕の前を通り過ぎる彼女。その途端、圧倒的な何かが僕の体を通り抜けた。めまいすら感じて、僕は思わず目を閉じた。

嗅覚をつかさどるのは大脳の旧皮質なの。そして、旧皮質の両側にあるのが海馬って言って、これが記憶を司っているのね。

だから?

だからね、嗅覚は五感の中で一番記憶に直結している部分なの。

今日、香水をつけてきた理由。あなたはきっと、この香水をかぐたびに今日のことを思い出す。あなた自身の中で、言葉にすら変換されていない、一番ピュアな感情をね、思い出してくれるんじゃないかって。

私ね、素直じゃないから、けんかしても、自分から謝れないこともあると思うの。いっぱいあると思うの。だから、そういうときには、この香水をつけていく。この匂いをかいだら、今日のことを思い出して。思い出したら、私は胸の中で一生懸命に謝ってるんだと思って。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいって。



水滸伝(1)/北方謙三

[林冲]

12世紀の中国、北宋末期。
重税と暴政のために国は乱れ、民は困窮していた。
その腐敗した政府を倒そうと、立ち上がった者たちが居た。
世直しへの強い志を胸に、漢たちは圧倒的な官軍に挑んでいく。
地位を捨て、愛するものを失い、そして自らの命を懸けて戦う。
彼らの熱き生き様を刻む壮大な物語が今、幕を開ける。

禁軍武術史範、王進
禁軍武術史範代、林沖
鄆城役人、宋江
東渓村の役人、晁蓋
医師、安道全
放浪の僧、魯智深
北京大名府の大商人、盧俊義
梁山湖の盗賊頭、王倫
盗人、鮑旭

壮大な物語のため、まだまだ序章という感じのする始まりで、これから徐々に登場人物も増えてきて、詳しく人物形成がなされていくんだろうと思う。

晁蓋
「私は確かに役所とやりあったりする。だから役所にも睨まれているのだろう。しかし、それは村人のためにやっているのではないのだ、朱貴殿。私は私のためにやっている。生きている。そう思いたいからだ。」


2009年7月11日土曜日

砂漠の薔薇/新堂冬樹

お受験を通し、平凡な主婦が狂気を増幅させる様を描いたミステリー

お受験を目指す主婦たちのおかしな執着心、執念を描いています。
う~ん、奥さんがこういう風になった場合に、旦那は何もしてあげられないのかな。
まさに狂気です。お受験なんてやめましょう・・・。

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女という生き物は、男への未練は断ち切れても、自分への未練は断ち切れないのはなぜでしょうね?

あなたがたに、人生の全てをかげとして生きてきたもののつらさが分かりますか?どんなに頑張っても、何を言っても、私の姿は誰にも見えないし、私の声は誰にも届かない。なのに誰もが、彼女が口にする言葉には耳を傾け、振る舞いの一つ一つに瞳を輝かせる。

そして、この世から彼女の肉体が消滅した瞬間に、影も消えるんです。馬鹿ですね。本体が無くなったら影も存在できるわけ無いのに。


2009年7月7日火曜日

ナポリ/田之倉稔

確かに、タクシーをのると、広い道路を勝手に横断する歩行者を見たり、交通規則を無視して走る車に出会ったりする。そんなとき運転手は「ナポリ人はみな、プルチネッラだ」などという。それほどナポリの大衆はこの道化に自己の分身を見ている。

今まで訪れた都市で、もっとも興味深かったのがナポリである。

ナポリは治安の悪い都市として有名である。「サファリ・ルック」などという意地の悪い冗談を観光業者は使うようである。バスから降りずに市内観光することを指すのだそうだ。

ヴォイエッロというパスタには、プルチネッラが描かれている。
元来、スパゲッティはナポリからイタリアに広まり、やがて国境を越えていったものであるから、このプルチネッラ印が、本場のしるしといえよう。

市民の食であったピッツァを宮廷が取り寄せ、王妃のマルゲリータが食べた。
ピッツァマルゲリータの由来である。

「地球で最も美しい国に、最も愚かなものが住んでいる」
美しい歌を歌う人魚の街・・・ナポリ。

トマトソースの考案とパスタとの融合はナポリ料理の最大の功績である。

他の地域の人にとっては、ナポリ語は喜劇的に響くようである。


2009年7月6日月曜日

血涙(下)/北方謙三

楊家将とは異なり、全ての物語が終わったという終わり方でした。

下巻は戦というよりも、心の戦いがメインになっていたためか、楊家将の楊業軍のような凄みのある戦闘の雰囲気が無かったように思う。
そういう意味でも、ハードボイルドらしい小説だったと思います。

それぞれ無くなっていく将軍らの、最後の描写が泣かせます。

まさに血の涙。

最後に蕭英材が語った言葉も熱い。
「私は楊四郎の息子ではありません。石幻果の息子です。祖父は耶率休哥、祖母は大后様と思い定めております。」



2009年7月5日日曜日

血涙(上)/北方謙三

楊家軍再興と耶率休哥軍との新たな戦い。

楊家将を読んだだけでは、中途半端なところがあって終えられないでしょうっていうことで、続編をすぐに読んでしまいました。

まず、登場人物紹介の一人目の説明を見て、タイトルの意味がなんとなく想像できた。

楊家将に引き続いて、戦や調練のシーンは迫力があって面白いが、この物語のメインは心の戦いでしょう。

上巻の最後、吹毛剣と吸葉剣がぶつかることで・・・。

下巻でどうなっていうくのか・・・もう止まりません。


2009年7月4日土曜日

竜馬がゆく(8)/司馬遼太郎

慶応三年十月十三日、京は二条城の大広間で、十五代将軍徳川慶喜は大政を奉還すると表明した。
時勢はこの後、坂を転げるように維新にたどりつく。
しかし竜馬はそれを見届けることも無く、歴史の扉を未来へ押し開けたまま、流星の様に。

「全て西郷らに譲ってしまう。おれは日本を生まれ変わらせたかっただけで、生まれ変わった日本で栄達するつもりは無い。」
「こういう心境でなければ大事業というものはできない。おれが平素そういう心境で居たからこそ、一介の処士にすぎぬ俺の意見を世の人々も傾聴して来てくれた。大事を成し遂げえたのも、そのおかげである。」
「仕事というものは、全部をやってはいけない。8分まででいい。8分までが困難の道である。あとの2分は誰でもできる。その2分は人にやらせて完成の功を譲ってしまう。それで無ければ大事業というものはできない。」

「世界の海援隊でもやりましょうかな」


竜馬がゆく(7)/司馬遼太郎

同盟した薩摩と長州は着々と倒幕の体勢を整えていく。が、竜馬はこの薩長に土佐を加えた軍事力を背景に、思い切った奇手を案出した。大政奉還---

薩長による倒幕が盛り上がってきた京都。
長崎に居る土佐の参政後藤象二郎のもとに、土佐の大殿様山内容堂から京都への召し状が届いた。
一緒に来てくれと、頼む後藤に、竜馬は一日考えた末、一緒に行くと決意する。

翌早朝、短艇で夕顔丸に近づき、乗り込むシーンが印象に残っている。

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竜馬は頭上に手を伸ばしてはしごを大きくつかみ、するすると登り始めた。
そのとき、奇瑞のように陽が昇った。短艇上で見上げている者たちが、(あっ)と声をのんだほどにそれは劇的な効果があった。陽の中を、竜馬が登っていく。隊士たちは見上げつつ、声をうしなった。
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船中八策
1.天下の政権を朝廷に奉還せしめ、政令よろしく朝廷より出づべき事
2.上下議政局を設け、議員をおきて、万機を参賛せしめ、万機よろしく講義に決すべきこと
3.有材の公・諸侯、および天下の人材を顧問に備へ、官爵を賜ひ、よろしく従来有名無実の官を除くべきこと
4.外国の交際、広く公議を採り、新たに規約を立つべきこと
5.古来の律令を折衷し、新たに無窮の大典を選定すべきこと
6.海事よろしく拡張すべきこと
7.御親兵をおき、帝都を守護せしむべき事
8.金銀物資、よろしく外国と平均の法を設くべき事




2009年7月3日金曜日

竜馬がゆく(6)/司馬遼太郎

幕府を倒すには、薩摩と長州が力をあわせれば可能であろう。しかし、互いに憎悪しあっているこの両藩が手を組むとは誰も考えなかった。
奇跡を、一人の浪人が現出した。

戦国の武士には、己の男を立てることと己の功名を立てることしかなかった。くだって徳川氏全盛の世の武士は主君と藩への忠義しかない。
今は違う。融資はそのココロザシに殉ずる時勢になっている。

竜馬の平等思想の根拠は、この用語(日本人)の中に込められている。

幕府を倒して、政府ができてもみなは役人になるな。一方では海軍を興し、一方ではこの亀山社中を世界一の商社にする。そのつもりでやれ。

年上の人を相手に猥談をしちゃならん。図に乗って、淫談戯論をするうちに、どうしてもその語中に見下げられるところが出てくる。年者は面白がりながらも心中、軽蔑する。

静止などは取り立てて考えるほどのものではない。何をするかということだけだと思っている。
世に生を得るは、事を成すにあり、と自分は考えている。

武士の道徳は、煮詰めてしまえばたった一つの徳目に落ち着くであろう。潔さ、ということだ。



竜馬がゆく(5)/司馬遼太郎

池田屋ノ変、蛤御門ノ変と血なまぐさい事件が続き、時勢は急速に緊迫する。
次々死んでゆく同士を思い、竜馬は暗涙に咽んだ。

「諸事、この眼で見ねば分からぬ」というのが、勝と竜馬の行き方である。現場を見たうえ、物事を考える。身もせぬことをつべこべ言っているのは、以下に理屈が面白くても空論に過ぎぬ、というのが、、この二人の行き方であった。

とにかく、勝には、妖精のにおいがする。そのいたずらっぽさ、底知れぬ知恵、幕臣という立場を超越しているその発想力、しかも時流の脇にいながら、神だけが知っているはずの時流の転轍機がどこにあるかを知っている。

竜馬がいつ来ても鈴虫が生きているように、入念に飼い育てていたものに違いない。心づくしという言葉がある。茶道の言葉である。
「人をもてなす心の働き」という意味であろう。

こういう年少者の熱っぽい語調で語られる報告を頭に入れると、どうも冷静な客観的判断を失うと思ったのである。




竜馬がゆく(4)/司馬遼太郎

志士たちで船体を操り、大いに交易をやり、と聞いたらば倒幕のための海軍にする。
竜馬はついに一隻の軍艦を手に入れたのであった。

どう見事に腹を切るかが、「おれはこんな男だ。」と自分を語る最も雄弁な表現法であるとされた。
だから、武士の家では、男の子が元服する前に、入念に切腹の作法を教える。

筆者は、日本人に死を軽んずる伝統があったというのではなく、人間の最も克服困難とされる死への恐怖を、それを押さえつけて自在にすることによって精神の緊張とびと真の自由を生み出そうとしたものだと思う。その意味で切腹は単にその表れに過ぎないが、その背後には世界の文化史の中で屹立しているこの国の得意な精神文化がある。

北添、人がことをなすには天の力を借りねばならぬ。天とは時勢じゃ。時勢、時運という馬に乗ってことを進めるときは、大事は一気呵成になる。その天を、洞察するのが、大事をなさんとするものの第一の心がけじゃ

一粒、涙の玉が転がると、涙への義理のようなもので、本当に悲しくなってきた。




2009年7月2日木曜日

楊家将(下)/北方謙三

面白い。グングン読み進んでしまった。

宋が大敗して、親征を決意するくだりまで、ずっと宋の視点で書かれているのが、読者としてはドキドキさせられて心憎い演出だった。

そして、終盤では、視点が宋・遼とめまぐるしく変わっていく。
最後の展開を、敵軍の耶率休哥の視点から書かれているのが、秀逸。

もう、とめられませんでした。

解説より、
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北方さんは、
「楊業という男に呼び止められ、書けと命じられているような気がした。」
と、ご自分の霊感(インスピレーション)について語られた。

今まで日本に「楊家将」が伝わらなかった原因は、ひょっとすると、伝説の英雄の魂が、北方謙三という書き手を、ずっと待っていたからかもしれない。

本作は、そんな空想をしたくなるほどの傑作である。
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2009年6月28日日曜日

楊家将(上)/北方謙三

楊家の魂、ここにあり。
宋建国の英雄・楊業とその一族。

それぞれ特徴を持ち、独り立ちした7人の息子を中心とする楊家。
息をつかせずに、一気に読んでしまう。
特に、戦のシーンは文章から伝わる臨場感があって、止まらなくなってしまいます。

北平寨で、四郎が耶律休哥の赤騎兵を中心とした200兵に攻められたあと、楊業と六朗の騎馬隊とともに易州を攻撃し、涿州からの援軍をも蹴散らして遼に打撃を与える。

その後、耶律休哥は、楊業などが帰っていないと思った宋の領土に侵入したが、谷を挟んで楊業と鉢合わせる。
なんだか、鳥肌が立ちました。



2009年6月18日木曜日

世界の日本人ジョーク集/早坂隆

・ハイテク国家像
「不良品を1000個に1つにすること」
ロシア「不良品を1000個に一つというのは、大変困難な条件です。期日にどうしても間に合いません。」
日本「期日に向けて順調に進んでおります。ただ、不良品用の設計図が届いておりません。早急に送付してください。
青いキリン
もしも青いキリンを私に見せてくれたら、膨大な賞金を出そう。
イギリス人:そんな生物がいるかどうか、徹底的に議論を重ねた。
ドイツ人:そんな生物がいるかどうか、図書館へ行って文献を調べた。
アメリカ人:軍を出動させ、世界中に派遣して探し回った。
日本人:品種改良の研究を昼夜を問わず重ねて、青いキリンを作った。
中国人:青いペンキを買いに行った。
技術者の違い
ロシア:我が国では、機密性を試すために、猫を一晩車の中に入れておきます。次の日に猫が車の中にいれば、機密性は十分だと判断します。
日本:我が国では、機密性を試すために、猫を一晩車の中に入れておきます。次の日に猫が窒息死していたら、機密性は十分だと判断します。
ソ連の工場での話
始業時間10分後に来る人:怠慢で逮捕
始業時間10分前に来る人:西側のスパイで逮捕
始業時間ちょうどに来る人:日本製の時計を持っているに違いないから逮捕
最先端技術オリンピック
アメリカは直径1ミリのグラスファイバーチューブを作り、ドイツへ送った。
ドイツはチューブの内側に細いワイヤーを通し、香港へ送った。
香港は、さらに細いワイヤーを通し、日本へ送った。
日本は・・・香港チームのワイヤーに「MADE IN JAPAN」と刻印を彫った。
新製品の4段階
アメリカの企業が新製品を開発する。
ロシア人が「自分たちは同じものをもうすでに30年前に考え出していた。」と主張する。
日本人がアメリカ製以上のクオリティのものを作り、輸出し始める。
中国人が日本製のものに似せた偽物を作る
女性国家論
18〜20才:アフリカまたはオーストラリア。まだ手つかずの魅力溢れる大地。それは訪問者に感動を与える美しさである。
21〜25才:中国またはインド。成長期に歩くには将来の大いなる夢と希望を抱いている。
26〜30才:アメリカまたは日本。国土は隅々まで開発され、成熟期を迎えた政府は自由貿易を標榜する。現金と車を多く持つ相手であれば、貿易はより積極的なものとなる。
31〜35才:ブラジルまたはメキシコ。蒸れるほどの熱を持っていて、そこにあるのはまさに情熱である。
36〜40才:フランスまたはアルゼンチン。長きにわたる激しい戦闘により国土の半分ほどが痛んでいるが、それでもまだ訪れるものの数は少なくない。
41〜50才:ロシアまたはバルト三国。国は開かれているのに、訪れるものは少ない。
51〜60才:イラクまたはユーゴスラビア。戦いに敗れ、政府は過去の失敗にとりつかれている。大規模な再建工事が必要であるが、その費用は莫大なものとなりそうだ。訪れようとするものはよほどの変人である。
61〜70才:イギリスまたはモンゴル。過去の栄光ばかり思いふける日々。出てくるのは諸国征服の昔話ばかりである。未来はない。
・お金持ちの国
アメリカ=独善的、傲慢、自慢好き
イギリス=紳士、堅苦しい
ドイツ=真面目
フランス=好色、グルメ
イタリア=情熱的
ロシア=酒好き、ものがない
ユダヤ=狡猾、金儲けが巧み、議論好き
ポーランド=愚か者
スコットランド=ケチ、抜け目がない
ギリシャ=絶倫、男色
日本人=金持ち
電球ジョーク
電球を新しいものに変えるのに何人のポーランド人が必要か?
5人。一人が椅子の上に立って電球を持ち、4人が椅子を回す。
日本の不況
折り紙銀行=倒産(fold)
相撲銀行=倒産(belly)
盆栽銀行=支店を縮小(branch)
カラオケ銀行=捨て値で売られている(go for a song)
神風銀行=株価は暴落(nose-dive)
空手銀行=人員削減(chop)

・勤勉な人々

無人島にて
ある時、大型客船が沈没し、男2人と女一人という組み合わせで、各国の人々が無人島に流れ着いた。
イタリア人・・・男二人が女を巡って争いを続けた
ドイツ人・・・女は男のひとりと結婚し、もう一人が戸籍係を勤めた
フランス人・・・女は男のひとりと結婚し、もう一人と浮気した
アメリカ人・・・女は男のひとりと結婚して子供が生まれたが、その後に離婚し、真剣を争うために、もう一人の男に弁護士役を頼んだ。
オランダ人・・・男二人はゲイであり、結婚した。女は無視された。
日本人・・・男二人は、女をどう扱ったらよいか、東京本社に携帯電話で聞いた。
ブラジル人・・・3人で楽しそうにカーニバルを始め、飽きることなく踊り続けた。
ロシア人・・・女は愛していないほうの男と結婚し、3人で果てしなく嘆き悲しんだ。

・日本人的アイデンティティ

集団主義
豪華客船が沈みかけたとき、
アメリカ人、「飛び込めばあなたは英雄ですよ。」「飛び込んだときの保険はかかっている」
イギリス人、「飛び込めばあなたは紳士ですよ。」
ドイツ人、「飛び込むのがこの船の規則となっています。」
イタリア人、「飛び込むと女性にもてますよ。」
フランス人、「飛び込まないでください。」
日本人、「みんな飛び込んでますよ。」
有能な議長
インド人を黙らせ、日本人を喋らせるものである。
アジア最低の英語力
あるとき、ホワイトハウスに日本政府からバイアグラが一万ケースも送られてきた。なぜか?
「アメリカの選挙で深刻な問題が生じている」というニュースを聞いたから。
遅刻の対処法
国際的な会議で、遅刻してしまい、持ち時間が半分になったときの対応
アメリカ・・・内容を薄めて時間内に収める。
イギリス・・・普段通りのペースで喋り、途中で止める。
フランス・・・普段通りのペースで喋り、次の人の時間に食い込んでもやめない。
ドイツ・・・普段の2倍のペースで喋る。
イタリア・・・普段の雑談をカットすれば、時間内に収まる。
日本・・・遅刻はありえない。
・神秘の国日本

人生
最高の生活
「アメリカで給料をもらい、イギリスの住宅に住み、中国人のコックを雇い、日本人を妻にすることさ」
最低の生活
「中国で給料をもらい、日本の住宅に住み、イギリス人のコックを雇い、アメリカ人を妻にすることさ」
・歴史・政治・外交

軍隊比較
世界最強の軍隊
アメリカ人の将軍、ドイツ人の参謀、日本人の兵
世界最弱の軍隊
中国人の将軍、日本人の参謀、イタリア人の兵
日本を怒らせる方法

中国
「わが国は潜水艦で日本の領海を侵犯した。それでも日本は攻撃してこなかった」
韓国
「わが国は竹島を占領した。それでも日本は攻撃してこない。」
ロシア
「わが国はもう永きに渡って、北方領土を占拠している。それでも日本は攻撃しない。」
北朝鮮
「そんなこと簡単です。核兵器を日本に使いましょう。」
アメリカ
「無駄だね。それはもうやったもの。」

・世界で活躍する日本人アスリート

メジャーリーグの不思議
ヤンキースファン「ヤンキースの四番が日本人だ何て、なんかチーム名と合わないね。」
「そんなの、たいした問題ではないと思うがね」とインディアンズのファンが言った。
こんな人も居る
紅茶の嫌いなイギリス人
対人恐怖症のイタリア人
空手のできない日本人
自転車に乗れない中国人
踊りの苦手なブラジル人
サンタクロースを信じないフィンランド人
日本人のうそ
不況だと言うのに、グランドキャニオンは日本人旅行者だらけではないか。
忍者はもう存在しないというのに、シアトルに居たではないか。
グローバリズムとは?
イギリス王室に居た女性がエジプト人と故意に落ち、パリでドイツ製の車に乗っていたところを、日本製のバイクに乗ったフランス人のパパラッチに追い回され、その結果起きた事故のこと。
・新たなるニッポン像

日中の仲
日中の仲は最悪だと聞いていたパキスタン人が、日本の中華街を見て、驚いた。
「日中の仲が悪いなんてうそだ。パキスタンにインド街があったら廃墟になっている」

イギリスの哲学者、フランシス・ベーコンの言葉、「冗談は、しばしば真実を伝える手段として役立つ」



2009年6月7日日曜日

急に売れ始めるにはワケがある/マルコム・グラッドウェル

ヒットを作るには、膨大な予算が必要というわけではありません。小さな変化が大きな結果を生むのです。本書は流行現象をクチコミによる感染と捉え、そのメカニズムを説き明かします。
「少数者の法則」「粘りの要素」「背景の力」は、マーケティングに興味を持つ人には、必須の知識。

先見性溢れる「ティッピング・ポイント」。
あるアイディアや流行もしくは社会的行動が、閾値を超えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間のこと。

ティッピング・ポイントの世界とは、予期せぬものが予期されるものとなる世界である。

・少数者の法則
80対20の法則。
これはどのような状況にあっても、「仕事量」のほぼ80%はそれに関わった人の20%によって達成されるという考えである。

マスコミが発達し、数百万ドルもの資金を投じた広告宣伝が珍しくない現代においても、クチコミが人間の意思疎通の最も重要な形式であることは間違いない。
食事・映画・洋服、あなたがお金を気前よく使うとき、友人の薦めで決断を下す場合がどれくらいあるだろうか?

見るグラムはほとんどの手紙が、相手に届くまでに、5段階か6段階経ていることを発見した。この実験から、関係の6段階分離という概念が産まれた。

- コネクター
社会的に河の役割を果たす。
関係の6段階分離説は、全ての人が自分をのぞく全ての人とちょうど6段階で繋がっていることを意味しているのではない。ごく少数の人がわずかな段階でその他全ての人と繋がっていることを意味する。
残る人々はこの特別な少数者を通じて世界と繋がっているのである。
どんな職種の人にも、友人や知人を作る並外れたコツを体得している一握りの人がそこかしこにちりばめられている。
例えば、コネクターは、豊かな人脈を形成するための直感的で自然な才能のようなものが備わっている。彼は過剰に社交的な人ではない。人に取り入ろうとする態度が見え見えのやたらに愛嬌を振りまくような人ではない。彼はむしろ観察家だ。

人とのつきあいを持続するようにして居るんだよ。
切手を集める人のように、知人を集めている。

ロッドスタイガーが全ての俳優と競演している俳優といえるのは、俳優として関わることができる様々な業界、サブカルチャー、隙間産業を股にかけ、レベルの違う仕事を縦横無尽にこなしてきたからである。

この人達は、可能性を見ているのだ。我々はつい忙しさに紛れて自分が知り合いになりたい人だけを選び、うさんくさい人や何年もあって居ない人などを捨ててしまうが、コネクターは全てを受け入れているのである。
弱い絆の達人。

- メイヴン
データバンクの役割を果たす。
どうすれば良い買い物ができるかが分かったら、それを他人に教えたがっている。
クチコミによる伝染を指導させるための膨大な知識と社交的技術が備わっている。

- セールスマン
説得する技術を持ったグループ
影響力の強い個性があるということは、他人を自分のリズムに引き込み、相互作用の流れを支配する力があるということなのだ。
カリスマ的な人だけが自分の感情を相手に感染させることができるのである。

私たちは、互いに似ているから友人になるだけでなく、同じ活動をしていることからも友人になる。

・粘りの要素
メッセージをより感染性の強いものにするにはどうしたらよいか、製品やアイディアをより多くの人に届けるにはどうすればいいか。
コミュニケーションの難しい部分は、つまるところ、あるメッセージが相手の一方の耳から入って、もう一方の耳から出て行かないようにするところにある。
つまり、記憶に粘り着く。

・背景の力
集団で居ると責任感が薄れ、行動を起こす人が少なくなる。
何かを語るときにそれを取り巻いている状況のほうが、語られた内容よりも重要になる場合があるのだ。
ヘッドホンの聴取試験だと行って、頭を左右と上下に振る被験者と、動かさない被験者の授業料値上げに対する意見の違い。


・粘りの要素
相手に覚えてもらおうと思ったら6回は繰り返さなければならないというのは、鉄則。金の箱というアイデア(広告に金の箱を書き込み、コマーシャルでその意味を宣伝する)というアイデアは、視聴者に粘りの要素を与えた。
情報提示の仕方にさりげなく、しかし有意義で実践的な情報を付加する。
セサミ・ストリートの製作背景、粘り測定装置(目線、実験)幼児は、ある事柄が2つの名前を持つことに困難を覚える(相互排他性)ブルース・クルーズの繰り返し効果、幼児の学習過程(理解と予測)に沿った番組作り。
・背景の力感染は、それが起こる時と場所の条件と状態に敏感に反応する。看守と囚人の実験、決定要因が一掃されるような状況が存在する。正直さのような特徴は、背景に大きく左右される。性格は、背景によって決まる。困った人を助ける実験、善きサマリア人を主題にした学生か否かではなく、急いでいるかいないかによって決まる。
・150の法則という背景脳の大きさは、グループの規模によって、決まってくるという説。霊長類の新皮質率と集団生活規模の関係から、人間は150という数字が割り出される。150以下であれば、規範なしでも同じ目標が達成できる。仲間内でのプレッシャーは、上司からの管理構造よりもはるかに強力。
・商品はどのように感染するのか?高度に専門化されたアイディアや製品を、一般の私たちにも分かりやすく説明してくれる翻訳者が重要。何か新しいことを始めるイノヴェータを発掘し、彼らの流行や考えを主流派に分かりやすく落とし込む。主流派の言葉を、主流派のために翻訳しては感染は終わる。
・自殺と喫煙喫煙は決してかっこよくない。タバコを吸う人がかっこいいのだ。感染要因と、習慣に粘る要因は異なる。喫煙をやめさせるためには、習慣に粘る要因のティッピングポイントを探し、変化を促せばよい。
・ティッピングポイントを押せば、世界は傾くその場しのぎのバンドエイド的な処理を侮ってはいけない。バンドエイドは、最低限の努力と時間と費用で、問題を解決してくれるという最善の策だ。自分の努力を一点に集中する。世界は直感とは一致しない。

2009年5月19日火曜日

会社に人生を預けるな/勝間和代

日本人は、リスクを取ると言う訓練を金融以外でほとんどしていないのに、金融だけでリスクをとれといっても、それがどういうことか分からないのだ。

親から
「危ないことをするのはやめなさい」
「自分でそう思うなら、失敗しても良いから自分の思うとおりにやってみなさい」といわれて育つかでは大きな違いが生まれるでしょう。

整理解雇の四要件
1.人員削減の必要性があること。
2.解雇回避の努力を行っていること。
3.整理基準と人選に合理性があること。
4.解雇手続きに妥当性があること。


・会社に人生を預けるな
これまで、日本では会社は単なる働き場にとどまらず、所属する社会であり、福利厚生であり、自分たちの階級や生涯賃金を決めてしまうところでした。小作農・奴隷制に近い。
南北戦争は、奴隷が人権上の問題のある制度だから内戦が起こったというものではなく、雇用主福利厚生を含めた扶養義務を受ける従業員といった視点で見ると、奴隷を抱えているコストを負担しきれなくなったというのが現実。
終身雇用が有効なのは、次のような前提が必要。
1.勤めている会社の業績が成長を続けること。
2.今の会社で十分な能力開発ができること。
3.会社は従業員に対して十分に報いてくれること。
幸福度の推移。
外資系はなぜ給料が高いかというと、日本と違って雇用に流動性があるから。
経済はネズミ講である。
「全ての経済は、バブルに通じる/小幡」

・リスク・リテラシーを磨く
80%で生活する。
リスクマネジメントとは、過度の変動を抑えることでもあるのです。
仕事だけに限らず、自分の子供の成長だけが生きがいとか、夫の出世だけが生きがいとか、自分のシュミだけが生きがいとなると、もしそのバランスが崩れたとき、にっちもさっちも行かなくなります。
それよりも、自分にはこの仕事もある、社会貢献もしている、家族に対する貢献もある、自分のシュミもあるといった形でバランスよく管理していると、もし何かの原因で一箇所にリスクが生じた場合でも管理がしやすくなります。
金融の運用は余裕資金で行う必要がある。
食品の表示を見て、リスク管理。摂取するときに生まれるリスクを理解しておく。

リスク管理とは、日常的な行動範囲に入ってくる物事に対して、管理する対象物の損失幅をコントロールすること。
そして、リスクは決してゼロにならない。

リスク分散の習慣化。


・「お上」に人生を預けるな

日本のヒーロー像。
水戸黄門、銭形平次、ウルトラマン、仮面ライダー、○○船隊・・
圧倒的に「お上」で占められている。

アメリカのヒーロー像。
スーパーマン、スパイダーマン、スタートレック・・・・
市民によって多く占められている。

すなわち日本において、私たちを守ってくれるヒーローというのは、政治家であり、官僚であり、、警察であるということが心象風景としてあることが分かります。
逆に言えば、私たちが私たち市民の手でリスクを管理するという発想があまり無かったということを示しています。

日本の仕組みでは、弁護士にしろ、官僚にしろ、政治家にしろ、リスクを果敢にとる人ではなく、与えられた問題を粛々とこなしていくタイプの人たちがどんどん支配層の地位に上り、日本を支配しているという構造が読み取れます。
「お上」リスクを取り、リスクを上手に管理する人たちではないのです。

所得の再配分や格差の是正において、決して民主的ではありません。

自己責任論ではなく、「お上」にだけ頼るのはやめよう。
お肉屋さんで買うのではなく、パッケージングされたお肉を買うようになり、リスク感覚が鈍るのは当たり前。

アメリカの場合、仏教で言うところの因果応報や、他人に対してなぜ貢献しなければならないのかとか、彼らはモラル教育を、教会を中心とした教育と学校教育、家庭教育で徹底的に受けて育ちます。

これはリスクマネジメントという観点から見た場合、非常に優れたシステムです。

・21世紀のパラダイムシフト
「なるべく、化粧品など余計な手入れはしないこと。それより、正しい食生活、睡眠、運動を心がけること。」です。
エステに行くということも、自分の皮膚管理の責任を相手に預けてしまうという行為になります。

本来のリスク教育とは、家庭内教育の分野になります。やはり、普段の親の言動や、親がどのようにそのリスクをマネージしているのか、あるいはリスクとリターンの関係をどのように教えるのか、ということの蓄積になるのです。
肝は、「将来に対する想像力」

よりよく生きるために何が大事かというと、やはり自分が自分の力でリスクをコントロールできることを理解することだと思います。

0.2%の日々の改善が、一年間で二倍の効果を生む。
いきなり転職のような大きなリスクをとる必要はありません。身近なちょっとしたリスク、たとえば日常の通勤炉を変えてみたり、いつもとは違うランチを頼んでみたり、いつもより少し冒険度の高い服を選んだりすることでいいのです。



2009年5月10日日曜日

イタリア人の働き方ー国民全員が社長の国ー/内田洋子 シルヴィオ・ピエールサンティ

この本では、15人のイタリア人経営者の紹介をしている。
確かに素晴らしい経営者たちだが、それよりもイタリアという国について、新たな側面を知れたのが、私にとっては大きい。

  人口5700万人の国で、法人登録が2000万社。国民全員が社長の国・イタリアの底力。
  現在、イタリアでは、新生児より新企業の数のほうが多い状態である。

まず、始めにこれを見て驚いた。2000万社・・・単純に計算すると、約3人に1人が社長。
個人的に調べてみると、日本の法人登録は、300万社弱だそうだ。

この数は世界でも例を見ないほど、圧倒的な数らしい。
イタリアは、中小の零細企業が支えているという国なんだ。


生きることは、楽しいことでなければならない。人生を満喫したい。そういった享楽優先が、ときには怠惰に見える場面を生むのかもしれない。しかし<自分の持つ価値観を優先する>ということと<怠惰>は、やや異なる。
人生を楽しむために、お金は必要不可欠である。お金は、ふつうは働いて手に入れる。よって、イタリア人は働くのである。それはもう、懸命に働く。人生を楽しむために。

「イタリア人は、規則を守らない」これも確かにあたっている。イタリア人には、無政府主義的な血が流れている。ローマ帝国が崩壊して以来1500年余り、イタリア半島を支配してきたのは、統治能力のない、頼りにできない統治者や政府ばかりだった。
そうした長い歴史の中で、上にたつものは当てにできない、自分たちで頑張るしかない、という思いがイタリア人の意識に強く刻み込まれたのである。

人を驚かせることが好きなイタリア人は、感動を生むために、観客席に座って鑑賞するより、たとえ失敗の危険を犯してでも舞台の上に立つほうを選ぶ。

「事業を起こした理由は、自分だけの独創的な企画を実現したかったから。会社の活動を通して自分が生活する地域社会の環境をより高めたい」

・イタリア一の靴磨き
俳優のロベルトベニーニは、「短期間にこれだけの成功を収めることができたのは、ロザリーナは、ただ靴を磨くだけではなくて、客の気持ちまでピカピカに、まるで新品同様に美しく磨き上げてくれるから」と絶賛する。
「靴磨き名人探しはやめて、私が名人になることにするわ。」
一足を続けてはかないこと。履かない靴は、木型を入れて休ませる。
靴には足からの熱や、湿り気が移ります。これを木型はきちんと吸収して、皮革を元の状態に戻すのです。
臆面も無く申し上げますが、自分が女性に生まれて、そしてそこそこの外見に恵まれているのを、私は最大限に利用します。女性だからこそ母のように妻のように、客の心に静かに入って、聞き役になって上げられるのだと思います。
・ヴェネツィア一の水上タクシー運転手
どんなお客でも、料金はもちろん常に一律です。私は仕事を始めてこのかた半世紀、常に澄み切って綺麗な仕事をする姿勢を貫いてきたことに誇りを持っています。
・パーソナル・ショッパー
次々と買い物を重ねるという行動は、自分に対する深い愛情があり、他人にも愛情を与えたいという気持ちの表れでもあります。注意しなければならないのは、贈り物を買うことで愛情を得ようとしてはならないこと。贈り物をもらったらすぐに返礼しなければならないというような押し付けになってはならないのです。
相手に負担を感じさせないためには、高額で大げさな贈り物をしてはならない。贈り物の進化は価格に関係なく、根底にある愛情、気持ちであることを忘れてはなりません。
・イタリアの鉄打ち名人
手がさかさまにつ自分の店を開こうと決意する。けられて運ばれてきた彫像を見て、父と私は大慌てで責任者だった建築羽化に連絡しましたが、彼は逃げたのです。私たちは思案した挙句、鉄を打ってぶどうのつたを作り、豹皮のマントの上から手にかけて蔦が柔らかく垂れ下がり、手先を包み込んでいるように見せたのでした。
・絵画修復の魔術師
私がついていたのは、貧乏な家に生まれたということ。
・自転車界のフェラーリ
療養中にコルナーゴはプロのサイクリストとしての将来は断念し、その代わりに
有望な選手に、「貸しておくから」といって、素晴らしい自転車を贈る。
その後、レースで優勝するようになってからも、一切お金を受け取ろうとはしませんでした。
・年間生産量1500本の幻のハム
必要以上に高い価格はつけません。私がハム作りにかける手間隙に対する評価分と、上質の原材料代が組み込めればそれでいい。
・世界最高のラガー・ビールメーカ
現在、目なぶれあのブランドの所有者は、イタリアのメーカー<フォルスト・ディ・メラノ>になっていますが、けっして会社や製品の現状を変えない、というのが売却の条件でした。
・フィアット社の切り札の女性エンジニア
あらゆる物の仕組みを知るのが好きでした人形を買ってもらっても、その顔つきよりも、寝かせると目を閉じる仕組みのほうが気になるような子供だったのです。
・世界一美しいカシミア製品メーカー
会社の経営の第一目的を、人間としての尊厳を保つこととしているのである。
ただ利益を出すことだけが目的でない。私はk、自分が作る商品を通して夢を広めたいのです。
普通の経営者なら、利益が出たらすぐに別荘を建てたりするだろう。ところが、事業利益は社員の住居や労働空間の環境を向上させるために還元する。
・家業を売り払い、ゼロからスタートした玩具メーカ
ジオマグ。ジオマグやスーパーマグは、子供の創造性を高めて、工作能力の向上を助けるのに非常に有効と絶賛している。
<あなたたちはみんな、ヤギ同然の頭しかない。島民がそんなあなたたちに従っていれば、サルデーニャは永遠にヤギの島から抜け出すことは無いだろう>
玩具購買量は、アメリカ一国だけで、世界の残りの国全部をあわせた量に上ります。
・板金プレス業界のリーダー
夫は仕事場で事故にあい、怪我をして入院することに成りました。なのに会社の経営者は、入院中に夫を見舞いにすら来なかったのです。
社長の経営方法は、人材の少数精鋭主義にある。必要最低限の人数にスタッフを絞り込み、幹部とも工員とも家族同様のごく密接した濃い関係を築きあげる。
子供たちは、賢明で向上心にあふれています。大学に進んでも、しっかりと勉強していい成績を収めたに違いありませんでした。それを私は、自分のおろかな恐怖心のために妨げてしまった。人生をもう一度やり直せるのなら、何はさておき、子供たちを大学に進学させてやりたいですね。
・世界一のシェアを誇るスポーツ用ネットメーカ
私たちの船作りの哲学は、美しさと伝統、文化の究極を作ること。こうした船を生み出すためには、20年の修行が必要だと思います。
・悪魔祓いの第一人者
エクソシストの製作の際、コンサルタントとして現場へ呼ばれました。映画に登場するシーンなど、実際に見てきた恐ろしい光景とは比較になりません。
カネは、悪魔の大使です。悪魔祓いをするために金を要求するようなものは、まさに悪魔の代理人です。
・世界一のパパラッツィ



2009年4月29日水曜日

この世で一番大事な「カネ」の話/西原恵理子

生まれる場所を人は選ぶことができない。
だとしたら、ねぇ、どう思う?
人って、生まれた環境を乗り越えることって本当にできるんだろうか?

みっともないから、やめなさい。母親からそういわれるのが本当に嫌いで、言われるたび、「この人は体裁や世間体ばっかり気にして、何にも分かっていない。」って心のそこから反発していた。

最下位の人間に、勝ち目なんてないって思う?
でもね、最下位の人間には、最下位の戦いってもんがあるんだよ。

お父さんが死んで、自分だってこの先どうやって生きていくのか分からないときだったのに、そうやってかき集めた全財産百四十万円のうち、百万円を私に手渡してくれた。
「これで東京に行きなさい」

プライドで飯が食えますかっての!
私に言わせるなら、プライドなんてものはね、一銭にもならないよ。

ひとつの仕事が次の仕事を呼んで、仕事の道ができていく。
だから私は思うのよ。才能って、人から教えられるもんだって。

今、じぶんっがいる場所が気に入らなくって、つらい思いをしてる子だって、その「いやだ」って気持ちが、いつか必ず、きっと、自分の力になる。

あからさまに馬鹿にされたら、ふつうは心が折れちゃうけど、あとで漫画に描けると思えばオイシイったらありゃしない。
大事なのは、単に金があるってことじゃない。働くこと。働き続けるってことが、まるで自家発電みたいに、私がその日を明るく頑張るためのエンジンになってくれたのよ。

「負けてもちゃんと笑っていること」これはギャンブルのマナーの基本中の基本。
ギャンブルって言うのはどうやって勝つかじゃない。負けたときにどう切り返すかだ。

魚のにおいがするお金。それはものを作った対価としての金。その日働いた対価としてのカネだよね。

手で触ることのできない、ただの情報みたいに見えてしまうカネと、そういうにおいや手触りのあるカネとでは、なにがどうちがうんだろう?
やっぱり、カネの重み、カネのありがたみってものが違ってくるんじゃないかって思う。

若いうちに、このお金は今日一日稼いだ稼ぎだと実感できるような体験を積んでおくことが凄く大事だと思う。

みんなで外でご飯を食べたのに、自分だけ食事代を払わないで、知らん顔してる子もいる。払わないで住むんなら、払わないに越したことがないという態度で、自分からは絶対に出そうとしない。でも、財布の中に払えるだけのお金がないわけじゃないのよ。あれって何だろうね?
「損したくない」ってことばかり考えていると、人って、ずるくなるんだよ。少しでも人より得しようって思うから「だったら、ずるしちゃえ」っていう気持ちが出てきてしまう。
そういう意味では、「女の子なんだから、おごられて当然よね。」っていう文化があるよね。私はれもどうかと思ってる。
うちのお父さんなんて、私が男の子と会う日には、「おごられるくらいならお前がおごれ!」って、お小遣いを余分にくれたりした。

「アルバイトと世界放浪は、男の子の必修科目だからね!」って、今のうちからいってあるんだよ。
男の子は外の釜の飯を絶対に食べなきゃいけない、アルバイトをしてできるだけいろんな仕事を経験して、外の世界の大人からたくさんしかられてきなさい、って。

そんな不安定な時代に「旦那から愛される」ことだけを担保に生きていくなんて、危険があまりにも大きすぎる。人の気持ちと人の金だけは、あてにするな。

自分が稼いだこの金は、誰かに喜んでもらえたことの報酬なんだ。そう実感することができたら、それはきっと一生の仕事にだってできると思う。

働けることの幸せ、働く場所があることのありがたさについて、考えてみたことがありますか?
「餌をもらって生きる」だけじゃ牛や馬と同じになってしまう。人でなくなってしまう。
そうじゃなくって、やっぱり「働くことができる」「働ける場所がある」ってことが、本当の意味で、人を「貧しさ」から救うんだと思う。



2009年4月28日火曜日

断る力/勝間和代

この本を2時間後に読み終わったとき、そして、「断ること」を能動的に始めたそのときから、あなたの生産性は何倍にも、何十倍にも向上するのです。
ただし、「断る力」は大変強力な武器であるため、扱いもとても慎重に行わなければなりません。撫養にやたらに断るのではなく、どういうところでは断り、どういう場面では逆に歯を食いしばって引き受けてベストを尽くすべきなのか、その判断能力をこの本をきっかけに、みなさんの生活の中で培っていってほしいと思います。
同調傾向は悪いことばかりではありません。相手を気遣い、空気を呼んでチームワークをとることができます。
しかし、同調傾向が高い人は、うつ病になりやすいとの筑波大学の松崎一葉教授の研究もあります。

2軸に分ける
努力を惜しむ・惜しまない
評価を他人に預ける・自分に預ける

あなたはシゾフレ人間か、メランコ人間か。和田秀樹さん

・「断る力」の効力を知る
全ての人はエスパーではないのだから、言葉でコミュニケーションしない限り、分かり合えない。
指示を出したときに質問が少なすぎる。受身の姿勢では断るための材料すら、判断して、考えて、用意することすらできないのです。
事実なんてない。あるのは認識だけだ。

自分が正しければ、いつかは周りが認めてくれる。
自分さえしっかりしていれば、最終的に周りが助けてくれる。
そんなことはない。

アサーティブの4つの柱
1.誠実(自分の気持ちに気づいて、ごまかさないこと)
2.率直(気持ちや要求を伝えるときは、相手にきちんと伝わる形で行うこと)
3.対等(自分を卑下したり、相手を見下したりしないこと)
4.自己責任(自分の行動の結果を全て、自分で引き受けること

自分の評価の軸がある人/他人に評価をゆだねてしまう人
努力が成果に結びつくことを信じる人/努力を重んじない人

うつ病になりやすい・負け組み・ストレスなく成功しやすい・体育会系

断る力を持たないと、言われることをこなすだけの子供サッカーになる。
高学歴な人間は、良い意味でも悪い意味でも、環境適応性が高い。

私たちが24時間365日、全ての人たちに良い顔をして、相手の望むように行動して、相手に成果を出し続けるそういうことができるでしょうか?
全ての人に好かれる必要はない。

嫉妬のコントロールを行うには、自己肯定感を持つしかないのです。
嫉妬されるようになったら、それを自分の才能が伸びてきた証拠だと考える。

なにか活躍したい、大きなことを成し遂げたいと思った場合には、嫌われるリスクを果敢にとらないと、そのリターンは確保できないことになります。

相手を軽蔑している感じ
相手を嫌っている感じ
相手に対する絶対的な無関心

を出さないように心から努力をする。

特定の人たちに後ろ指を指されることを恐れて、これまであった突出したやる気を失うこと。
私たちが相手からどのように対応してほしいか、取り扱ってほしいかは、私たちの言動が相手に教えている。

・自分のゆるぎない軸を持つ
自己評価が正しくない人は、転職しても高い確立で失敗する。
自分の得意・不得意な分野を明文化すると、不得意な分野で秀でている人がいても、嫉妬や落ち込んだりすることが少なくなる。
他社にどう移っているのかを情報として仕入れて、自分としては自分をどのように評価するのか、あくまでもその判断材料に使う。
「自分の軸」を持つのは30台前半までに。


・相手への建設的な影響力を発揮する。私たちが、自分が正しくて相手が間違っている、というのはあくまで、私たちの認識です。
空気を読んだ上で、相手のことを無視できる力を持つ。
上司は思いつきでものを言う。
日本人は、何も考えずにいわれたことに対して、従うという思考の癖がついている。
断る力が自己確信を強める。

・「断る力」で自分と周囲の好循環を作る
断る力を持たないということは、
自分の世界に閉じている。
自分の成長機会を放棄している。

全ての人に好かれるのは不可能
全ての相手に真剣な係わり合いを求めるのも不可能
だからこそ、
互いが生まれ持った素質をなるべく発揮する関係性を築けるのか、この人であれば長い間、お互いを高めあえるという最愛の人を探し続けることが、他者を尊重しながらも断る力をつける最良の方法なのかもしれません。



2009年4月10日金曜日

「起きていることはすべて正しい/勝間和代」

ハイブリッドめーるhttp://hbm.post.japanpost.jp
ネット上からテキストを送って送り先を指定すると、普通の封書の郵便物をオンラインから出せるサービス。
行動が早くなる。

オーラというのは、メンタル筋力のあらわれ。
1.行動力がある
2.性格が良く、応援したくなる
3.ディープスマート力がある
4.新しいことに興味が強い
5.全てを客観視する習慣がある

迷ったときには、とりあえず新しいこととか、よりリスクが高めなことをやってみる。
ごく単純な発音の違いを、しつこいくらい基礎の発音練習をネイティブの先生と繰り返し行う。

スポック博士の育児書、定本 育児の百科
育児をすることで、セルフエスティーム、自己肯定感が芽生える。

メンタル筋力度自己診断
A脳内フレーム120%活用力(5)
B即断即決力(3)
Cパーソナル資産力(2)
D人間関係力(5)

メンタル筋力を鍛える心構え
1.うれしがりすぎない、悲しがりすぎない
2.現状を多面的な視点から受け入れる
3.メンタル筋力が強い友人と付き合う
4.利他の精神を養う
5.小さな成功体験を積み重ねる
6.失敗の芽をあらかじめ摘んでおく
7.能動的に考える時間を増やす

自分が考えている自分と、人から見られている自分をなるべく狂わないようにしておく
どうやって無意識、潜在意識で処理されてしまうプロセスを自分の味方につけるか
日常的にネガティブな言葉を使わないこと

成長パスの土台となるNLP
NLPについては、内容を疑う人が多く、また全ての問題やパフォーマンス改善が必ずしも、NLPだけで解決しないのも事実。
しかし、その仕組みを知っていることは決して無駄にならないはず。
オススメ本
「神経言語プログラミング」
「リフレーミング」

マインドマップは、概念の固まり(スキーマ)をグラフ化することで、顕在意識だけでなく潜在意識に対してのアクセスをしやすくなること。

両親を持たない人たちーー25人に一人という恐怖(ソシオパス)

努力はすべきだと思います。しかし、大事なことは、むやみやたらに努力するのではなく、正しい部分に集中して努力をすることなのです。

自分のやりたいことを良く理解し、相手にハッキリ伝えていくことで、だんだん自分が望まない仕事が減ってくるのです。

なかなか改善が進まない人については、「自分の能力を過大評価していて、失敗したときに全て原因が自分以外にあると思いこむ思考習慣」があることなのです。

相手が何に困っているのだろうと言うことに集中し、自分ができる範囲で他人の問題を取り除くにはどうしたらいいかを考えることで、本質的な解に近づくことができます。

「売れる仕組み」を作る3つの要素
1.少数の目利きに対してきちんと浸透する
2.記憶に粘ること
3.環境が後押しする


パーソナル資産、
経験・・・時間は平等だが、濃度は違う。できるだけ色々な人にあって、新しい経験をする仕事をすることをオススメします。
技術・・・「無意識レベルにまで高めることができた能力」
お金・・・将来に投資することができるお金
人脈・・・どれだけ周囲の人に恵まれているか。

決断とは、「これまでとは違う状態に自分を変えること」
新しい経験やアイデアは人とのコミュニケーションの量で産まれてきます。
本を読むことが大事
普段からなるべく自分の体験について、勇気を持って新しいこと、違うことをやってみることが大事です。

「起きていることは全て、自分に対するメッセージ、あるいは何らかのチャンスとして受け止めよう。そして、そのメッセージを分析し、そこに対して自分の持っているパーソナル資産を正しく割り当て、使い切り、最大の成果になるように行動を続けよう。」

成功とは、「自分の能力を最大に発揮することで、周りの人の助力を得ながら、自分の好きなことを達成し、それで他の人に貢献できること」

職場に限らず、ちょっとしたコミュニティでもメーリングリストを活用することで、相手を気持ちよく褒めることができる。

アサーティブの基本は、情報を包み隠さずに共有し、互いに知恵を出し合って、共同で問題を解決していこうという発想です。

上昇志向と言うよりは、毎日を楽しく、自分の力を最大限に発揮しようとする志向が、結果敵意に上昇志向に見える。

「勝間和代だからできた」のではありません。ほんのちょっとした考え方の違い、習慣の違いであり、また、技術の違いでも誰もができることだと確信しています。